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明るさ・色を補正する(+表示トリム)

薄暗いスキャン画像を読みやすくしたり、写真の色味を整えたり、余分な余白を表示だけカットして中身を大きく見たり—— フルスクリーン表示中に画面左のパネルを開くだけで、画像全体にリアルタイムで補正をかけられます。 元のファイルは書き換えないので、気軽に触って好みの見た目を探せます。

ℹ️
ここで説明するのは画像全体にかかる補正です。マスクで範囲を決めて部分的にかける補正は、 別チュートリアルの補正レイヤーで部分的に補正を参照してください。

補正パネルを開く

画像・ZIP 内画像・PDF ページをフルスクリーンで表示中に、画面の左端にマウスを寄せると画像補正パネルが現れます (右端は情報パネル、上端はホバーバーです)。「画像補正」タブでスライダーを操作します。 クリック表示モードにしている場合は、左端の呼び出しバーをクリックします。

フルスクリーン左端に表示された画像補正パネル。上部に「画像補正」「表示トリム」「ブックマーク」タブ、書き込み先を選ぶ「標準(共通)」「このページ」のラジオ、「このフォルダの全画像を標準に揃える」ボタン、色調・AI・カラー化・フィルタのタブ、補正モードのラジオ、明るさ・コントラスト・ガンマ・彩度・色温度・レベル補正のスライダーが並んでいる
画面左端に現れる補正パネル(赤枠)。現在の左パネルは「画像補正」「表示トリム」「ブックマーク」の 3 タブで切り替えます。スライダーを動かすと、パネル上部のラジオで選んでいる方(その場所の標準 / このページ)へすぐに反映されます。

スライダーで明るさ・色を整える

次のパラメータをスライダーで調整できます。動かすとすぐにプレビューへ反映されます。

パラメータ範囲効果
明るさ-100〜+100画像全体の明るさを調整
コントラスト-100〜+100明暗の差を強調・抑制
ガンマ0.2〜5.0中間調の明るさを調整
彩度-100〜+100色の鮮やかさを調整
色温度-100〜+100暖色(赤み)↔ 寒色(青み)を調整
黒点 / 白点0〜255レベル補正の入力範囲
中間点0.1〜10.0レベル補正のガンマ

スライダー右の「↩」ボタンで、そのパラメータだけをデフォルト値に戻せます。

補正モードを切り替える

パネル上部のラジオボタンで、手動調整以外の補正モードにも切り替えられます。

自動補正・モノクロ漫画補正を選んでいる間は、手動スライダーは無効になります。

標準設定と、ページ個別の補正

補正には この画像だけの個別設定 と、その場所の標準設定 の 2 段があります。 個別設定があればそれが優先され、無ければ標準設定が使われます。

パネル上部の 2 行のラジオが、いまスライダーがどちらに書き込まれるかを表します。 上段が標準(お気に入りで「標準を分ける」を ON にしていればそのお気に入りの標準、していなければ共通の標準)、 下段が「このページ」です。

💡
個別設定があるページを開くと、自動的に下段の「このページ」が選ばれます。 上段に切り替えると、そのページの個別設定は解除されて標準に従うようになります (やり直したいときは Ctrl+Z)。

お気に入り登録したフォルダの中では、上段の下に 「このお気に入り用に標準を分ける」 が出ます。 チェックを入れると、そのお気に入りだけの標準設定が生まれます。チェックした瞬間はそれまでの標準の内容を 引き継ぐので見た目は変わりません。外せば元の標準に戻ります。 お気に入りに登録しただけでは補正の効き方は変わらないので、安心して登録できます。

ラジオの下のボタンで、今の補正をどの範囲に反映するかを選べます(選んでいるスコープに応じて入れ替わります)。

「このページ」で 「すべてリセット」を使うと、そのページを補正なしにします。「個別設定を解除」は標準に従わせる操作なので、標準に補正が入っている場合は同じ結果になりません。

迷ったときの目安です。上段の「標準」を選んだまま、1 枚で気に入る補正を作り込みます。 その設定がそのまま標準になるので、他の画像を開いても同じ補正が効きます。 特定のフォルダだけに効かせたいなら、そのフォルダをお気に入りに登録して 「このお気に入り用に標準を分ける」にチェックを入れてから調整します。 先に「このページ」で作り込んでしまった場合は、「現在の設定値を標準に反映」で標準へ移せます。 補正を掛けすぎたときは、上段を選んでスライダー下の「すべてリセット」で補正なしへ戻せます。

保存スロットに保存して呼び出す

気に入った補正の組み合わせは、10 個の名前付きスロットに保存しておけます。別のフォルダを開いたときも、 同じ補正をすぐに呼び出せます。

パネル下部の「画像補正保存スロット」欄(1〜0 の10枠)と、スロットに名前を付ける「画像補正保存スロット名」ダイアログ
パネル下部の「画像補正保存スロット」欄(赤枠)。名前を付けて保存すると、Ctrl+数字キーで別の画像にもすぐ呼び出せます。

表示トリム(読むための余白カット)

パネル上部の「表示トリム」タブ(「画像補正」の隣)に切り替えると、画像まわりの余白を 表示だけカットして中身を大きく表示できます。スキャン漫画の白い縁や、周囲に余白の多い イラストを読むときに便利です。切り方は次の 4 つから選べます。

モード効果
トリムなし余白を切らずそのまま表示します(初期状態)
自動余白カット(本全体)画像の周囲の単色余白を自動で検出して切り、中身を画面いっぱいに表示します。余白量はページごとに検出されます
手動設定 + 適用範囲「本全体」今開いている本(フォルダ / ZIP / PDF)の全ページに、手動で決めた余白量をまとめて効かせます。見開き表示では左右ページを別々に調整することもできます
手動設定 + 適用範囲「このページ」今開いているページ用の余白量を保存します。一度決めると、次にそのページを開いたときも同じ余白が自動的に使われます。「本全体」を選ぶと個別設定を解除できます
左パネルの「表示トリム」タブ。トリムなし(選択中)・自動余白カット(本全体)・手動設定の 3 つのラジオボタンが並んでいる
「表示トリム」タブ(赤枠)。まず「トリムなし」「自動余白カット(本全体)」「手動設定」から選びます。「手動設定」にすると、この下に「適用範囲:本全体 / このページ」と余白のスライダーが現れます。これは表示だけの余白カットで、保存・エクスポートした画像には反映されません。
⚠️
mImageViewer には切り取りが2 種類あり、用途が違うので取り違えに注意してください。
  • 表示トリム(このページで紹介):読みやすくするための表示専用の余白カット。元画像も、保存・エクスポートした画像も一切変わりません。
  • 加工用の切り取り:実際に画像を切り出して出力に反映する切り取り。エクスポート(Ctrl+E)やキャプチャ保存(Ctrl+S)で切り出した画像を書き出せます。消しゴム・隠蔽加工・テキスト注釈などと並ぶ加工機能の一つで、加工の流れとあわせて別ページで紹介します。

キー操作の早見表

キーできること
Q / Ctrl+Backspace今のページの個別補正を解除して標準値に戻す
UAI アップスケールモデルをサイクル切替
NAI ノイズ除去の ON / OFF を切替
Ctrl+19 / Ctrl+0保存スロット 1〜10 を今のページに適用
Ctrl+Alt+19 / Ctrl+Alt+0保存スロット 1〜10 をその場所の標準へ読み込み、今のページの個別設定を解除
Ctrl+E補正・加工(加工用の切り取り含む)を反映してエクスポート(書き出し)
Ctrl+S補正・加工を反映してキャプチャ保存フォルダへ保存
ℹ️
補正パラメータの詳しい範囲・スコープの解決順(個別設定 → その場所の標準)・AI アップスケール各モデルの特徴・ ポストフィルタの全プリセットは画像補正リファレンスにまとまっています。 書き出し時のファイル名規則・対応形式・メタデータの扱いはエクスポートを参照してください。
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