画像補正

フルスクリーン表示中に、画像の明るさ・コントラスト・彩度などをリアルタイムで調整できます。 スキャン画像の読みやすさ向上や、漫画のクリーンアップに便利です。 左パネルは「通常ホバー」では画面左端にマウスを寄せ、「クリック表示」では左端に現れる呼び出しバーをクリックすると表示されます。「画像補正」タブで補正を操作できます。

縦連結・横連結でも、左パネルの「画像補正」「表示トリム」「ブックマーク」を利用できます。 編集対象はシークバーが示す現在ページで、左パネルを開いている間は枠線で表示されます。見開きでは選択した左または右のページだけが対象です。 消しゴム・補正レイヤー・隠蔽加工・切り取り・テキスト注釈・エクスポートはページ単位表示でのみ利用でき、連結表示中は各アイコンにマウスを重ねるか、対応するショートカットを押すと理由が表示されます。

ℹ️
このページでは、画像全体へ最終表示段でかかる「画像補正」を説明します。 マスクで範囲を指定する局所的な編集は、別ページの 補正レイヤーを参照してください。

2 つのスコープ

補正パラメータは この画像の個別設定その場所の標準設定 の 2 段で解決されます。 個別設定があればそれが使われ、無ければその場所の標準設定が使われます。

「場所」は次の 2 種類だけです。

お気に入りは既定で OFF です。お気に入りに登録しただけでは補正の効き方は変わりません。 ON にしたお気に入りだけが独自の標準を持ちます。

お気に入りを入れ子に登録している場合(例:G:\picsG:\pics\AI の両方を登録)は、 ON になっているお気に入りのうち最も深いものの標準が使われます。 OFF のお気に入りは素通りするので、内側が OFF で外側が ON なら外側の標準が効きます。 ZIP / PDF を開いている場合も、ZIP / PDF ファイル本体がお気に入り配下にあればその標準が適用されます。

お気に入り自体を削除した場合、そのお気に入りの標準設定は失われ、配下は共通の標準に戻ります。 お気に入りを再登録しても以前の標準は復活しません。

画像を切り替えたとき、そのページに個別補正があれば右上に「ページ補正適用」のトーストが一瞬表示されます(個別設定がない場合は何も出ません)。 補正パネル上部の 2 行のラジオが、今どちらのスコープが効いているかを示します。 サムネイル一覧では個別設定のあるページの左上に青い「補」バッジが表示されます。

補正パネルの操作

左右パネルの呼び出し方は、上部バーの ボタン、I または Tab で「通常ホバー」と「クリック表示」を切り替えられます。 通常ホバーでは画面左端にマウスを寄せ、クリック表示では左端に現れる呼び出しバーをクリックすると補正パネルが表示されます。

パネル上部の 2 行のラジオで、スライダーの書き込み先を選びます。

初期選択は、そのページに個別設定があれば「このページ」、無ければ上段になります。 個別設定があるページで上段を選ぶと、そのページの個別設定は解除されて標準に従うようになります(Ctrl+Z で戻せます)。

お気に入り登録したフォルダの配下にいるときは、上段の下に 「このお気に入り用に標準を分ける」 チェックボックスが表示されます。

同じチェックボックスは、お気に入りダイアログの「標準設定を分ける」列からも操作できます。

ラジオの下のボタンは、選んでいるスコープに応じて入れ替わります。

スライダー下の 「すべてリセット」 は、いま選んでいる方(標準 / このページ)の補正値を、すべて初期値(補正なし)に戻します。 「標準」を選んで押せばその標準が補正なしになり、「このページ」を選んで押せばそのページだけが補正なしになります。

「個別設定を解除」は、そのページの個別設定を削除して標準に従わせる操作です。 標準に補正が入っている場合、「すべてリセット」は補正なしに、「個別設定を解除」は標準の補正が効いた状態になります。

アクションボタンの下は「色調」「AI」「カラー化」「フィルタ」の 4 つのタブに分かれています。 タブを切り替えても、上部のスコープ選択と操作ボタン、下部の保存スロットは常に表示されたままです。

U キーで AI アップスケールモデルのサイクル切替、N キーで AI ノイズ除去の ON/OFF も行えます。 操作カスタマイズでは、自動や各モデルへ直接切り替えるキーも追加できます。 現在効いているスコープ(個別設定 → その場所の標準)がそのまま更新され、 トーストにどこへ設定されたかが表示されます。

見開き表示中の補正

見開きで 2 ページを並べて表示しているときは、補正パネル上部に「左ページ」「右ページ」の 切替ボタンと、片側の補正値をもう片側に転写するコピーボタンが表示されます。 左ページと右ページは別々のページとして扱われるので、それぞれに違う明るさ・色補正・ ポストフィルタを設定できます。

コピーは Ctrl+Z で取り消せます。コピーした結果がその場所の標準と同じになる場合は、 個別設定として保存せずに自動でフォールバックに任せるので、無駄な個別レコードは増えません。

保存スロット

補正パネルから 10 個の名前付きスロットに補正パラメータを保存できます。 気に入った補正設定を保存しておき、別フォルダでも呼び出して使えます。

標準を書き換えたとき、同じ一覧にまだ個別設定を持つ画像が残っていると、 「(他 42 枚は個別設定のまま)」のように残り枚数が表示されます。個別設定は標準より優先されるので、 この表示が出ているあいだ、その枚数分の画像は標準を変えても見た目が変わりません。 上段の「標準」を選んでから「このフォルダの全画像を標準に揃える」を押すと、標準に従わせられます。

補正パラメータ

補正パネルのスライダーで以下のパラメータを調整できます:

パラメータ範囲説明
明るさ-100〜+100全体の明るさを調整
コントラスト-100〜+100明暗の差を強調・抑制
ガンマ0.2〜5.0中間調の明るさを非線形に調整(対数スライダー)
彩度-100〜+100色の鮮やかさを調整
色温度-100〜+100暖色(赤み)↔ 寒色(青み)を調整
黒点 / 白点0〜255レベル補正の入力範囲
中間点0.1〜10.0レベル補正のガンマ(対数スライダー)

補正モード

補正パネル上部のラジオボタンで、補正モードを切り替えられます:

自動補正 / モノクロ漫画補正を選択中は、スライダーは無効化されます。

AI ノイズ除去

補正パネルの「AI ノイズ除去」チェックボックスで、JPEG 圧縮ノイズ(ブロックノイズ・モスキートノイズ)を AI で除去できます。標準設定・個別設定のいずれでも ON/OFF を切り替えられ、アップスケールと組み合わせて使用できます (ノイズ除去が先に実行され、その結果に対してアップスケールが適用されます)。

ノイズ除去は「環境設定 → 全体設定 → AI 機能」が「高画質」のときだけ実行されます。 「なし」または「軽量」では保存済みのチェック状態は保持されますが、実際の処理は行われません。

画像サイズが環境設定で指定した閾値以上の場合、その画像では実行されませんが、 設定自体は編集できます(後から別の画像や標準設定として利用するため)。

AI アップスケール

補正パネル下部で、AI アップスケールのモデルを選択できます(標準設定・個別設定のどちらでも設定可能)。 補正とアップスケールは同時に動作し、補正済みの画像に対してアップスケールが適用されます。

「自動 (画像タイプ判別)」は画像の内容から最適なモデルを自動で選びます。 特定のモデル(写真 (質感保持)高速汎用 など)を使いたい場合は、手動で選択してください。

「環境設定 → 全体設定 → AI 機能」が「軽量」の場合は、使用できるモデルが 高速汎用漫画 (トーン保持) に制限されます。自動判別では漫画を 漫画 (トーン保持)、それ以外を 高速汎用 に割り当てます。 「高画質」ではすべてのモデルを選べます。保存済みの重いモデル設定は軽量モード中も削除されず、 高画質へ戻すと再び有効になります。

画像サイズが環境設定で指定した閾値以上の場合、その画像では実行されませんが、 モデルの選択自体は可能です。

シャープ化

補正パネルの「シャープ化」スライダー(0〜100、0 = OFF)で、表示画像の輪郭を強調できます。 輪郭の強い部分を中心に効かせるスマートシャープ方式のため、平坦な部分のノイズや紙目、 明暗境界のフチ浮き(ハロー)を強調しにくいのが特徴です。目安は 25 で弱め、50 で標準、75 で強め、100 が最大です。

AI モデルによる復元処理ではなく計算式によるシャープ化なので、どの環境でも同じ結果になります。 他の補正と同じく、その場所の標準にもページ個別にも設定できます。

処理の適用順序

複数の補正・効果を同時に有効にした場合、画像は以下の順序で処理されて表示されます。 消しゴム、補正レイヤー、隠蔽加工は元画像に近い解像度で先に合成され、その後に画像補正、AI、ポストフィルタが最終表示として乗ります。 テキスト注釈(吹き出しなど)はいちばん上(最前面)に重なり、ポストフィルタの影響を受けずに描画されます。

  1. 元画像(読み込んだそのままの画像)
  2. 消しゴム補完(マスク領域を MI-GAN で消去・補完。E キーで起動)
  3. 補正レイヤー(マスク付きの局所補正。専用ページを参照)
  4. 隠蔽加工(モザイク等)(マスク領域にモザイク / 白塗り / 黒塗り / ぼかし。 Ctrl+M で起動)
  5. 画像補正(明るさ・コントラスト・彩度・色温度・レベル補正などのスライダー操作)
  6. AI ノイズ除去 / AI アップスケール(設定に応じて最終画像へ適用)
  7. シャープ化(輪郭中心のスマートシャープ。AI 適用後の画像に掛かる)
  8. カラー化(モノクロ画像の階調着色。スクリーントーンの濃淡変換を含む)
  9. Creative LUT(3D LUT による色の作り込み)
  10. ポストフィルタ(CRT / 減色 / モノクロ / 複合エフェクト)
  11. テキスト注釈(吹き出し・メッセージウィンドウ・装飾テキスト・スタンプを最前面に重ねる。Ctrl+T で起動。専用ページを参照)
  12. 切り取り(最終段。補正パネルヘッダーの切り取りアイコンから範囲を指定すると、表示では範囲外が暗く表示され、コピー / 書き出し時に実際に切り取られます。自動クロップで四辺の単色余白を検出して範囲を設定できます)

消しゴム補完、補正レイヤー、隠蔽加工、テキスト注釈は元画像を書き換えません。確定後も編集・削除でき、 加工済み画像として保存したい場合は Ctrl+E、または補正パネルのヘッダー右側にある 処理順アイコン列のエクスポートアイコンでエクスポートします。

左パネルの「表示トリム」タブは、読むための表示専用の余白カットです。 ここでいう「切り取り」とは別機能で、出力画像やエクスポート結果には反映されません。

カラー化(モノクロ画像の階調着色)

補正パネルの「カラー化」タブでは、モノクロのマンガやスキャン画像へ、 暗い部分から明るい部分へ順に色を割り当てて着色できます。 限定色で刷った本のような見え方にしたいときや、白黒のスキャンに雰囲気を加えたいときに使います。

「モノクロ画像を階調カラー化」にチェックを入れると有効になります。 設定はページ個別にもその場所の標準にも保存でき、 10 個の保存スロットにも含まれます。フルスクリーンの最終表示へ適用する機能のため、 サムネイル一覧には反映されません。

ページを移動したときにカラー化がまだ終わっていない場合は、 着色前の画像を途中表示せず、直前の単ページまたは見開きをそのまま保ちます。 処理が長引くと中央に「カラー化中…」と表示され、完成後にページ全体が切り替わります。

適用する画像を選ぶ

カラー化プリセット

プリセット内容
4色刷り(従来互換)暗い部分を青、明るい部分を橙系に振る限定色印刷のような仕上げ
肌色(従来互換)中間〜明るい部分を肌色寄りの暖色にする穏やかな仕上げ
カスタム色と強さを指定した制御点を 2〜10 個並べて、自分で階調を作る

プリセットの下には「階調プレビュー」が表示されます。 上のバーがカラー化前の明るさ、下のバーが現在の設定を反映した色で、 画像を切り替えなくても仕上がりの傾向を確認できます。

カスタムパレット

「カスタム」を選ぶと、制御点の一覧が表示されます。上から順に、暗い部分から明るい部分へ割り当てられます。

元画像の明るさを保持

制御点の下にあるスライダーで、着色後も元の明るさをどれだけ残すかを決めます (0〜100%、初期値 100%)。3 つのプリセットすべてに効きます。 0% にすると色そのものの明るさを使うため、全体の明暗が平坦になりやすくなります。

以前のバージョンのポストフィルタ「疑似カラー」は、この値が 0% の状態に相当します。 引き継いだ設定は当時の見た目を保つため 0% のままですが、 「4色刷り(従来互換)」「肌色(従来互換)」を新しく選び直した場合は初期値の 100% で始まります。 昔とまったく同じ見え方にしたいときは、この値を 0% にしてください。

スクリーントーン濃淡変換

マンガのスクリーントーンは、細かい網点の集まりで濃さを表現しています。 そのまま着色すると点ごとに色が分かれてしまうため、 着色する前に網点を平らな濃淡へ変換できます。

方式内容
OFF変換しません(初期値)
高速(縮小平均)いったん縮小してから濃淡を求めます。大きな画像でも速く、細部は少しなめらかになります
弱(局所平均)周囲の明るさをならす処理を 1 回かけます。網点を少しだけなじませたいとき向け
強(ガウシアン)同じ処理を 3 回重ねます。より広く、なめらかに濃淡へ変換します

カラー化設定保存スロット

タブの下部にある 1〜4 のボタンで、カラー化の設定だけを保存・呼び出しできます。 数字ボタンで読み込み、💾 ボタンで現在の設定を保存します。 明るさ・彩度・AI・ポストフィルタなど他の設定は書き換わらないので、 着色の好みだけを切り替えたいときに使えます。 補正パネル全体の 10 個の保存スロットにも、カラー化の設定は含まれます。

以前のバージョンでポストフィルタの「疑似カラー(4色刷り)」「疑似カラー(肌色)」を 設定していたページ・お気に入り・保存スロットは、見た目を保ったまま自動でこのカラー化へ移ります。 移った設定は当時と同じく「すべての画像」に掛かる状態(「モノクロ系画像だけに適用」がオフ)で、 「元画像の明るさを保持」は 0% です。

それらのポストフィルタへ割り当てていたキーやゲームパッド操作は、 そのまま「4色刷り(従来互換)」「肌色(従来互換)」の呼び出しとして動きます。 ただし、キーから新しく有効にした場合はカラー化の初期状態、つまり 「モノクロ系画像だけに適用」がオン、「元画像の明るさを保持」が 100% で始まります。

消しゴム・隠蔽加工・分析モードの間は、ポストフィルタと同じくカラー化も一時的に外れ、 元の明暗で表示されます。編集の境界を見やすくするためです。

Creative LUT

補正パネルの「フィルタ」から、環境設定で登録した Creative 3D LUT または組み込みプリセットを選べます。 「適用量」で元の表示とLUT適用後の表示を混ぜる割合を調整でき、0%では元の表示、100%ではLUTの効果をそのまま表示します。

LUTの選択と適用量は、明るさやコントラストと同じくページ個別設定・その場所の標準・保存スロットへ含まれます。 フルスクリーンの最終表示へ適用する機能のため、サムネイル一覧には反映されません。

LUTファイルの追加・表示名変更・登録解除は、環境設定 → 表示 → LUT で行います。 ここで使うLUTは、通常表示できる画像へ好みのルックを加えるCreative LUTです。カメラのLog映像などを表示色へ変換する入力LUTとしては使用しないでください。

ポストフィルタ (レトロ系表示エフェクト)

補正パネル下部の「ポストフィルタ」ドロップダウンから、レトロゲーム風の表示エフェクトを選べます。 ドット絵や PC-98 / ファミコン時代の画像に雰囲気を加えたいときに便利です (写真や一般的なイラストに適用すると劣化して見えるので通常は「標準」のままで OK)。

グループプリセット効果
基本標準(補間あり)フィルタなし。拡大時も輪郭を保ちながらなめらかに表示(デフォルト)
ニアレスト(補間なし)拡大時の補間を切ってドット感を維持。ピクセルアート向け
シャープ拡大写真の拡大をくっきり表示。等倍や縮小時の見え方は標準と同じ
アニメ塗り拡大線画やイラストの拡大をくっきり表示。等倍や縮小時の見え方は標準と同じ
CRT ブラウン管CRT シンプルスキャンライン + RGB シャドウマスクでブラウン管風
CRT フル(歪み+bloom)シンプル + 樽型歪み + 明部のにじみ
CRT アーケード太めのスキャンライン + 高輝度。ゲームセンター筐体風
減色・ディザ
(色数昇順)
1bit ディザ白黒 2 階調 (Bayer ディザ)
GameBoy(緑4階調)4 色の緑階調に減色。初代 GameBoy (DMG) 風
PC-98(16色・適応)各画像から最適な 16 色を median cut で選出。実機のアナログモードと同じ挙動
ゲームギア(32色・12bit)12bit 色空間 (4bit/ch) から 32 色を適応選択。リッチな携帯機
ファミコン(52色・固定)NES ハードウェアパレット (約 52 色) + ディザ。肌色がなく色が大きく変わるのが特徴
メガドライブ(61色・9bit)9bit 色空間 (3bit/ch) から 61 色を適応選択。各チャンネル 8 段階の階段状階調が特徴
MSX2+(256色・GRB)SCREEN 8 の 256 色固定パレット (GRB 3:3:2)。青が粗いのが特徴
スーパーファミコン(256色・15bit)15bit 色空間 (5bit/ch) から 256 色を適応選択。高精細、微かな階調バンディング
複合プリセット
(非液晶 × CRT)
ブラウン管のファミコンファミコン減色 + CRT シンプル
ブラウン管の PC-98PC-98 適応 16 色 + CRT シンプル
ブラウン管の MSX2+MSX2+ 256 色 + CRT シンプル
ブラウン管のメガドライブメガドライブ 61 色 + CRT シンプル
ブラウン管のスーパーファミコンSFC 256 色 + CRT シンプル
カラーグレーディング
(写真向け)
セピア古写真風の暖色モノクロ
モノクロ(ニュートラル)ITU-R BT.601 輝度そのまま
モノクロ(冷調)青みの影、冷たい雰囲気
モノクロ(暖調)茶みのあるセピアより薄めの仕上げ
暖色調 / 寒色調全体を +R / +B に寄せたシンプルな温度補正
Teal & Orange(シネマ調)影を青緑、ハイライトを橙に振る映画風グレード
Kodak Portra 風落ち着いた彩度・柔らかい肌色・暗部 lift のフィルム調
Fuji Velvia 風高彩度・緑と青を強調・コントラスト強めの風景向け
ブリーチバイパス低彩度 × 高コントラストのシネマ・銀残し調
クロスプロセス影=青緑 / ハイライト=黄、高彩度の大胆な偏色
ビンテージ / 褪色低コントラスト + 紫シャドウ + 黄色ハイライトの褪色感
アナログフィルムフィルムグレイン粒状ノイズ。暗部ほど強く出る特性
ビネット(周辺減光)中心から距離^2 で周辺を自然に暗化
ライトリーク古いフィルムカメラ風の光漏れ (左上から暖色 screen ブレンド)
ソフトフォーカス明部が滲むポートレート向け光学風ボケ
絵画・描画風ハーフトーン(漫画風)6×6 セルのドットパターンで濃淡を表現 (2 階調)
オイルペイント風Kuwahara フィルタで塗り重ね調の質感
スケッチ風Sobel エッジ検出で鉛筆スケッチ調
実用シャープ化アンシャープマスクで輪郭を強調

「標準」「ニアレスト」「シャープ拡大」「アニメ塗り拡大」は、拡大時の基本的な見え方を選ぶ項目です。 「アニメ塗り拡大」は、画面に映っている元画像範囲が設定した上限より大きい場合、表示を止めずに標準の拡大へ切り替わります。 CRT・セピアなどの表示効果を選んだ場合は、その効果向けのなめらかな表示になるため、 「標準」の拡大補間と表示効果を同時に指定することはできません。

モノクロのマンガやスキャン画像を擬似的に着色する「疑似カラー」は、 カラー化という専用の機能になりました。ポストフィルタの一覧には並びません。

ポストフィルタも他の補正と同じスコープに保存されます。「このページ」を選べばページごとに異なるフィルタを適用でき、 「標準」を選べばその場所全体に効きます。 保存スロットにもフィルタ設定が含まれるので、気に入った組み合わせをスロットに入れて使い回せます。

CRT 系ポストフィルタは走査線・シャドウマスクを描画するために画像を拡大することがあります。 その状態でキャプチャ保存すると、保存画像の解像度が元画像と異なる場合があります。

T キーでポストフィルタのプリセットを**次へ**、Shift+T で**前へ**切替できます。 Alt+T で即座に「標準(フィルタなし)」へリセット。 操作カスタマイズでは、任意のプリセットへ直接切り替えるキーも追加できます。 切替時は右上にプリセット名のトーストが表示されます (例: [T: 標準 / CRT シンプル(控えめ)])。 全 40 プリセットを順番に試して雰囲気を比較したいときに便利です。

💡
消しゴム / 分析モード中は自動的にフィルタ前の表示に戻ります。 消しゴムでは境界が見えやすく、分析モードではヒストグラムと表示が一致します。 モードを抜けると自動的に元のフィルタ表示に戻ります。

縮小時のなめらかさ

「フィルタ」タブの「縮小時のなめらかさ」は、画像を画面に合わせて縮小表示するときの 細部の柔らかさを調整します。0%〜100% を 10% 刻みで選べ、初期値は 0% です。

💡
「↩」ボタンで既定の 0% に戻せます。