エクスポート

フルスクリーンで表示している静止画を、補正・消しゴム・補正レイヤー・隠蔽加工・テキスト注釈を反映した別ファイルとして書き出します。

ページ単位表示でのみ利用できます。縦連結・横連結の連結表示中は画像補正パネルのエクスポートアイコンが無効になり、アイコンにマウスを重ねるか Ctrl+E を押すと理由が表示されます。

開き方

画像・ZIP 内画像・PDF ページをフルスクリーン表示中に Ctrl+E を押します。

または、画像補正パネル(画面左端にマウスを近づけると表示)のヘッダー右側にあるエクスポートアイコン (トレイへの下向き矢印)をクリックします。アイコンは左から消しゴム・補正レイヤー・隠蔽加工・切り取り・テキスト注釈・エクスポート・SNS 分割の順に並びます。 クリックすると補正パネルを閉じてエクスポートダイアログを開きます。

動画、アニメーション画像、消しゴムモード、隠蔽加工モード、画像分析モード中は対象外です。 画像補正パネルを開いている間は Ctrl+E は効きませんが、上記のエクスポートアイコンから開けます。

ダイアログの項目

項目説明
ファイル名既定は元の名前に _edited を付けた名前です。拡張子は形式に合わせて自動で付きます
保存先既定は元画像と同じフォルダです。別フォルダを選んだ場合は次回の候補として記憶されます
形式JPEG / PNG / WebP から選べます。元形式がそのまま書き出せない場合は JPEG または PNG に切り替えます
メタデータ保持同じ形式で書き出せる場合、元画像の EXIF や XMP などを引き継げます
出力サイズそのまま / 1/2 / 1/4、または長辺を指定した px 以下に縮小して書き出せます。AI アップスケールで大きくなった画像を一定サイズに収めたいときに便利です(指定より小さい画像は拡大しません)
バリエーション現在の表示設定と、隠蔽加工プリセット 1〜4 を選んで一括出力できます

ファイル名の規則

バリエーション出力では、ファイル名の末尾に番号が付きます。

同じ名前のファイルがすでにある場合は、上書きせず _0001 のような番号を挟んだ名前で保存します。 例: sample_edited_0001_0.jpg

一覧から複数まとめて書き出す

サムネイル一覧で複数の画像を選び(チェック、またはカーソルの選択)、 Ctrl+E を押すと一括エクスポートのダイアログが開きます。 縮小したコピーを 1 つのフォルダへまとめたいときに使います。

それぞれの画像は、補正・消しゴム・補正レイヤー・隠蔽加工・切り取り・回転・テキスト注釈を 反映した状態で書き出されます。選択の中にフォルダ・動画・音声・書庫そのものが含まれていた場合は、 その件数をダイアログに表示したうえで除外します。

項目説明
ファイル名下の置換子を使ったテンプレートで決めます。既定は <filename>_edited です
保存先選んだフォルダへまとめて書き出します。次回の候補として記憶されます
形式PNG / JPEG 95 / JPEG 85 / JPEG 75 から選べます
出力サイズそのまま / 1/2 / 1/4、または長辺を指定した px 以下に縮小できます(指定より小さい画像は拡大しません)

ファイル名の置換子

置換子入るもの
<filename>元の名前(ZIP 内画像は「書庫名_エントリ名」、PDF ページは「PDF 名_pページ番号」)
<dirname>元があったフォルダの名前。複数のフォルダから集めるときに出所を残せます
<num>書き出し順の 4 桁連番

同じ名前になったファイルは上書きせず、末尾に連番を付けて保存します。 選んだ形式で再エンコードするため、元の EXIF や AI プロンプトは引き継ぎません。

書き出し中は進行状況が表示され、途中でキャンセルできます。

SNS 分割

1 枚の絵を 2〜4 枚に切り分けて書き出します。X や Instagram に複数枚として投稿し、 横にめくったときに全体で 1 枚の絵に見せる使い方のためのものです。

画像補正パネルのいちばん右にあるアイコン(縦長の枠が 3 つ並んだ絵)から始めます。 画面に枠が並んで表示されるので、全体をドラッグして移動、四隅や辺をドラッグして拡大縮小し、 パネル下部の「分割して書き出す」でエクスポートダイアログへ進みます。 Ctrl+E は通常のエクスポート操作のままで、SNS 分割中はパネルのボタンを案内します。 Esc で破棄して戻ります。

設定と枠の操作

項目選択肢説明
投稿先X / Instagram継ぎ目の既定を切り替えます。X は 1.7%、Instagram は「なし」です
枚数2 / 3 / 4横一列に並べる枚数です
継ぎ目なし / 1.7% / 任意枠と枠の間で取り除く帯です。「任意」を選ぶと、数値欄で 0.0〜10.0% を 0.1% 刻みで指定できます
枠の比率自由 / 3:4 / 4:5 / 1:1「自由」では横と縦を独立に変更し、プリセットでは 1 枠の比率を保ちます
画像全体に合わせる「自由」なら画像全域、プリセットなら比率を保って画像内で最大の範囲にします

X は複数枚の画像を並べるとき、画像と画像の間に隙間を入れます。単純に等分すると この隙間の幅だけ絵がずれて、継ぎ目が合いません。そこで既定では、隙間の裏に隠れる帯を あらかじめ取り除いて書き出します。画面上で枠と枠の間が暗くなっている部分が、その 取り除かれる帯です。取り除かずに等分したいときは、継ぎ目を「なし」にしてください。

Instagram は 1 枚が画面の幅いっぱいに表示されるため、既定では取り除きません。

投稿先を切り替えると、継ぎ目だけがその投稿先の既定へ戻ります。枠の比率は自動では 変わりません。「任意」を選ぶと 1.0% になり、数値欄から調整できます。投稿先・枚数・ 継ぎ目・枠の比率は次回も引き継ぎますが、画像上の枠の位置と大きさは保存しません。

X の 1.7% は実測をもとにした既定値ですが、継ぎ目の見え方はブラウザや アプリによって異なり、完全な一致を保証する値ではありません。

枠の並びとプレビュー

枠はグループとしてまとめて動き、個別に動かすことはできません。「自由」では辺や角を ドラッグして横と縦を独立に変えられます。比率プリセット中は、辺のハンドルでは反対辺を、 角のハンドルでは反対角を固定して比率を保ちます。

選んだ範囲の幅が枚数で割り切れないときは、書き出される枚どうしの幅が 1px だけ違うことが あります。余りを切り捨てずに配るためで、絵が欠けたり重なったりはしません。

パネルには投稿後の見え方のプレビューが出ます。継ぎ目が顔や重要な線の上に落ちていないかは、 並べてみないと分かりません。

「枠の寸法(横/縦)」には、出力サイズを適用する前の元画像上の 先頭枠寸法と横/縦が 1 枚 277 x 1216 (0.23) のように表示されます。 2 枚目以降は、上に書いたとおり幅が 1px 違うことがあります。

出力サイズ

SNS 分割では、出力サイズの既定が「長辺 2048px 以下」になります。 元が小さい画像は拡大されず、そのままの大きさで書き出されます。

AI アップスケールを効かせた状態で書き出すと、1 枚あたり数 MB になり投稿サービス側の 上限に近づくことがあるためです。X はタイムラインに表示するとき画像を小さく変換し直すので、 縮小してもタイムラインでの見え方は変わりません。大きいまま出したいときは、 エクスポートダイアログで出力サイズを変更できます。

ファイル名と投稿の順番

ファイル名の末尾に _1 から順に番号が付きます。この番号の順に添付してください。 順番が入れ替わると絵が繋がりません。

使えない場合

対応形式

元画像書き出しメタデータ
JPEGJPEG / PNG / WebPJPEG のままなら保持できます
PNGJPEG / PNG / WebPPNG のままなら保持できます
WebPJPEG / PNG / WebPWebP のままなら保持できます。アニメーション WebP は対象外です
HEIC / AVIF / JPEG XL / RAW / TIFFJPEG または PNG形式変換になるため保持されません
ZIP 内画像JPEG / PNG / WebP同じ形式なら保持できます
PDF ページJPEG / PNG / WebP元画像メタデータはありません

書き出される内容

既定では、現在の表示結果に含まれる画像補正、AI アップスケール、ポストフィルタ、消しゴム、補正レイヤー、隠蔽加工、テキスト注釈が反映されます。 右 Ctrl の一時的な元画像確認表示は書き出し対象ではありません。左パネルの表示トリム(表示専用の余白カット)と、見開き表示で設定したページとページの間隔も書き出しには反映されません。どちらも画面で読みやすくするための設定です。出力範囲を変えたいときは切り取りを使います。

どこまで反映するかは、下の「どこまで反映するかを選ぶ」で変えられます。

どこまで反映するかを選ぶ

画像をファイルへ出すとき、どこまで反映するかを出力ごとに選べます。 環境設定 →「表示」→「書き出しの焼き込み」に、出力と段の表があります。

反映されるもの
編集画像補正、回転、テキスト注釈、消しゴム、隠蔽加工、補正レイヤー、切り取り
AI 処理上に加えて、AI アップスケールとノイズ除去
表示用補正上に加えて、スマートシャープ、カラー化、LUT、ポストフィルタ

右の段ほど多くを反映します。選んだ段「まで」が入るので、手前の段も一緒に反映されます。

段は出力ごとに決められます。対象は、製本(本棚へ追加するページ)、 エクスポート(1 枚)、エクスポート(まとめて)、 外部ツールへ渡す一時ファイルです。 外部ツールへ見開きを 1 枚に合成して渡す場合も、外部ツールの段が反映されます。

後から別のソフトで加工するなら、浅い段のほうが扱いやすくなります。 そのまま見せる画像を作るなら、深い段が画面に近くなります。

「表示用補正」は「画面と同じ」という意味ではありません。段を全部適用したもので、 画面の表示にかかる上限を受けない分だけ、画面より良いことがあります。

処理中の表示とキャンセル

保存中は進捗ダイアログが表示されます。複数のバリエーションを選んだ場合は 1 つずつ順番に保存します。 キャンセルした場合、すでに保存済みのファイルは残り、まだ始まっていない分は作成されません。

サムネイル一覧への反映

現在開いている実フォルダへ保存した場合、フルスクリーンを閉じて一覧へ戻るタイミングでフォルダを再読み込みし、 新しい出力ファイルのサムネイルを表示します。ZIP・PDF・検索結果などの仮想フォルダでは自動再読み込みしません。