概要
mImageViewer は、大量の画像を快適に閲覧するための Windows 11 向け画像ビューワーです。 GPU アクセラレーションを使ったサムネイルグリッド表示と、SQLite ベースのサムネイルキャッシュにより、 同じフォルダを再度開いたときは瞬時に表示されます。
旧来の 32bit ビューワー「ViX」にインスパイアされ、現代の環境に合わせて Rust でゼロから実装しました。
主な機能
高速サムネイルキャッシュ
SQLite + WebP でサムネイルを保存。2回目以降は再デコード不要で瞬時に表示。キャッシュ生成ポリシーは Off / Auto / Always から選択可能。
フルスクリーン表示
画像をクリックすると別ウィンドウでフルサイズ表示。前後の画像をプリフェッチ。マウスを上部に移動でファイル情報を表示。
アニメーション再生
アニメーション GIF・APNG をフルスクリーンでそのまま再生。
動画サムネイル
MP4・AVI・MKV などの動画ファイルもサムネイル表示。ダブルクリックで外部プレイヤー起動。
RAW / HEIC / AVIF 対応
Windows の WIC (Windows Imaging Component) を活用し、各種 RAW・HEIC・AVIF・JPEG XL・TIFF を表示。
フォルダツリー巡回
Ctrl+↑↓ で深さ優先でフォルダを順番に移動。大量フォルダの一括確認に便利。
お気に入りフォルダ
よく使うフォルダに名前を付けて登録。ツールバーからワンクリックで移動。一括キャッシュ作成にも対応。
カスタマイズ可能なツールバー
列数・縦横比(7種)・ソート順・お気に入りの各セクションを個別に表示/非表示。項目単位でもフィルタ可能。
ZIP アーカイブ対応
ZIP ファイル内の画像をフォルダ構造ごとブラウズ。展開不要でそのまま閲覧。
サムネイル画質設定
キャッシュのサイズと品質を A/B 比較プレビューで視覚的に調整。容量と画質のバランスを自分で決められる。
対応フォーマット
静止画(内蔵デコーダー)
JPEG (.jpg / .jpeg)、PNG (.png)、GIF (.gif)、WebP (.webp)、BMP (.bmp)
静止画(WIC 経由)
以下のフォーマットは Windows の WIC (Windows Imaging Component) を利用してデコードします。 対応する WIC コーデックがシステムにインストールされている必要があります。
| フォーマット | 拡張子 | 必要なコーデック |
|---|---|---|
| HEIC / HEIF | .heic, .heif | HEIF 画像拡張機能(Microsoft Store / 通常はプリインストール) |
| AVIF | .avif | AV1 Video Extension(Microsoft Store) |
| JPEG XL | .jxl | JPEG XL Image Extension(Microsoft Store / Windows 11 24H2 以降) |
| TIFF | .tiff, .tif | 標準搭載(追加不要) |
| RAW(各社カメラ) | .cr2, .cr3, .nef, .nrw, .arw, .srf, .sr2, .raf, .orf, .rw2, .pef, .dng, .iiq, .rwl, .ptx | Raw Image Extension(Microsoft Store) |
アニメーション
アニメーション GIF (.gif)、アニメーション PNG (.png)
動画(サムネイル表示のみ)
MP4、AVI、MOV、MKV、WMV、MPG / MPEG
ZIP アーカイブ
ZIP ファイル (.zip) をフォルダと同じように開き、中の画像をブラウズできます。 内部のフォルダ構造も再現されます。
自動除外されるファイル
macOS / iPhone から USB メモリ等を経由してコピーした際に生成される
AppleDouble メタデータファイル(._*)は自動的に除外されます。
これらのファイルは拡張子が画像と同じですが、中身はメタデータのためデコードできません。
使い方
起動と基本操作
mimageviewer.exe をダブルクリックして起動します。
画面上部のアドレスバーにフォルダパスを入力して Enter を押すか、
グリッド内のフォルダをダブルクリックして移動します。
サムネイルグリッド
フォルダを開くと、サブフォルダが先頭に、続いて画像・動画がグリッド表示されます。 初回読み込み時はバックグラウンドでデコードが行われ、2回目以降はキャッシュから即時表示されます。
- Ctrl + マウスホイール:列数をリアルタイムで増減
- マウスホイール:スクロール(行単位でスナップ)
- クリック:アイテムを選択
- ダブルクリック:フォルダを開く / 画像をフルスクリーン表示
フルスクリーン表示
画像をダブルクリックすると別ウィンドウでフルサイズ表示されます。 左右の画面をクリック、または矢印キー / マウスホイールで前後の画像に移動できます。
ツールバー
アドレスバー下のツールバーから、列数・サムネイル縦横比・ソート順・お気に入りをワンクリックで変更・移動できます。 変更は即座に反映され、設定は自動保存されます。 「設定」→「ツールバー…」で、表示するセクションや個別項目をカスタマイズできます。 すべて非表示にするとツールバー自体が消え、グリッドが広く使えます。
お気に入り
「お気に入り」メニュー → 「このフォルダを追加…」で、表示名を付けて現在のフォルダを登録します。 登録後はメニューとツールバーの両方からワンクリックで移動できます。 「編集」ダイアログで表示名の変更・並び順の変更・削除が可能です。
フォルダを開く
「ファイル」→「フォルダを開く…」から、パスを入力してフォルダを開けます。 アドレスバーを非表示にしている場合でも、この方法でフォルダを移動できます。 タイトルバーには現在開いているフォルダのパスが常に表示されます。
キーボードショートカット
グリッド表示
| キー | 操作 |
|---|---|
| ↑ ↓ ← → | アイテムを選択移動 |
| Enter | フォルダを開く / 画像をフルスクリーン表示 |
| Backspace | 親フォルダへ移動 |
| Ctrl+↓ | 次のフォルダへ(深さ優先) |
| Ctrl+↑ | 前のフォルダへ(深さ優先) |
| Ctrl+マウスホイール | 列数を増減 |
フルスクリーン表示
| キー / 操作 | 操作 |
|---|---|
| → または ↓ | 次の画像へ |
| ← または ↑ | 前の画像へ |
| Escape | フルスクリーンを閉じる |
| Ctrl+↓ | 次のフォルダへ移動してフルスクリーン終了 |
| Ctrl+↑ | 前のフォルダへ移動してフルスクリーン終了 |
| マウスホイール | 前後の画像に移動 |
| 右半分クリック | 次の画像へ |
| 左半分クリック | 前の画像へ |
| 右クリック | フルスクリーンを閉じる |
| 画面上部にカーソル → ✕ | フルスクリーンを閉じる |
設定
メニュー > 設定
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| サムネイル列数 | 2〜10列から選択 |
| サムネイル比率 | 16:9 / 3:2 / 4:3 / 1:1 / 3:4 / 2:3 / 9:16 の 7 種から選択 |
| ソート順 | ファイル名順 / 数値順(自然順)/ 更新日昇順 / 更新日降順 |
| キャッシュ管理 | 古いキャッシュ削除・全削除・容量確認 |
| サムネイル画質 | A/B 比較プレビューで長辺サイズと WebP 品質を調整 |
| キャッシュ生成設定 | Off / Auto / Always の 3 段階ポリシーと自動判定のしきい値 |
| ツールバー | ツールバーに表示するセクション・個別項目をカスタマイズ |
| 統計 | 読み込み時間・ファイルサイズ・フォーマット別の分布をリアルタイム表示 |
| 環境設定 | 並列読み込み・プリフェッチ・VRAM 上限などの詳細設定 |
環境設定の詳細
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 並列読み込み | Auto(CPU コア数 / 2)または手動で 1〜64 スレッドを指定 |
| フルサイズ先読み(前方 / 後方) | フルスクリーン中に先読みする前後の枚数(各 0〜50) |
| サムネイル先読み(ページ数) | サムネイルグリッドで前後に何ページ分を GPU に保持するか |
| GPU メモリ上限 | サムネイルの GPU メモリ使用量を VRAM の何 % に制限するか(安全ネット) |
| アイドル時高画質化 | スクロール停止後にキャッシュ由来のサムネイルを元画像から差し替え |
| 空フォルダスキップ上限 | Ctrl+↑↓ で画像のない空フォルダを連続スキップする上限数(1〜10) |
キャッシュ管理
「設定」→「キャッシュ管理」から以下の操作が行えます。
- 指定日数以上更新されていないキャッシュの削除
- すべてのキャッシュを削除
- キャッシュの合計フォルダ数・容量の確認
サムネイルの長辺サイズと WebP 品質は「設定」→「サムネイル画質…」から A/B 比較プレビューで調整できます。
%APPDATA%\mimageviewer\cache\ 以下に WebP 形式で保存されます。
動作環境
- OSWindows 11(64bit)
- GPUDirectX 12 対応グラフィックカード(wgpu バックエンド使用)
- メモリ4GB 以上推奨
- ランタイム不要(単体 exe、インストール不要)
ダウンロード
mimageviewer.exe を任意のフォルダに置いて実行するだけで使えます。設定は
%APPDATA%\mimageviewer\ に保存されます。アンインストールはファイルを削除するだけです。
ライセンス
mImageViewer はフリーソフトウェアです。個人・商用を問わず無料でご利用いただけます。 再配布・改変はご遠慮ください。
本ソフトウェアの使用により生じたいかなる損害についても、作者は責任を負いません。