この説明は EffeTune (作者: Frieve-A) の公式ドキュメント (MIT License) を mImageViewer 同梱版に合わせて転載・一部修正したものです。

Visualizer

mImageViewer の音響調整を使用中は、再生中の曲名・アルバム名・アーティスト名と代表画像をこの表示へ自動で渡します。曲名が無ければ拡張子を除いたファイル名を使い、ほかの情報が無ければ空欄になります。画像は長辺1024ピクセルまでで、動く画像は最初の一枚を使います。先に文字を渡し、画像の準備ができたら表示します。音楽は同名画像・MP3表紙、動画は一覧と同じ代表画像を使います。一時停止やシークでは情報を残し、PCでの停止・閉じる・再生終了では消します。リモートは最後の曲が終わっても情報を残し、次曲への切替中は空になることがあります。Edit 中の文字は配置を調整するための見本です。自分で選ぶ背景画像も使用できます。

Visualizerは、EffeTuneで処理した音声を自由に組み合わせた画面に表示します。波形、スペクトラム、時系列のスペクトログラム、ステレオの広がり、音符のスペクトログラムに、ジャケット画像や曲情報を重ねられます。表示を変えても音は変わりません。

開き方と拡大表示

EffeTune 画面のヘッダーにある Visualizer ボタンを選びます。設定 > 環境設定... で起動時の表示にも指定できます。mImageViewer には、デスクトップ版 EffeTune の「表示」メニューやミニプレーヤーはありません。

まずは組み込みのプリセットから選んでみてください。16:9、21:9、4:3、1:1、9:16の比率ごとにデザインが並びます。選ぶと現在のレイアウトが置き換わります。グラフには、エフェクト処理後、音声出力の直前の信号が表示されます。

どの比率にも共通の10種類のデザインがあります。Mastering Console は左右を重ねたスペクトラム、スペクトログラム、ステレオ表示、ラウドネスメーター、セグメント表示のレベルメーターを暗色のパネルに並べています。Spectral Studio は大きな高解像度スペクトログラムと縦向きのバースペクトラムの組み合わせです。Harmony Lab は検出した音をピアノロール形式で表示し、音名の分布をクロマスパイラルで示します。Phosphor Scope はアナログブラウン管のような緑の輝きでオシロスコープとステレオ表示を描きます。Hi-Fi Deck はオーディオ機器の蛍光表示管のように、セグメント表示のスペクトラムとレベルメーターを映し出します。Vintage VU は、ウォールナットの枠に収めた、背面から照らされるクリーム色の目盛り板を持つ2台のVUメーターで左右のチャンネルを表示します。Now Playing はぼかしたアルバムアートを背景に、アルバムアート、曲情報、スペクトラムバーを表示します。Neon Pulse は低音に合わせて背景が脈打つ、映り込み付きのネオン調バースペクトラムです。Phase Galaxy は位相マップを、光りながら回転する星のように見せます。Chroma Mandala はクロマスパイラルを万華鏡のように見せます。

このほかの4種類は、それぞれが最も映える比率にだけ用意しています。Fretboard(21:9、9:16)は検出した音をギターのネック上に示し、ビート表示を添えます。21:9ではネックの上にピアノロール表示も加わります。Power Amp(21:9、16:9)は、黒いアンプのフロントパネルに青く光るVUメーターを並べます。Round Dials(1:1、9:16)は、真鍮の縁に収めた丸型のVUメーターです。Beat Stage(16:9、9:16)は、低音に合わせて膨らむ大きなビートサークルの中に検出したテンポを表示し、ネオン調のスペクトラムバーと組み合わせます。

表示領域にポインターを重ねると ⛶ が現れます。押すと、指定した縦横比を保ったまま EffeTune の表示領域いっぱいに拡大します。端が切り取られることがあります。再度 ⛶ を押すか、Esc で元に戻ります。

レイアウトを編集する

Edit を選ぶと編集できます。変更はすぐ表示に反映され、次回の起動時にも復元されます。名前を付けて残したいときは、プリセットダイアログの 保存 を使ってください。編集するだけでは保存済みプリセットは書き換わりません。

編集画面では左側に全体設定・アイテム一覧・画質、中央にキャンバス、右側に選択中のアイテムの設定が表示されます。

細かく配置したいときは、キャンバスのツールバーの −・+ で拡大・縮小できます。Ctrlを押しながらスクロールすると、ポインターの位置を中心に拡大・縮小します。パーセント表示は編集時の表示倍率(10~400%)です。全体表示 を選ぶと表示枠全体が編集エリアの中央に収まります。表示倍率を変えてもレイアウトの大きさは変わりません。

マウスホイールやトラックパッドで編集エリアをスクロールでき、Shiftを押しながら操作すると横方向に移動します。Spaceを押しながらマウスの左ボタンでドラッグするか、中央ボタンでドラッグすると、自由な方向に移動できます。キャンバスにフォーカスがあるときは、+・− で中央を基準に拡大・縮小し、0 で全体表示に戻せます。スクロールや拡大・縮小は 元に戻す の履歴に入りません。

アイテムを表示枠の外へ移動したり広げたりすると、枠の端で切り取った表現ができます。枠外の部分は編集中も通常の表示でも描かれませんが、選択中のアイテムの輪郭とサイズ変更用のハンドルは編集エリアに表示されます。縮小やスクロールで枠外のハンドルを表示して編集できます。例えば、大きな Shape を枠からはみ出して配置すると、表示の端に接するパネルを作れます。

見出しやメッセージ、リスニングルームの名前を飾るには Text を追加します。テキスト 欄に自由に入力し、改行すると複数行にできます(最大4096文字)。フォント、揃え位置、縁取り、影は Title と同じ設定を使えます。曲が変わっても入力した内容は変わりません。文字サイズは グラフ倍率 とは独立しています。

パネルや枠、マーク、区切り線を飾るには Shape を追加します。形状 で 長方形、楕円、三角形、横向きの 直線 を選べます。楕円の幅と高さを同じにすると円になります。パレットは塗りつぶしの色に使われ、直線では線の色に使われます。塗りつぶしの不透明度 を0%にすると、枠線だけを表示できます。枠線の色、枠線の太さ(0で非表示)、枠線の不透明度 で輪郭を調整します。長方形は 角の半径 で角を丸くできます。太さと半径は画面の大きさに合わせて変わり、グラフ倍率 の影響は受けません。パネルを 最背面へ 移動してグラフの背景にしたり、Glowや時間で変化するエフェクトを加えたりできます。TextとShapeも、他のアイテムと一緒にプリセットや共有リンクに保存されます。

グラフを読み、調整する

Spectrum は周波数ごとのレベルを示し、直近のピークは徐々に下がります。向き は初期設定の 横 では周波数を左から右に、縦 では低音を下・高音を上に表示します。縦では鍵盤が左に移り、レベルは右へ伸びます。表示 は 線 と 棒 を切り替えます。棒 では、バンド数 で周波数範囲を分ける棒の本数を8~128(初期値48)、1目盛りのdB で棒の1ブロックが表すレベル幅を0.5~12 dB(初期値1 dB)に設定します。値を小さくするほど細かい段階で表示されます。0(連続)ではブロックに分けずに棒を描き、ピークは細い線で示します。量子化 は初期状態でオンになり、棒の高さをブロック単位にそろえ、ピークも1ブロックで表示します。レベルの計算値は変わりません。ポイント数 を増やすと近い周波数を分けやすくなりますが、変化への反応は遅くなります。周波数スケール は 対数、低音域をより細かく解析する 対数(HQ)、同じ周波数幅を同じ間隔で示す 線形 から選びます。新しいグラフの初期値は 対数(HQ) です。最大周波数 は周波数軸の上端を 1〜40 kHz(既定値 40 kHz)で設定します。たとえば 20 kHz に下げると、可聴帯域がグラフの幅いっぱいに広がります。スムージング は最大1オクターブの幅で隣り合う周波数をならし、落ち着いた読みやすい曲線にします。初期値の0では細部をそのまま表示します。dB範囲 をより小さい負の値にすると、静かな成分まで表示できます。鍵盤 は音名の目安を加えます。鍵盤の長さ は鍵盤を描く長さを決めます。初期値の100%は実際のピアノの鍵盤の半分の長さで、200%にすると実物と同じ比率になります。軸とグリッド、軸のラベルと数値 は目盛りの表示だけを変えます。これら3つの表示は初期状態でオフです。

Spectrogram は縦方向に周波数を示し、新しい測定結果を時間とともに横へ流します。強い成分ほど選んだパレットで目立つように表示されます。ポイント数、周波数スケール、dB範囲、鍵盤、鍵盤の長さ、最大周波数、軸の設定は Spectrum と同じ役割です。初期値は 対数(HQ) と4096ポイントです。ポイント数を増やすと細部を見やすくなりますが、音の変化が表示に出るまでの時間は長くなります。

Stereo は左右のチャンネルを組み合わせて描きます。軌跡とピークの輪郭から広がりとレベルを、相関とバランスの表示から左右の似かたと偏りを読み取れます。窓幅 は直近の音を何ミリ秒分表示するかを10~1000 msで設定します。短いほど瞬間的な変化を追いやすく、長いほど表示が安定します。軸の設定で目盛りを表示・非表示にできます。ピーク、相関、バランス の設定で、ピークの輪郭と2つのメーターをそれぞれ個別に切り替えられます。3つとも初期状態でオンです。

Level Meter は初期状態で各チャンネルのレベルを−96~0 dBの棒で示します。dB範囲 で表示下限を−144~−48 dBに設定できます(初期値は−96 dB)。向き で初期設定の 横 から 縦 に切り替えられます。1目盛りのdB を0.5~12 dBにすると、Spectrum の 棒 表示と同じように棒をブロックに分け、棒の長さをブロック単位にそろえて、直近のピークを1ブロックで示します。初期値の0(連続)では滑らかな棒を描き、細い線で直近のピークを示します。OVERLOAD はクリッピングを5秒間知らせます。軸とグリッド はdBの線、軸のラベルと数値 はその数値を切り替えます。レベル値 では保持されたピーク値を別に表示できます。ピーク がオフのときは現在のレベルを表示します。これら3つは初期状態でオフですが、OVERLOAD は表示されます。棒の色には 単色、グラデーション、ヒートマップ を選べます。

Oscilloscope は選択した音声チャンネルの波形を時間に沿って表示します。横軸はミリ秒単位の時間、縦軸は振幅です。表示時間 は表示する時間を1〜100 ms(初期値10 ms)で設定します。短い時間では短い変化を詳しく見られ、長い時間ではより長い波形を確認できます。トリガーモード の初期値は 自動 で、トリガーがなくても波形を更新します。通常 では信号が トリガーエッジ で選んだ 立ち上がり または 立ち下がり の方向に トリガーレベル を横切るまで直前の波形を保持します。オフ ではトリガーを使わず、入ってくる最新の波形をそのまま表示し続けます。波形は静止せず、トリガーの設定は反映されません。トリガーレベル は波形を取り込む位置を−1〜1(初期値0)で設定します。ホールドオフ はトリガー間の最小時間を0.1〜10 ms(初期値0.1 ms)で設定し、値を大きくすると短い間隔での再トリガーを抑えられます。表示レベル は振幅の表示範囲を−96〜0 dB(初期値0 dB)で設定します。値を低くすると、小さな振幅の波形も大きく表示されます。垂直オフセット は波形の上下位置を−1〜1(初期値0)で調整し、正の値で上へ、負の値で下へ動かします。軸とグリッド と 軸のラベルと数値 で目盛りとラベルを表示できます。どちらも初期状態ではオフです。波形が繰り返す音を使い、表示が安定しない場合はトリガーのレベルと方向を調整してください。波形は目安として使い、正確な測定には使わないでください。

Spectrum、Spectrogram、Stereo の 入力ゲイン は、そのグラフへ送る信号だけを−24~+24 dBで増減し、再生音は変えません。まず0 dBにし、静かな信号を詳しく見たいときは上げ、グラフが上限に張り付くときは下げてください。

Spectrum、Level Meter、Chroma Spiralの 減衰時間 は、音が小さくなったときに表示が下がる速さを決めます。値は20 dB下がるまでの時間で、0~5秒で設定します。0では音にそのまま追従し、長くするほど表示が落ち着いて読みやすくなる一方、音が下がったことが表示に出るのは遅くなります。Spectrum、Level Meter、Stereoには ピーク(初期状態でオン)もあり、ピークの印または輪郭を表示します。オンのときは、ピークホールド でピークが下がり始めるまでの保持時間を0~10秒、ピーク減衰時間 でその後の下がる速さを20 dBあたり0.1~10秒で設定できます。初期値は、Spectrumが減衰時間0秒・ピークホールド0秒・ピーク減衰時間1秒、Level Meterが3つとも1秒、Chroma Spiralが減衰時間0秒です。Stereoはピークホールド0秒・ピーク減衰時間1秒で始まり、ピークの輪郭がすでに1秒あたり20 dBの速さで下がるため、ピーク減衰時間は1~10秒の範囲でさらに遅くする方向にのみ変更できます。

Spectrum、Spectrogram、Notes、Guitar、Chroma Spiral、Phase Mapでは、グラデーション を選ぶと グラデーションの方向 を切り替えられます。初期設定の 周波数 は周波数や音高に沿って色を割り当て、強度 は弱い信号から強い信号へ色を変えます。好みの配色で信号の強弱を見分けたいときは強度を選んでください。Notesでは、音程履歴は検出の確からしさ、音量表示はノートの音量に応じて色が変わります。放射状 は、信号の透明度を保ちながら、アイテムの中心から四隅へ向かって色を変えます。軸・ラベル・鍵盤の色はそのままです。周波数を選んだNotes、Guitar、Chroma Spiralでは、全範囲 で表示音域全体に色を割り当て、1オクターブ で音名ごとに色を繰り返せます。

パレットを使うその他のアイテムでは、グラデーションの方向 に 直線 と 放射状 を選べます。直線はアイテムに沿って色を変え、Level Meterではバーの向きに沿います。放射状以外では、グラデーションの角度 (°) を−180°〜180°で設定でき、初期値は0°です。正の値で時計回りに回転します。周波数や強度を選んだ場合は、その方向とグラフの配置を回転の基準にします。例えば、横向きのSpectrumでは、周波数の90°は上から下、強度の90°は左から右へ色が変わります。放射状では角度設定が隠れ、元の方向へ戻すと保持していた角度で表示されます。

Notes は検出した音高の変化を時間に沿って示します。音高分解能 は半音単位の 1/12オクターブ と、より細かい 高分解能(1/60オクターブ) を切り替えます。配置 は履歴の向きを変え、表示時間 は見える履歴を1~10秒に設定します。音量 は音高の確からしさに加えて音の強さも表示します。最低音 と 最高音 は解析する音域を設定します。鍵盤 はピアノの鍵盤を表示し、鍵盤の長さ は Spectrum と同じ役割です。鍵盤と軸の設定は初期状態でオフです。

Guitar は、いま鳴っている音を指板上の円で示し、曲の音がネックのどこにあるかを確かめられます。音の検出には Notes と同じ仕組みを使います。チューニング ではギター、ベース、ウクレレのチューニングを選べ、7弦・8弦ギターや5弦・6弦ベースにも対応します。ほかのチューニングにするには、開放弦 に D2 A2 D3 G3 A3 D4 のように音名を入力します。図の下側に描かれる弦から順に、最大10本まで指定できます。最低フレット と 最高フレット で表示するネックの範囲を絞り、カポ でそのフレットにカポを付けます。検出するのはこの設定で弾ける音だけで、同時に検出する音の数も弦の本数までです。同じ音は複数の場所で弾けるため、ポジション表示 で示し方を選びます。すべてのポジション は該当するフレットすべてに印を付けます。押さえ方を1つ は音ごとに弾ける位置を1つ選び、音どうしが別の弦に分かれ、指の開きが小さく、直前の手の位置から離れすぎないようにします。押さえ方1つ+他の候補 は、それ以外の位置も薄く表示します。ラベル は円の中に、シャープまたはフラットを使った音名か、ルートからの 度数 を書き入れます。なし にすると何も書きません。ルートの音には輪が付きます。ルート で特定の音を選ぶと、検出した最低音に追従せずその音に固定され、スケールガイド でそのスケールの音をネック上に輪で表示できます(ルートは塗りつぶし)。検出した音がスケールの内側にあるかを一目で確かめられます。検出しきい値 は、表示に必要な検出の確からしさです。余計な音がちらつくときは上げてください。減衰時間 は、音が止まってから消えるまでの時間を0~2秒で設定します。Note Spectrogram は約40 ms、80 ms、160 ms後に検出結果を補正します。Guitar はこの補正も使い、最初の検出で見落とした音を表示し、誤りとわかった音は減衰時間を待たずに消します。配置 の 横 はタブ譜のように、縦 はコードダイアグラムのようにネックを描きます。音量で円の大きさを変える をオンにすると、Note Spectrogram と同じ 24 dB の音量スケールで、大きな音ほど円が大きく描かれます。最も小さな音でも、円は通常の3分の1の大きさで残ります。フレットレス をオンにすると、フレットレス楽器のようにネックを描き、各音を実際に検出したピッチの位置に描きます。音程が合っていればフレット線の真上に来るので、ビブラートやチョーキング、スライドが弦に沿って滑らかに動く様子がわかります。半音をまたいでも円は1つのままで、ラベルが最も近い音名に変わります。開放弦の音も同様で、ナットの位置が正しい音程です。開放弦より低めの音は、その音を弾ける低い弦があればそちらに表示されます。実際のフレット間隔 をオンにすると、実際の楽器と同じくボディ側ほどフレット間隔が狭くなり、オフにすると等間隔になります。指板の塗りつぶし は指板に色を付けます。オフにするとフレットと弦だけを描きます。ポジションマーク、フレット番号、弦名 は、指板のドットマーク、フレット番号、開放弦の音名の表示を切り替えます。左利き用の向きにするには 左右反転 を使います。

Chroma Spiral は検出した音を1周1オクターブの渦巻きに並べます。表示 で Dots と Fill を切り替え、最低オクターブ と 最高オクターブ で音域を設定します。周波数の傾斜 は周波数による強調、レベル範囲 は小さい音の見え方、表示下限 は表示する最小レベルを調整します。

Phase Map は、Phase Select EQ エフェクトと同じ見方で、周波数成分を左右の位相差またはバランスで表示します。表示を変えても音は変わりません。縦軸は対数の周波数で、明るく大きい点ほど強い成分を表し、点は少し経つと消えていきます。X軸 で横軸を 位相(中央の0°は左右が同位相、両端の±180°は完全に逆位相を示す)と バランス(中央は左右均等、両端は片チャンネルのみ)から選べます。dB範囲 は、その時点で最も強い成分を基準とした相対値で表示する最小レベルを−96〜−24 dB(初期値−72 dB)で設定し、より小さい負の値にすると静かな成分まで見えます。基準レベル下限 は、その基準として使うレベルの下限を−120〜−24 dB(初期値−40 dB。左右両チャンネルのフルスケールの正弦波が0 dB)で設定します。最も強い成分でもこれより小さいときは点が小さく薄くなり、さらに音量が下がると消えるため、無音に近い部分で点が表示され続けることはありません。残像時間 は点が見え続ける長さを0.1〜2.0秒(初期値0.5秒)で設定し、長くするほど軌跡がはっきり残ります。単一の音声チャンネルを選ぶと、すべての点が中央の線上に並びます。軸とグリッド と 軸のラベルと数値 は目盛りとその数値を表示し、どちらも初期状態でオフです。

Analog Meter は、Analog Meter エフェクトと同じ測定で、指針メーターにレベルを表示します。表示を変えても音は変わりません。モード は VU(初期値)、PPM、RMS、Sample Peak、True Peak、Loudness から選び、選んだモードで使う設定だけが表示されます。設定は 積分時間、アタック、リリース、基準レベル、レンジ、PPM スケール、ピークホールド、指針、ターゲット、スケール で、範囲と初期値はエフェクトと同じです。モードごとの指針の動きと目盛りの読み方は Analog Meter を参照してください。初期状態のチャンネルでは2つのメーターが並び、見出しにチャンネル番号が付きます。Loudness では、Momentary、Short-term、Integrated、LRA、最大 True Peak を示すプログラム全体のメーターが先頭に並び、その後にチャンネルごとのメーターが続きます。Integrated、LRA、最大 True Peak は、Visualizerを閉じたり隠したりしたとき、またはチャンネル、モード、指針 を変えたときに最初から測り直しになります。色の種類 は指針の色を決め、グラデーション では選んだ方向と角度に沿って色が変わります。軸とグリッド は文字盤の枠、目盛り、赤い危険域を、軸のラベルと数値 は目盛りの数値、見出し、読みを表示します。このアイテムではどちらも初期状態でオンです。指針、ピークの印、オーバーランプは、この2つの設定に関わらず表示されます。

外観の設定を組み合わせると、アンプ風の直線目盛りや丸窓のビンテージメーターを作れます。変わるのは表示だけで、測定方式と基準レベルは変わりません。

アイテムの大きさが同じなら、レベル、目盛りの曲率、開き角を変えても指針の長さは一定で、針先は常に円弧を描きます。VUモードでは、目盛りの形に関係なく、測定した電圧比に比例して指針の角度が変わります。

Rhythm Analyzer は、Rhythm Analyzer エフェクトと同じ解析で、テンポ、1拍ごとの発音、各パートの走り・もたりを示します。表示を変えても音は変わりません。最低 BPM(40〜192 BPM、初期値40)と 最高 BPM(50〜240 BPM、初期値240)は解析するテンポの範囲を決め、どちらかを変えると解析は最初からやり直しになります。スパン(拍)(4、6、8、12、16。初期値8)は、メインのレーンとエコー行の1行に表示する拍数を決めます。テンポグラム、タイミングレーン(メインのレーン)、エコー行、ビートレンズ は、それぞれの部分を表示するか隠すかを切り替えます。初期状態ではタイミングレーンとビートレンズだけが表示されます。隠すと残りの部分がアイテム内に広がり、パネルが1つでも表示されていればヘッダーの値も表示されます。Metronome Click は Visualizer では使えません。値の選び方と表示の読み方は Rhythm Analyzer を参照してください。縦長のアイテムでは各部分が上から順に積み重なり、横長のアイテムではビートレンズがレーンの横に並びます。Visualizerを閉じたり隠したりしたとき、またはチャンネルを変えたときも、解析は最初からやり直しになります。グラデーション は、選んだ方向と角度に沿って信号・ビートの円・BPM の色を変えます。軸とグリッド は目盛りを、軸のラベルと数値 はその数値と その他のヘッダーの値を表示し、このアイテムではどちらも初期状態でオンです。 ビートの円は表示対象のビートで点灯します。BPMとビートレンズには音から約1〜2秒遅れて確定した解析が現れます。タイミングレーンとエコー行には検出した発音がすぐに現れ、滑らかにスクロールします。最新の位置は推定で、解析が確定すると少し動いて補正されます。確信が弱いと表示が薄くなります。searching では新たなビートの点灯は止まりますが、求まっている解析履歴は消えません。

ビート はアイテムの中央に大きな円を表示し、表示対象のビートごとに1回点灯します。探索中は白抜きになり、すでに検出したビートでは点灯することがあります。BPM は確定した解析のテンポをグラフに重ねて表示し、まだ求まっていない場合はダッシュになります。どちらも初期状態でオンで、軸やパネルをオフにしても表示できます。この2つだけを表示するには、4つのパネルをすべてオフにします。BPMにはTitleと同じ、フォント、文字サイズ、太字・斜体、揃え位置、縦位置、文字間隔、大文字/小文字、縁取り、影の設定を使えます。初期値は文字サイズ96、横・縦とも中央です。

ビートの円 では、円のサイズ で直径をアイテムの短い辺の10〜100%に設定します(初期値90%)。枠線の太さ は0〜20(初期値2)で、0にすると枠線を隠せます。塗りつぶしの不透明度 は点滅が最も明るいときの濃さ(初期値30%)、枠線の不透明度 は枠線の濃さ(初期値100%)を調整します。パレットの色を使う は初期状態でオンです。オフにすると、塗りつぶしの色 と 枠線の色 を個別に選べます。BPMを円内に収める は初期状態でオンで、中央配置のBPMを、文字と縁取り全体が円内に収まる大きさまで必要に応じて縮小します。文字サイズ は上限として使われます。この自動調整をオフにする、ビートの円を隠す、または文字の揃え位置や縦位置を変更すると、通常の文字設定で表示します。

点灯を保つ時間 は、検出した拍の後に塗りつぶしを最大の不透明度で保つ時間を0〜1000 msで設定します(初期値0 ms)。その後、不透明度は指数的に減衰し、透明に近づきます。減衰時間 は、残っている不透明度が約37%になるまでの時間を10〜2000 msで設定します(初期値90 ms)。短くすると素早く消え、長くするとゆっくり消えます。新しい拍を検出するたびに、点灯は最初から始まります。

SpectrumとChroma Spiralの 色の種類 では、固定の 音符の色 と ヒートマップ を選べます。SpectrogramとPhase Mapではヒートマップ、NotesとGuitarでは音符の色を選べます。音符の色は12音の配色を1オクターブごとに繰り返し、時間で変化しません。Spectrumでは音の間の色も滑らかにつながります。Spectrumの 棒 表示では、バーごとに中心周波数に対応する1色を使います。ヒートマップは強い音ほど明るい色で示し、弱い部分は黒く塗らず透明に近づけます。Stereo、Analog Meter、Rhythm Analyzer、文字アイテムでは単色とグラデーションを選べます。

動きと演出を加える

アイテムや背景に演出を追加できます。順序を変えると見た目も変わります。強さ は演出の強さです。Opacity は透明度を変え、動かすと点滅にも使えます。Glow、Outline、Blur は輪郭の強調やぼかし、Trail は残像、Trail Feedback は残像を拡大・縮小、回転、移動させます。Scale Pulse は伸縮、Symmetry は中心周りへの反復、Shake は揺れ、Particles は小さな点の放出を加えます。Ken Burns は背景画像やジャケット画像をゆっくり動かし、Flash は背景を明るくします。Backplate はアイテムの範囲に合わせて、背後へ板状の背景を描きます。塗りつぶしの色、塗りつぶしの不透明度、枠線の色、枠線の太さ(0 で枠なし)、角の半径(0 で角丸なし)、余白(正の値でアイテムの外側へ広げ、負の値で内側へ縮める。0 でアイテムの範囲どおり)を設定でき、強さ で板全体の濃さが変わります。一覧のどこに置いても常にアイテムの背後に描かれ、他の演出で動くことはありません。

Transform は、アイテムや背景の中心を基準に、拡大・縮小、傾斜、回転、移動を組み合わせる演出です。横方向の倍率 と 縦方向の倍率 は、幅と高さをそれぞれ0%〜300%で指定します。100%が等倍で、小さくすると縮小、大きくすると拡大します。回転角度(°) は−180°〜+180°で、正の値は時計回りです。横方向の移動 と 縦方向の移動 は、幅や高さに対して−100%〜+100%の範囲で位置をずらします。正の値では右や下へ動きます。横方向の傾斜(°) と 縦方向の傾斜(°) は−60°〜+60°で形を斜めにします。回転が0°のとき、横方向の正の傾斜では下側が右へ、縦方向の正の傾斜では右側が下へずれます。倍率の初期値は100%、ほかの値はすべて0です。

拡大・縮小と傾斜を加えてから回転し、最後に画面の横・縦方向へ移動します。Transformで変形した部分はアイテムの枠外にも描画されます。Visualizer画面の外には表示されません。強さ の初期値は1で、0なら元の表示、1なら指定した変形になります。Time、Level、Bass に連動させると、元の表示から指定した変形に向かって変化します。まず横方向の倍率120%、縦方向の倍率100%、回転15°を試してみてください。Shake や Scale Pulse と組み合わせると、さらに動きを加えられます。

Trail Feedback の ズーム は、残像が繰り返されるたびに大きさを−2~+2%の範囲で変えます。正の値で拡大、負の値で縮小し、0%で拡大縮小なしです。初期値は+2%です。回転角度(°) で、残像が繰り返されるたびに回る向きと角度を−3~+3°で設定できます。正の値で時計回り、負の値で反時計回り、0°で回転なしです。横方向の流れ は正の値で右、負の値で左、縦方向の流れ は正の値で下、負の値で上へ残像を動かします。両方を組み合わせると斜めにも流せます。1回あたりの流れの範囲はアイテムの幅・高さに対してそれぞれ−1~+1%で、0%ではその方向に動きません。ズーム、回転、流れの大きさは 強さ によっても変わります。

演出は一定の強さにするほか、Time に合わせて変化させたり、音全体の Level や低音の Bass に反応させたりできます。反応の深さ は反応の大きさ、速さ は時間による変化の速さです。まず演出を1つ、弱めに設定して、見やすさを確かめながら増やしてください。例えばスペクトラムにGlow、ジャケット画像に低音連動のScale Pulseを加えられます。

動きが重い場合は表示品質を下げるか、演出を減らしてください。自動 は状況に応じて品質を調整します。

プリセット、共有、バックアップ、音声との同期

プリセットダイアログでは、現在のレイアウトを名前を付けて保存し、読み込み、改名、削除できます。組み込みプリセットはそのまま残ります。設定 > バックアップ / 復元 には、名前を付けたVisualizerプリセットとその背景画像が含まれます。編集中の現在のレイアウトはバックアップに含まれません。Effect Pipelineの共有リンクにもVisualizerのレイアウトは含まれません。

ツールバーの 共有 を選ぶと、現在のレイアウトのリンクをコピーできます。リンクには背景色は含まれますが、背景画像は含まれません。画像ごと渡したいときは バックアップ / 復元 を使ってください。共有したリンクは EffeTune Web アプリで開きます。mImageViewer の EffeTune へ取り込むには、リンクをコピーしてツールバーの リンクを読み込む を選ぶか、Visualizerの表示中にCtrl+Vを押してください。Effect Pipelineの表示中に貼り付けても、Visualizerが開いて適用されます。読み込んだレイアウトは確認なしで現在のレイアウトを置き換えます。元のレイアウトに戻すには、Edit を開いて 元に戻す を選んでください。

mImageViewer の EffeTune 画面には、デスクトップ版のオーディオ設定はありません。音声グラフは EffeTune に渡された音を表示します。リモート配信中は EffeTune の窓が非表示になり、配信を終えると元の表示状態に戻ります。