トラブルシューティング

よくある問題と解決方法をまとめています。

起動・表示の問題

起動しない / すぐに終了する

以下の点を確認してください:

起動に時間がかかる / 起動中に固まる

NAS・ネットワークドライブに置いて使う

画像を NAS やネットワークドライブに置いて開くことは、通常の使い方です。 ここで説明するのは、mImageViewer が使うデータ(サムネイルや検索用の索引など) まで同じ場所に置いた場合の話です。

⚠️
mImageViewer が使うデータをネットワーク上に置く使い方は、サポートしていません。 起動や表示が遅くなったり、終了後の再起動で応答しなくなったりすることがあります。
とくに、同じ保存先を複数の PC から使わないでください。 同時に開くとデータが壊れることがあります。mImageViewer が二重起動を防ぐ仕組みは 1 台の PC の中でしか働かないため、別の PC から開かれても検出できません。
ℹ️
いちばん簡単な方法は、mImageViewer 本体をこの PC のディスクに置くことです。 画像はネットワーク上のままで構いません。インストール版を使うか、ポータブル版を PC 内のフォルダへ展開してください。設定を変えたり、起動時に何かを指定したりする必要はありません。

複数の端末から同じ画像を見たいためにネットワーク上へ置いている場合は、 リモート閲覧のほうが向いています。画像のある PC で mImageViewer を動かし、ほかの PC やスマートフォンのブラウザから開く方法です。 データを共有しないので、上の問題は起きません。ただしブラウザから使えるのは 閲覧を中心とした機能に限られ、接続には Tailscale の設定が必要です。

本体をネットワーク上に置いたままにしたい場合は、mImageViewer が使うデータだけを PC 内へ移せます。この場合、データはその PC ごとに別々になります。 設定や既読の状態は PC 間で共有されませんが、複数の PC から使うなら、これが安全な唯一の方法です。

また、遅さの原因が画像の読み込み自体にあることもあります。 どちらが効いているかは、次の方法で切り分けられます。

比較本体mImageViewer が使うデータ画像
A(現在の使い方)NASNASNAS
B(比較用)NASPC 内NAS

B では画像を NAS に置いたまま、mImageViewer が使うデータだけを PC 内へ変えます。

B のショートカットを作る

  1. Windows+R を押し、%LOCALAPPDATA% と入力して Enter を押します。開いたフォルダのパスを確認します
  2. デスクトップを右クリックし、新規作成 → ショートカットを選びます
  3. 「項目の場所」に、mImageViewer 本体の場所と --data-dir、手順 1 で確認したパスを入力します。たとえば本体が \\NAS\photo\mImageViewer\mimageviewer.exe、PC 内のパスが C:\Users\hanako\AppData\Local の場合は、次のように入力します:
    "\\NAS\photo\mImageViewer\mimageviewer.exe" --data-dir "C:\Users\hanako\AppData\Local\mimageviewer-data"
  4. ショートカットに「mImageViewer ローカルデータ比較」など、区別できる名前を付けて完了します
  5. 作ったショートカットから B を起動し、A と同じ画像フォルダを開きます
⚠️
B は初回だけサムネイルを作り直すため、必ず遅くなります。 同じフォルダを 2 回開き、2 回目の速さを比べてください。

次の 3 点を A と B で比べます:

  1. 起動にかかる時間
  2. 同じ書庫を開いたときの速さ(B は 2 回目を使う)
  3. 終了してもう一度起動する操作を 3 回繰り返したときの安定性
結果意味
B が明らかに速い、または固まらなくなるmImageViewer が使うデータの保存先が原因です。データを PC 内に置けば解決できます
B も同じ画像の読み込み自体が重くなっています。ネットワーク接続や NAS 側を確認してください
起動だけ速くなるデータの保存先と画像の読み込みの両方が影響しています

特に、A で「固まって強制終了もできない」状態になり、B では起きなくなるかどうかが重要です。 B で起きなくなるなら、以後も同じショートカットを使うことで、画像は NAS のままデータだけを PC 内に置けます。

画面が真っ黒 / 何も表示されない

文字化けする

日本語フォントが正しくインストールされているか確認してください。 Windows 11 では「游ゴシック」が標準搭載されています。フォントが破損・削除されている場合は再インストールしてください。

画像表示の問題

RAW ファイルが表示されない・現像されない

RAW の表示・現像は内蔵しているため、追加の拡張機能は不要です。カメラや圧縮方式によって現像できない場合があります。Nikon HE / HE* と JPEG XL 圧縮 DNG は現像に対応していません。使える埋め込みプレビューがある場合は、その画像を表示します。プレビューも使えない場合は表示できません。対応形式と制限を確認してください。

HEIC / AVIF / JPEG XL ファイルが表示されない

Windows の表示機能に対応するコーデックが必要です。Microsoft Store から対応するコーデックをインストールしてください。

  1. Microsoft Store を開きます(スタートメニューから「Microsoft Store」を検索)
  2. HEIF 画像表示オプション(HEIC / HEIF 用)、AV1 ビデオ拡張機能(AVIF 用)、または JPEG XL 画像表示オプション(JPEG XL 用)を選びます
  3. HEIC は、HEVC に対応していない PC では HEVC ビデオ拡張機能 も追加します。有料の場合があります
  4. Microsoft Store の案内に従ってインストールします
  5. mImageViewer でフォルダを再度開きます(再起動不要)
ℹ️
コーデックのインストール後、mImageViewer の再起動は通常不要です。 それでも表示されない場合は一度アプリを終了して再起動してください。

画像が回転して表示される

スマートフォンで縦向きに撮影した JPEG は EXIF に向き情報が含まれています。 また、mImageViewer で非破壊回転を適用した画像は回転情報データベースに保存されます。 意図しない回転がある場合は、設定メニュー →「回転情報をリセット…」で すべての回転情報をクリアできます。

ZIP 内の画像も、撮影時の向き情報に従って表示されます。 以前に作成されたサムネイルだけ向きが古い場合は、設定 → サムネイルキャッシュ管理から 対象フォルダまたはすべてのサムネイルキャッシュを削除すると作り直されます。

GIF アニメーションが再生されない

AI 生成メタデータが表示されない

動画再生の問題

内蔵プレイヤーで動画が再生できない

パフォーマンスの問題

サムネイルの読み込みが遅い

メモリ使用量が多い

mImageViewer はフルスクリーン表示時、前後数ページ分の画像を GPU メモリにキャッシュします。 GPU メモリが不足する場合は、表示解像度を下げるか他の GPU を使用するアプリを終了してください。

ファイル操作の問題

削除できない / アクセス拒否される

PDF が表示されない / ページが真っ白

ZIP 内の画像が表示されない

設定・キャッシュのリセット

設定をリセットしたい

アプリが起動できる場合は、設定メニュー →「設定の復元…」 を使うのが最も簡単です。

アプリが起動しないなど上記のダイアログが使えない場合は、以下のファイル・フォルダを手動で削除してリセットします:

対象パス
設定ファイル一式%APPDATA%\mimageviewer\ フォルダ内で settings.db で始まるすべてのファイル
回転情報 DB%APPDATA%\mimageviewer\rotation.db
サムネイルキャッシュ%APPDATA%\mimageviewer\cache\
すべての設定%APPDATA%\mimageviewer\ フォルダ全体
⚠️
rotation.db を削除すると、mImageViewer で設定したすべての回転情報が失われます。 元のファイル自体は変更されていないため、ファイルへの影響はありません。

NVIDIA GeForce オーバーレイが表示される

mImageViewer は GPU(wgpu / DirectX 12)を利用して描画を行います。 NVIDIA GeForce Experience または NVIDIA App がインストールされている環境では、 フルスクリーン表示時にゲームオーバーレイが表示されることがあります。

これは NVIDIA がグラフィックス API を使用するアプリケーションをゲームとして検出するためで、 mImageViewer 側で回避することはできません。以下の手順でオーバーレイを無効化してください:

それでも解決しない場合

上記の方法で解決しない場合は、設定のリセットをお試しください。 それでも改善しない場合は、開発者までお問い合わせください。

不具合を報告するとき

報告の前に既知の問題をご確認ください。すでに把握している 症状であれば、そちらに回避方法を記載しています。

「動画が再生できない」「特定の操作でおかしくなる」といった不具合を報告するときは、 動作ログを添えていただけると原因の特定が早くなります。

  1. 環境設定 →「開発者」を開きます。
  2. 「ログを zip にする」ボタンを押します。デスクトップに mImageViewer_diag_(日時).zip が作成されます。
  3. その zip を不具合の内容と一緒に開発者へ送ってください。

動作ログとエラーログは常に記録されているため、不具合が起きた直後にこの操作をすれば その記録がそのまま zip に含まれます。「動作が重い・カクつく」系の不具合では、先に同じ 「開発者」画面で「性能ログを記録する」を ON にしてアプリを再起動し、 症状を再現してから zip を作成してください。

ℹ️
zip にはアプリの動作記録のほか、開いたファイル名やフォルダのパスが含まれます。 送付前に内容を確認したい場合は zip を展開してご確認ください。