外部ツール連携

いま見ている画像やページを、画像編集ソフトなど別のアプリへ渡して開きます。

概要

よく使うアプリを登録しておくと、右クリックメニューやキー 1 つで、選んでいる画像・動画・ページをそのアプリで開けます。

圧縮ファイルの中のページや PDF のページも渡せます。これらは中身を取り出した一時ファイルとして渡すため、渡す先のアプリが圧縮ファイルに対応していなくても開けます。

登録する

環境設定の「外部ツール」で登録します。方法は 2 つあります。

スクリプトを登録した場合は、Windows の関連付けを使って自動的に起動します。プログラムとスクリプトで起動方法を選び分ける設定はありません。

登録した数に上限はありません。並べ替えると、キー割り当ての番号もその順序になります。

起動する

操作渡すもの
グリッドで右クリックチェックを付けた項目。無ければ右クリックした項目
フルスクリーンで右クリックいま表示しているページ
フォルダーやコンテナーを右クリックそのフォルダー / 圧縮ファイル / PDF そのもの
キー割り当て上と同じ対象。登録順に 10 個までキーを割り当てられます

登録したツールは右クリックメニューにすべて並びます。いまの対象に使えないツールは、理由を表示したうえで選べない状態になります。

渡すものを選ぶ

ツールごとに、何を渡すかを選べます。

設定渡すもの元のファイル
一時ファイル(編集を反映) 補正・回転・注釈・消しゴムなど、そのページに加えた編集を反映した PNG 変わりません
一時ファイル(編集前) 編集を反映していない、元のデータそのまま。JPEG は JPEG のままで、撮影情報も残ります 変わりません
元のファイル ディスク上のファイルそのもの 変わります

「元のファイル」は、渡した先で上書き保存すると元のファイルが書き換わります。画像編集ソフトで直接編集したいときに選んでください。圧縮ファイルの中のページと PDF のページには元のファイルが存在しないため、この設定のツールでは開けません。

一時ファイルは 2 つのどちらを選んでも、渡した先で上書き保存しても元のファイルは変わりません。編集の有無で形式が変わることはなく、「編集を反映」なら常に PNG、「編集前」なら常に元のデータのままです。

既定では、カラー化・LUT・ポストフィルタ・スマートシャープ・AI 拡大は「編集を反映」に含まれません。 これらも渡したいときは、環境設定 →「表示」→「書き出しの焼き込み」で外部ツールの段を「AI 処理」または「表示用補正」にします (どこまで反映するかを選ぶ)。 ファイルとして保存したいだけならエクスポートを使ってください。

動画と見開き

設定動作
動画 → 動画ファイル動画ファイルそのものを渡します。一時ファイルへコピーしません
動画 → 表示中のフレームいま表示しているコマを画像として渡します。再生していないときは動画ファイルを渡します
見開き → 合成見開きの 2 ページを 1 枚に合成して渡します
見開き → 両ページ2 ページをページ順に渡します
見開き → 主ページのみいま基準になっているページだけを渡します

表示トリムと、見開き表示で設定したページとページの間隔は、画面で読みやすくするための設定です。外部ツールへ渡す画像には反映されません。

複数を選んだとき

設定動作
1 件1 件だけ渡します。2 件以上選ばれているときは起動しません
1 件ずつ起動対象の数だけアプリを起動します
まとめて渡す1 回の起動で全件を渡します。引数に {files} または {file_list} が必要です

ツールごとに「確認なしで起動する上限」と「起動する対象件数の上限」を決められます。重いアプリには小さめの値を入れておくと、うっかり大量に起動するのを防げます。

引数を書く

プログラム / スクリプトを直接登録したツールでは、引数を自分で書けます。

記法展開されるもの
{files}渡すファイルのパス。「1 件ずつ」なら 1 つ、「まとめて渡す」なら選んだ数だけ並びます。何も書かないときはこれが 1 つ付きます
{file_list}その起動へ渡すファイルの一覧を書いた一時リストのパス。「1 件ずつ」なら起動ごとに別の 1 行リスト、「まとめて渡す」なら全件を順に書いたリストになります

引数は書いたとおりに渡ります。{} で囲んだ文字のうち、上の表にないものはそのまま残ります。

{file_list} を指定した場合は、{files} を自動では追加しません。必要なら両方を指定できます。同じ引数テンプレートに {file_list} が複数あっても、同じリストを指します。

リストファイルで渡す

受け手がテキストのファイル一覧を読み込める場合に使います。引数には、そのアプリのリスト読込用オプションと {file_list} を指定してください。リストの形式は、UTF-8(BOM なし)、CRLF 改行、1 行 1 絶対パスです。見出しや引用符はなく、最終行にも改行が付きます。

リストに入るのは、実際にその起動へ渡すファイルです。動画ファイル・フォルダー・本は元のパス、取り出したページ・編集を反映した画像・表示中の動画フレームは、準備した一時ファイルのパスになります。空白・日本語・絵文字のあるパスもそのまま書きます。文字として表現できないパスや改行・NUL を含むパスは、その起動を理由付きで断ります。

複数のチェック対象は一覧の表示順で渡します。「まとめて渡す」の引数とリスト、「1 件ずつ起動」の起動要求も同じ順序です。スタック内はページ順、見開きの「両ページ」は読み順になります。準備に失敗した対象は通知し、成功した対象だけをリストへ書きます。

リストで渡すと、全パスを引数に並べた場合の長さ制限を避けられます。ツールごとの対象件数上限や、リストのパスとほかの引数を含むコマンドライン全体の長さ制限、受け手の形式・件数制限は残ります。{files} も指定した場合は、その引数の長さ制限も残ります。対応するリスト形式は受け手のアプリで確かめてください。

引数に空白を含む値が入っても壊れないので、引用符を自分で書く必要はありません。設定画面には、いまの対象で実際に渡される引数のプレビューが出ます。

「コンソール窓を表示する」は、スクリプトの出力を読みたいときに有効にします。既定では表示しません。画面を自分で開くツールのウィンドウには影響しません。

Windows の関連付けで開くツールでは、引数と作業フォルダーは指定できません。どう開くかは Windows 側が決めるためです。

一時ファイルの扱い

一時ファイルは一時フォルダーへ書き出し、mImageViewer を終了するときに削除します。前回異常終了などで残ったものも、起動時に見つけて片付けます。渡した先のアプリで作業を続けたい場合は、そのアプリで別の場所へ保存してください。

ツールごとに「一時ファイルを残す」を有効にすると、起動に成功して渡した画像とリストを終了時に削除しません。受け手が mImageViewer の終了後にリストを読む場合は、この設定が必要です。残したファイルも次回起動時の回収対象なので、長く使うものは別の場所へ保存してください。起動前のキャンセルや起動失敗で作られた一時ファイルは削除します。

ポータブル版では、一時ファイルもデータフォルダーの中に作ります。

補足