トラブルシューティング
よくある問題と解決方法をまとめています。
起動・表示の問題
起動しない / すぐに終了する
以下の点を確認してください:
- Windows 11(64ビット)以外の OS では動作しません
- DirectX 12 対応 GPU が必要です。グラフィックドライバーを最新に更新してください
%APPDATA%\mimageviewer\settings.dbが破損している場合、通常はアプリが起動時に自動でバックアップから復旧します。アプリが起動できる場合は 設定メニュー →「設定の復元…」から過去 10 世代のバックアップを選んで戻したり、設定を完全リセットできます(操作前の状態は別名でバックアップされます)- アプリが起動すらしない場合は、いったんアプリを終了してから、
%APPDATA%\mimageviewer\フォルダ内で 「settings.db」で始まるファイルすべて(settings.db/settings.db.bak1〜bak10/ その他関連ファイル)をまとめて削除するか別フォルダへ退避してください。settings.db単体だけを削除すると関連ファイルが残って復旧経路に入らないことがあります。すべて削除すると設定が初期状態に戻ります - ウイルス対策ソフトによってブロックされていないか確認してください
起動に時間がかかる / 起動中に固まる
- 初回起動時はプログラム本体や動画再生用のデータを展開するため、通常より時間がかかります。しばらく待っても進まない場合は一度終了し、もう一度起動してください(2 回目以降は速くなります)
- グラフィックドライバーを最新バージョンに更新してください。古いドライバーでは起動時の GPU 初期化で停止する場合があります
- ウイルス対策ソフトが展開直後のファイルをスキャンしていると、初回起動が遅くなることがあります
NAS・ネットワークドライブに置いて使う
画像を NAS やネットワークドライブに置いて開くことは、通常の使い方です。 ここで説明するのは、mImageViewer が使うデータ(サムネイルや検索用の索引など) まで同じ場所に置いた場合の話です。
とくに、同じ保存先を複数の PC から使わないでください。 同時に開くとデータが壊れることがあります。mImageViewer が二重起動を防ぐ仕組みは 1 台の PC の中でしか働かないため、別の PC から開かれても検出できません。
複数の端末から同じ画像を見たいためにネットワーク上へ置いている場合は、 リモート閲覧のほうが向いています。画像のある PC で mImageViewer を動かし、ほかの PC やスマートフォンのブラウザから開く方法です。 データを共有しないので、上の問題は起きません。ただしブラウザから使えるのは 閲覧を中心とした機能に限られ、接続には Tailscale の設定が必要です。
本体をネットワーク上に置いたままにしたい場合は、mImageViewer が使うデータだけを PC 内へ移せます。この場合、データはその PC ごとに別々になります。 設定や既読の状態は PC 間で共有されませんが、複数の PC から使うなら、これが安全な唯一の方法です。
また、遅さの原因が画像の読み込み自体にあることもあります。 どちらが効いているかは、次の方法で切り分けられます。
| 比較 | 本体 | mImageViewer が使うデータ | 画像 |
|---|---|---|---|
| A(現在の使い方) | NAS | NAS | NAS |
| B(比較用) | NAS | PC 内 | NAS |
B では画像を NAS に置いたまま、mImageViewer が使うデータだけを PC 内へ変えます。
B のショートカットを作る
- Windows+R を押し、
%LOCALAPPDATA%と入力して Enter を押します。開いたフォルダのパスを確認します - デスクトップを右クリックし、新規作成 → ショートカットを選びます
- 「項目の場所」に、mImageViewer 本体の場所と
--data-dir、手順 1 で確認したパスを入力します。たとえば本体が\\NAS\photo\mImageViewer\mimageviewer.exe、PC 内のパスがC:\Users\hanako\AppData\Localの場合は、次のように入力します:
"\\NAS\photo\mImageViewer\mimageviewer.exe" --data-dir "C:\Users\hanako\AppData\Local\mimageviewer-data" - ショートカットに「mImageViewer ローカルデータ比較」など、区別できる名前を付けて完了します
- 作ったショートカットから B を起動し、A と同じ画像フォルダを開きます
次の 3 点を A と B で比べます:
- 起動にかかる時間
- 同じ書庫を開いたときの速さ(B は 2 回目を使う)
- 終了してもう一度起動する操作を 3 回繰り返したときの安定性
| 結果 | 意味 |
|---|---|
| B が明らかに速い、または固まらなくなる | mImageViewer が使うデータの保存先が原因です。データを PC 内に置けば解決できます |
| B も同じ | 画像の読み込み自体が重くなっています。ネットワーク接続や NAS 側を確認してください |
| 起動だけ速くなる | データの保存先と画像の読み込みの両方が影響しています |
特に、A で「固まって強制終了もできない」状態になり、B では起きなくなるかどうかが重要です。 B で起きなくなるなら、以後も同じショートカットを使うことで、画像は NAS のままデータだけを PC 内に置けます。
画面が真っ黒 / 何も表示されない
- GPU ドライバーを最新バージョンに更新してください
- ウィンドウを移動したり、最小化して元に戻したりすると改善する場合があります
- 他のアプリを同時にたくさん起動している場合は、GPU メモリ不足の可能性があります
文字化けする
日本語フォントが正しくインストールされているか確認してください。 Windows 11 では「游ゴシック」が標準搭載されています。フォントが破損・削除されている場合は再インストールしてください。
画像表示の問題
HEIC / AVIF / RAW ファイルが表示されない
WIC コーデックが必要です。Microsoft Store から対応するコーデックをインストールしてください。
- Microsoft Store を開きます(スタートメニューから「Microsoft Store」を検索)
- 「HEIF 画像拡張機能」(HEIC/HEIF 用)または「Microsoft Raw 画像拡張機能」(RAW 用)を検索します
- インストールします(無料)
- mImageViewer でフォルダを再度開きます(再起動不要)
画像が回転して表示される
スマートフォンで縦向きに撮影した JPEG は EXIF に向き情報が含まれています。 また、mImageViewer で非破壊回転を適用した画像は回転情報データベースに保存されます。 意図しない回転がある場合は、設定メニュー →「回転情報をリセット…」で すべての回転情報をクリアできます。
ZIP 内の画像も、撮影時の向き情報に従って表示されます。 以前に作成されたサムネイルだけ向きが古い場合は、設定 → サムネイルキャッシュ管理から 対象フォルダまたはすべてのサムネイルキャッシュを削除すると作り直されます。
GIF アニメーションが再生されない
- グリッド表示ではアニメーションは再生されません。ダブルクリックでフルスクリーン表示に切り替えてください
AI 生成メタデータが表示されない
- 対応形式は PNG のテキストチャンクと JPEG の EXIF UserComment です
- 一部の AI ツールは独自形式でメタデータを埋め込むため、表示できない場合があります
- メタデータが含まれているか確認するには、ファイルのプロパティ → 詳細 タブを参照してください
動画再生の問題
内蔵プレイヤーで動画が再生できない
- グラフィックドライバーを最新バージョンに更新してください
- 動画は既定で GPU によるハードウェアデコードを使用します。お使いの GPU やドライバーが対応していない場合、再生できないことがあります。 設定 →「環境設定…」→ 動画再生 の「ハードウェアデコードを有効にする」をオフにすると CPU デコードに切り替わり、再生できる場合があります(切り替え後、次に開く動画から反映されます)
- 上記でも再生できない場合は、Shift+Enter で関連付けされた外部プレイヤーで開くこともできます
パフォーマンスの問題
サムネイルの読み込みが遅い
- 初回読み込み時は画像をデコードするため時間がかかります。2 回目以降はキャッシュから高速に読み込まれます
- キャッシュが無効になっている場合は、設定 →「環境設定…」→ キャッシュ でキャッシュを有効にしてください
- RAW ファイルや大容量の TIFF ファイルはデコードに時間がかかります
- ネットワークドライブ上のファイルはローカルより遅くなります
メモリ使用量が多い
mImageViewer はフルスクリーン表示時、前後数ページ分の画像を GPU メモリにキャッシュします。 GPU メモリが不足する場合は、表示解像度を下げるか他の GPU を使用するアプリを終了してください。
ファイル操作の問題
削除できない / アクセス拒否される
- 他のアプリがファイルを開いている場合は削除できません
- 読み取り専用属性が設定されているファイルは削除できません。エクスプローラーでプロパティを確認してください
- ネットワーク共有やシステムフォルダ内のファイルはアクセス権限が必要です
PDF が表示されない / ページが真っ白
- PDF ファイルが破損している可能性があります。Adobe Acrobat Reader など他のアプリで開けるか確認してください
- 暗号化された PDF の場合、パスワード入力ダイアログが表示されます。正しいパスワードを入力してください
- 保存済みパスワードを全件リセットする場合は、mImageViewer を終了してから
%APPDATA%\mimageviewer\pdf_passwords.jsonを削除します。ポータブル版は展開先のdata\pdf_passwords.jsonが対象です
ZIP 内の画像が表示されない
- パスワード付き ZIP には対応していません
- RAR / CBR の場合、パスワード入力ダイアログが表示されます。入力したパスワードは保存されず、変換後の ZIP キャッシュはパスワードなしで保存されます
- ZIP ファイルが破損している可能性があります。別の解凍ツールで確認してください
- 非常に古い形式(ZIP 1.0 以前)には対応していない場合があります
設定・キャッシュのリセット
設定をリセットしたい
アプリが起動できる場合は、設定メニュー →「設定の復元…」 を使うのが最も簡単です。
- 過去 10 世代までのバックアップ(bak1〜bak10)が一覧表示され、選んだ世代に巻き戻せます
- 同じダイアログの下部にある 「設定を完全リセット…」 ボタンで、設定を初期状態に戻せます
- どちらの操作も実行前の状態は別名で自動バックアップされるため、間違った場合でも手動で復元できます
アプリが起動しないなど上記のダイアログが使えない場合は、以下のファイル・フォルダを手動で削除してリセットします:
| 対象 | パス |
|---|---|
| 設定ファイル一式 | %APPDATA%\mimageviewer\ フォルダ内で settings.db で始まるすべてのファイル |
| 回転情報 DB | %APPDATA%\mimageviewer\rotation.db |
| サムネイルキャッシュ | %APPDATA%\mimageviewer\cache\ |
| すべての設定 | %APPDATA%\mimageviewer\ フォルダ全体 |
rotation.db を削除すると、mImageViewer で設定したすべての回転情報が失われます。
元のファイル自体は変更されていないため、ファイルへの影響はありません。
NVIDIA GeForce オーバーレイが表示される
mImageViewer は GPU(wgpu / DirectX 12)を利用して描画を行います。 NVIDIA GeForce Experience または NVIDIA App がインストールされている環境では、 フルスクリーン表示時にゲームオーバーレイが表示されることがあります。
これは NVIDIA がグラフィックス API を使用するアプリケーションをゲームとして検出するためで、 mImageViewer 側で回避することはできません。以下の手順でオーバーレイを無効化してください:
- NVIDIA App の場合:設定 → 全般 →「ゲーム内オーバーレイ」をオフ
- GeForce Experience の場合:設定 → 全般 →「ゲーム内のオーバーレイ」をオフ
それでも解決しない場合
上記の方法で解決しない場合は、設定のリセットをお試しください。 それでも改善しない場合は、開発者までお問い合わせください。
不具合を報告するとき
報告の前に既知の問題をご確認ください。すでに把握している 症状であれば、そちらに回避方法を記載しています。
「動画が再生できない」「特定の操作でおかしくなる」といった不具合を報告するときは、 動作ログを添えていただけると原因の特定が早くなります。
- 環境設定 →「開発者」を開きます。
- 「ログを zip にする」ボタンを押します。デスクトップに
mImageViewer_diag_(日時).zipが作成されます。 - その zip を不具合の内容と一緒に開発者へ送ってください。
動作ログとエラーログは常に記録されているため、不具合が起きた直後にこの操作をすれば その記録がそのまま zip に含まれます。「動作が重い・カクつく」系の不具合では、先に同じ 「開発者」画面で「性能ログを記録する」を ON にしてアプリを再起動し、 症状を再現してから zip を作成してください。