設定リファレンス

「設定」メニューからアクセスできる全項目を解説します。

設定メニューの項目一覧

メニュー項目説明
サムネイル列数1〜10 列から選択(既定: 4)
サムネイル比率16:9 / 3:2 / 4:3 / 1:1 / 3:4 / 2:3 / 9:16 の 7 種(既定: 1:1)
ソート順ファイル名順 / 番号順 / 日付順(古い順)/ 日付順(新しい順)(既定: ファイル名順)
サムネイルキャッシュ管理…サムネイル(WebP)キャッシュの確認・削除
変換済みアーカイブキャッシュ管理…7z / LZH から変換した ZIP キャッシュの確認・削除
サムネイル画質…A/B 比較プレビューでサイズと品質を調整
統計…読み込み時間・フォーマット別の分布に加え、デコーダ経路別 (Native / WIC / Susie プラグイン) の内訳を表示。Susie 経由は拡張子別 (.mag / .pi など) の件数と平均時間も確認できます
回転情報をリセット…保存済みの全回転情報を削除
環境設定…表示・パフォーマンス・キャッシュ・フォルダ・ファイル処理・見開き表示・UI テーマ・Susie プラグインなど全設定を統合したダイアログ

サムネイルキャッシュ

サムネイルをキャッシュに保存します。 同じフォルダを再度開いた際の読み込みが大幅に高速化されます。

キャッシュ生成設定(環境設定 → キャッシュ)

項目説明既定値
キャッシュポリシー Off:キャッシュを使用しない
Auto:読み込み時間やファイルサイズが閾値を超えた場合のみキャッシュ
Always:すべてのフォルダでキャッシュを生成
Auto
読み込み時間の閾値 Auto モードでキャッシュ対象とする最低デコード時間(ミリ秒) 25 ms
ファイルサイズの閾値 Auto モードでキャッシュ対象とする最低ファイルサイズ 2 MB
WebP は常にキャッシュ WebP ファイルは閾値に関わらず常にキャッシュする 有効
PDF は常にキャッシュ PDF のページサムネイルは閾値に関わらず常にキャッシュする 有効
ZIP は常にキャッシュ ZIP 内の画像サムネイルは閾値に関わらず常にキャッシュする 有効

サムネイル画質

A/B 比較プレビューで視覚的にキャッシュの品質を調整できます。

項目説明既定値
サムネイル長辺サイズキャッシュに保存するサムネイルの長辺ピクセル数512 px
WebP 品質WebP 保存品質(1〜100)。高いほど高画質・大容量75

キャッシュの管理

設定 → サムネイルキャッシュ管理 から以下の操作ができます:

お気に入りメニューの「キャッシュ作成」から、お気に入りフォルダのキャッシュを一括生成することもできます。

一括キャッシュ作成ダイアログでは、以下のオプションを選択できます:

どちらもチェックなしの場合でも、先頭1枚/1ページはキャッシュされ、フォルダ一覧でサムネイルが表示されます。

変換済みアーカイブキャッシュ(設定 → 変換済みアーカイブキャッシュ管理…)

7z / LZH をクリックで ZIP に変換したときに、変換後の ZIP を %APPDATA%\mimageviewer\archive_cache\ に保存します。2 回目以降は変換を スキップして即座に開けるため、アーカイブを行き来する閲覧でも高速です。

管理ダイアログで以下の操作ができます:

マッピング DB は %APPDATA%\mimageviewer\archive_cache.db に保存されます。元ファイルの更新時刻が変わった場合は自動的に再変換されます。

ℹ️
サムネイルキャッシュ(WebP)と比べて 1 エントリあたりの容量が大きくなりやすい(元ファイルサイズと同等)ため、 ディスク容量が気になる場合はこのダイアログで定期的に削除してください。 大量にキャッシュしたい場合は --data-dir で別ドライブに保存場所を移せます。

検索インデックス(お気に入り → 編集)

お気に入りごとに「名前索引」「メタ索引」の ON/OFF チェックを個別に設定できます (お気に入り → 編集 で開くダイアログ内)。どちらも既定は OFFで、ON に 切り替えた時点で配下を再帰的に走査してインデックスを作成します。以降は自動監視で 追従されます。

詳細は検索機能 §8を参照してください。

ツールバーのカスタマイズ(環境設定 → 表示 → ツールバー)

環境設定の「表示 → ツールバー」から、ツールバーに表示するセクションと個別項目を変更できます。

セクション内容
列:列数の選択ボタン(1〜10)
比率:サムネイル縦横比の選択
ソート:ソート順の選択
お気に入り:登録済みフォルダへのクイックアクセス
フォルダ (アドレスバー)現在のフォルダパスを表示・編集するアドレスバー
上のフォルダへ (⬆ ボタン)親フォルダへ移動するボタン

各セクションの表示・非表示を切り替えられるほか、個別の項目(列数ボタンの 1〜10 のどれを表示するか等)も選択できます。 すべて非表示にするとツールバー自体が消え、グリッドが広く使えます。

同名ファイル処理(環境設定 → ファイル処理 → 同名ファイル)

フォルダ内に類似した名前のファイルが存在する場合、自動的に整理して表示をすっきりさせます。

設定説明既定
アーカイブ+フォルダの重複をスキップ同名の ZIP/PDF/7z/LZH ファイルとフォルダがある場合、アーカイブ側を非表示にする有効
動画+画像の重複をスキップ同名の動画と画像がある場合、動画を非表示にする有効
拡張子違いの画像をスキップ同名で異なる拡張子の画像がある場合、優先度の低い方を非表示にする有効

画像の拡張子優先度もカスタマイズ可能です(既定はロスレス > モダン > ロッシー > RAW の順)。 環境設定ダイアログで各拡張子の ▲ / ▼ ボタンで順序を入れ替えたり、「デフォルトに戻す」で初期状態に戻すこともできます。

フォルダ設定(環境設定 → フォルダ)

項目説明既定値
代表画像の選択基準フォルダの代表画像を決めるソート順(ファイル名順 / 番号順 / 日付順など)番号順
サブフォルダ探索階層代表画像を探すときにサブフォルダを何階層まで探索するか(0〜10)3 階層
空フォルダスキップ上限Ctrl+↑↓ で画像のない空フォルダ・画像を含まない ZIP を連続スキップする上限数(最大 30)5
フォルダに補正・マスク設定のバックアップを保存する フォルダ直下に mimageviewer.dat(隠し+システム属性)を作成し、画像補正・消しゴムマスクの設定をバックアップします。 フォルダを丸ごと別ドライブへ移動しても設定が保持されます。中央の設定 DB が主で、バックアップはフォールバック用です。 OFF 中は既存のバックアップファイルも読み込まれません(ファイル自体は削除されません)。 ON

補正・消しゴムマスクの設定は基本的に %APPDATA%\mimageviewer\ 配下の DB で一括管理されます。 ただしファイル・フォルダのパスがキーになっているため、ユーザーがエクスプローラなどでフォルダを移動すると設定が参照できなくなります。 時間のかかる補正・マスク設定については、フォルダ移動に耐えるよう上記「バックアップを保存する」で各フォルダに自動的にバックアップを作成できます(デフォルト ON)。

EXIF 表示設定(環境設定 → ファイル処理 → EXIF表示)

メタデータパネルに表示する EXIF タグを管理します。 タグは「カメラ / 撮影 / 画像 / GPS / その他」の 5 グループに分類され、各グループごとにチェックボックスで表示/非表示を切り替えられます。 グループ単位で [全選択] [全解除] ボタンから一括操作が可能で、見出しに「X/Y 非表示」と現在の設定状況が表示されます。 MakerNote などの冗長なタグはデフォルトで非表示に設定されています。 rexif が認識しないタグ (MakerNote 独自タグなど) は「カスタム」セクションに表示され、× ボタンで個別に解除できます。 下部のテキストボックスからアプリが知らないタグ名を手動で追加することもでき、「デフォルトに戻す」ボタンで初期状態に戻せます。

スライドショー設定(環境設定 → 表示 → スライドショー)

項目説明既定値
表示間隔1 枚の画像を表示する秒数(0.5〜30 秒)3 秒

AI 処理のスキップしきい値(環境設定 → パフォーマンス → 先読み)

AI アップスケール・JPEG ノイズ除去を自動適用する画像サイズの上限を調整できます。 アップスケールモデルやノイズ除去の有効/無効は、フルスクリーンの補正パネルで標準設定またはページ個別設定として切り替えます (画像補正 参照)。

項目説明既定値
アップスケールのスキップしきい値画像の幅または高さがこの値以上の場合はアップスケールを適用しない(512 / 1024 / 2048 px から選択)2048 px
ノイズ除去のスキップしきい値画像の幅または高さがこの値以上の場合はノイズ除去を適用しない(512 / 1024 / 2048 px から選択)2048 px
AI アップスケール先読み(後方 / 前方)フルスクリーンで前後の画像にも AI アップスケール結果を先読みする枚数後方 1 / 前方 2

UI テーマ(環境設定 → 表示 → UI テーマ)

アプリ全体の配色を切り替えます。

項目説明
システム(既定)Windows のアプリ用テーマ(ライト / ダーク)に追従。起動後に OS 側で切り替えても自動反映されます。
ライト明るい配色で固定
ダーク暗い配色で固定

初回起動時は OS のアプリ用テーマを自動検出してテーマを決定します(「システム」モードの効果)。

タスクトレイ常駐(環境設定 → タスクトレイ常駐)

ウィンドウの [×] ボタンを押したときにプロセスを終了せず、タスクトレイ(通知領域)に 常駐させる設定です。お気に入り → 編集 ダイアログからも同じ項目にアクセスできます。

項目説明既定値
アプリを閉じる代わりに、タスクトレイに常駐する ON にすると、[×] でウィンドウを隠してタスクトレイにアイコンが常駐します。 ファイル変更の監視が続くため、次回ウィンドウを開いたときに溜まっていた変更が 自動で反映され、起動時のインデックス再スキャンを省けます。 完全に終了するには、タスクトレイアイコンを右クリックして「終了」を選んでください。 OFF
常駐中はインデックス更新を一時停止する 上の項目が ON のときに有効。常駐中はファイル監視と初回スキャンを両方止め、 ウィンドウを開いた瞬間に再開します(溜まっていた変更もそこで順次処理)。 OFF でも常駐中は I/O 並列度が自動で 1 に絞られるので、他アプリの I/O 負荷が 気になる場合でも通常は OFF のままで問題ありません。 OFF

タスクトレイアイコンの操作:

インストーラでアップデート / アンインストールするときは、常駐中の mImageViewer が 自動的にクリーン終了してからファイルが差し替わります(トレイアイコンを手動で終了させる 必要はありません)。設定やインデックスは通常終了と同じ経路で保存されるので、 書き込み途中の破損はありません。

Susie プラグイン(環境設定 → Susie プラグイン)

Susie 画像プラグイン(.spi、32bit)を経由してレトロ PC の画像形式などを閲覧できます。 詳しい用途は FAQ を参照してください。

項目説明既定値
Susie 画像プラグインを有効にする OFF にするとプラグインフォルダを読み込まなくなります。mimageviewer-susie32.exe が見つからない環境では自動的に無効になります。 有効
プラグインを並列実行する OFF にするとワーカープロセス数を 1 に固定します。古いプラグインで一時ファイル衝突・INI の同時書き込み等の問題が疑われるときに OFF にして切り分けに使います。 有効(推奨: ON)
📁 フォルダを開く プラグインフォルダ(%APPDATA%\mimageviewer\susie_plugins\)をエクスプローラで開きます。初回起動時に README.txt が配置されます。
⟳ プラグインを再読み込み プラグインを追加・削除・更新した後に押すと、ワーカープロセス全員を再起動してプラグインを再ロードします(アプリ再起動は不要)。
ロード済みプラグイン一覧 現在ロードされているプラグイン名と対応拡張子を展開表示できます。
ℹ️
プラグインは 32bit ワーカープロセス(mimageviewer-susie32.exe)に隔離されます。 不正な画像でプラグインがクラッシュしてもメインプロセスには影響せず、ワーカーは自動再起動されます。

ヘルプメニュー

メニューバーの「ヘルプ」からオンラインマニュアル、バージョン情報、ログフォルダを開けます。 問題が発生した場合は「ログフォルダを開く」で %APPDATA%\mimageviewer\logs\ を表示できます。

環境設定(パフォーマンス・フォルダ・見開き)

設定 →「環境設定…」から、左側のツリーで項目を選び、右側のパネルで設定を変更できます。 以下はパフォーマンス・フォルダ・見開き表示に関する設定です。

項目説明既定値
並列読み込み サムネイルを並列デコードするスレッド数。Auto(CPU コア数 / 2)または手動(1〜64) Auto
フルサイズ先読み(後方:前の画像) フルスクリーン中に前方向(既に見た画像)に先読みする枚数 4 枚
フルサイズ先読み(前方:次の画像) フルスクリーン中に次方向(これから見る画像)に先読みする枚数 12 枚
サムネイル先読み(後方:前のページ) サムネイルグリッドで前方向のページを GPU メモリに保持するページ数 2 ページ
サムネイル先読み(前方:次のページ) サムネイルグリッドで次方向のページを GPU メモリに保持するページ数 4 ページ
GPU メモリ上限 サムネイルの GPU メモリ使用量を VRAM の何 % に制限するか 50%
アイドル時高画質化 スクロール停止後にキャッシュ由来のサムネイルを元画像から高画質版に差し替え 有効
見開き表示のデフォルト フォルダを初めて開いたときの見開きモード。1ページ表示 / 見開き 左→右 / 見開き 左→右(表紙あり)/ 見開き 右→左 / 見開き 右→左(表紙あり) 1ページ表示

起動オプション(コマンドライン引数)

引数説明
--data-dir <パス> 設定・キャッシュの保存フォルダを指定。複数プロファイルの使い分けに便利です。
--window-size <W>x<H> 起動時のウィンドウサイズを指定(例: --window-size 1920x1080)。ウィンドウ位置は画面左上付近に固定されます。
--log リリースビルドで動作ログ(logs/)の出力を有効化。デバッグビルドでは常時有効。
<パス> 起動時に開くフォルダまたはファイルのパス。
ℹ️
使用例(複数プロファイル):
mimageviewer.exe --data-dir "C:\Profiles\work"
仕事用と趣味用など、設定を完全に分離して使いたい場合に活用できます。

設定の保存場所

種類パスキーの種類
設定ファイル%APPDATA%\mimageviewer\settings.json
回転情報 DB%APPDATA%\mimageviewer\rotation.dbページ単位(A)
画像補正 DB%APPDATA%\mimageviewer\adjustment.dbページ単位(A)+標準設定・保存スロットも格納
消去マスク DB%APPDATA%\mimageviewer\mask.dbページ単位(A)
★レーティング DB%APPDATA%\mimageviewer\rating.dbページ単位(A)
見開き設定 DB%APPDATA%\mimageviewer\spread.dbフォルダ単位(A)
PDF パスワード DB%APPDATA%\mimageviewer\pdf_passwords.jsonファイル単位(A)
お気に入り検索インデックス%APPDATA%\mimageviewer\search_index.dbフォルダ単位(B)
サムネイルキャッシュ%APPDATA%\mimageviewer\cache\(WebP 形式)フォルダ単位(A)
変換済みアーカイブキャッシュ%APPDATA%\mimageviewer\archive_cache\(変換済み ZIP)+ archive_cache.db(マッピング)ファイル単位(A)
Susie プラグイン%APPDATA%\mimageviewer\susie_plugins\.spi ファイル配置場所)
ログ%APPDATA%\mimageviewer\logs\(動作ログ・エラーログ)
AI モデル%APPDATA%\mimageviewer\models\
PDF 表示エンジン DLL%APPDATA%\mimageviewer\pdfium.dll
AI 機能用 DLL%APPDATA%\mimageviewer\onnxruntime.dll
%APPDATA%\mimageviewer\onnxruntime_providers_shared.dll(本体に埋め込み済み。初回 AI 機能利用時に自動展開)
Susie ワーカー EXE%APPDATA%\mimageviewer\mimageviewer-susie32.exe(32bit バイナリ、本体に埋め込み済み。初回起動時に自動展開)
補正・マスクのバックアップ
(環境設定で ON の場合のみ)
各フォルダ直下に mimageviewer.dat(Hidden + System 属性の JSON) フォルダ単位のバックアップ

--data-dir を指定した場合は、すべてのデータが指定フォルダ内に保存されます(ただし mimageviewer.dat は対象フォルダ側に作られます)。

別ドライブへのデータ移動

システムドライブ (C:) の空き容量が少ない、外付け SSD で高速化したい、などの理由で保存場所を別ドライブに移したい場合は、--data-dir オプションを使った手動移動を行ってください。

  1. 起動している mimageviewer をすべて終了する
  2. エクスプローラで %APPDATA%\mimageviewer\ を開き、フォルダ全体を移動先 (例: D:\mimageviewer-data\) にコピーする
    • 念のためコピーが完了してから元の場所を削除する方が安全です
    • 大容量の cache\ フォルダ (サムネイルキャッシュ) だけはコピーせず、移動先で自動再生成させることもできます
  3. mimageviewer のショートカットを右クリック → プロパティを開き、リンク先の末尾に --data-dir "<移動先パス>" を追記する
    • 例: "C:\Program Files\mImageViewer\mimageviewer.exe" --data-dir "D:\mimageviewer-data"
    • ショートカットを複数作れば複数プロファイルを使い分けられます
  4. ショートカットから起動して、すべての設定・サムネイルキャッシュが引き継がれていることを確認する
  5. 問題がなければ元の %APPDATA%\mimageviewer\ を削除
ℹ️
戻したいとき:ショートカットから --data-dir オプションを削除し、データフォルダを %APPDATA%\mimageviewer\ にコピーし直せば元の状態に戻せます。
⚠️
移動先ドライブのドライブレターが変わる可能性がある環境 (USB 外付け SSD など) では注意してください。ドライブレターが変わるとショートカットの --data-dir パスが無効になり、既定の %APPDATA%\mimageviewer\ に新規データが作られてしまいます。その場合はショートカットの --data-dir パスを新しいドライブレターに書き換えてください。

保存情報の紐付け規則

各種情報はファイル / フォルダのパスをキーにして保存されます。キーの作り方には 2 種類あります。

いずれもパスの文字列をそのままキーにしているため、ファイルやフォルダを別のパスに移動・リネームすると紐付けが切れ、情報がリセットされたように見えます(元のパスに戻せば再度参照できます)。 ZIP / PDF 内の情報はアーカイブ自体のパス + 内部エントリ名でキーを作るため、アーカイブをリネームすると同様に紐付けが切れます。 AppleDouble ファイル(._*)や一時ファイルは対象外です。