FAQ(よくある質問)

mImageViewer でよくいただく質問と回答をまとめています。

アーカイブ・フォーマットについて

RAR / 7z / LZH アーカイブに対応していますか?

対応しています。ただし ZIP / CBZ のように書庫を直接ブラウズする方式ではなく、 一度 ZIP に変換してから閲覧する方式です。

RAR / 7z / LZH を直接読むこと自体は技術的に不可能ではありませんが、mImageViewer の表示・ページ移動・ サムネイル・フルスクリーンなどは、実ファイルまたは ZIP / PDF 内のページを前提に作られています。 そのため、直接閲覧にすると未展開ページの読み込み待ち、先読み、履歴復元、一時ファイルの寿命管理、 キャンセル処理などを別系統で実装する必要があります。安定性を優先し、現在は ZIP 変換方式を採用しています。

代わりに、これらのファイルをクリックすると ZIP に変換して閲覧できる機能を ご用意しています(元ファイルはそのまま残ります)。変換は初回のみで、以降は ZIP と 同じ高速な閲覧体験になります。

RAR / 7z / LZH を ZIP 変換せず直接開けますか?

現在は直接閲覧には対応していません。RAR / 7z にはソリッド形式と非ソリッド形式があり、 非ソリッドの書庫であれば各ファイルを比較的個別に取り出せる場合があります。一方、ソリッド圧縮された 書庫では目的のページより前のデータを順に展開する必要があり、途中ページだけをすぐ取り出せないことがあります。

ただし、非ソリッドであっても ZIP と同じ仕組みでそのまま扱えるわけではありません。 mImageViewer で直接閲覧を安定して動かすには、未展開ページの非同期読み込み、先読み、 サムネイル生成、履歴復元、作品をまたぐ移動、一時キャッシュの破棄、キャンセル処理を 専用に管理する必要があります。ネストされた RAR / 7z も含めてすべて非ソリッドかを判定するには、 中の書庫を取り出して調べる必要があり、開く瞬間にまとめて判断できるとは限りません。

また、RAR 内の格納順は必ずしもファイル名順ではありません。漫画ビューアでは通常ファイル名の自然順で 読まれることが期待されるため、格納順のまま表示するとページ順が崩れることがあります。 mImageViewer では変換後の ZIP を既存の ZIP 閲覧と同じ仕組みで扱うことで、ページ順、履歴、サムネイル、 フルスクリーン表示を安定させています。

RAR アーカイブには対応していますか?

対応しています。.rar / .cbr はクリック時に ZIP へ変換してから閲覧します。 パスワード付き RAR では入力ダイアログが表示されます。パスワード自体は保存しませんが、変換後の ZIP キャッシュはパスワードなしで保存されるため、キャッシュが残っている間は次回以降そのまま開けます。 分割 RAR は先頭パート(例: .part01.rar)から開き、後続パートはグリッドに重複表示しません。

RAR 展開には RARLAB 社の UnRAR ソースコードを使用します。UnRAR は RAR アーカイブを扱う用途では 利用できますが、RAR 互換アーカイバの開発や RAR 圧縮アルゴリズムの再作成には使用できません。 mImageViewer では展開・一覧専用として利用し、RAR ファイルの作成機能は提供しません。

ゲーム独自のアーカイブ(xp3、arc、tlg、g00 等)には対応していますか?

ゲーム固有のアーカイブ形式・独自画像形式には対応していません。

専用ツールの GARBro が数百のゲームエンジンに対応しており、独自画像形式 (TLG / G00 等)の PNG 変換まで自動で行ってくれます。GARBro で抽出・変換した 画像フォルダや ZIP は、そのまま mImageViewer で高速に閲覧できます。

古い PC の画像形式(MAG、PI 等)には対応していますか?

Susie 画像プラグインを使って対応しています。対応させたい画像形式の Susie 画像プラグイン(.spi ファイル)を、環境設定の「ファイル処理 → Susie プラグイン → 📁 フォルダを開く」から開いたフォルダに置くと、mImageViewer から認識されます。

代表的なプラグインで閲覧可能になる形式:

AI アップスケール機能と組み合わせることで、640×400 クラスのレトロ CG を 2560×1600 の現代モニター解像度で鑑賞できます。

ℹ️
プラグインを追加・削除・更新した後は「環境設定 → ファイル処理 → Susie プラグイン → ⟳ プラグインを再読み込み」で反映できます(アプリ再起動は不要)。

Susie プラグインは 32bit / 64bit どちらに対応していますか?

古いレトロ画像プラグインが存在する 32bit 版(.spi)のみに対応しています。 mImageViewer 本体は 64bit ですが、mimageviewer-susie32.exe という 32bit の ワーカープロセスを別途起動してプラグインをロードするしくみです。

ワーカープロセスは最大 3 つまで並列動作し、不正な画像でプラグインがクラッシュしても メインプロセスには影響しません。クラッシュしたワーカーは自動的に再起動されます。

64bit 版(.sph)には対応していません。モダンフォーマットは mImageViewer 本体が ネイティブ対応しているため、64bit Susie プラグインの追加価値が低いためです。

Susie プラグインの個別設定を変更したい場合は?

mImageViewer からはプラグイン個別の設定ダイアログ(ConfigurationDlg)を開けません。 設定が必要な場合は、Susie 本体(Susie.exe)を別途インストールし、そちらでプラグインを 登録・設定してください。多くのプラグインは設定を INI ファイル(.spi と同じ階層) またはレジストリに保存するため、同じ .spi ファイルを mImageViewer のプラグイン フォルダに置けば、設定値はそのまま反映されます。

機能について

AI アップスケールでレトロ CG を鑑賞したい

おすすめの手順:

  1. Susie プラグイン(ifpi.spi / ifmag.spi など)を「プラグインフォルダ」に配置
  2. 公式配布の LZH アーカイブをクリックして ZIP に変換
  3. 変換後の ZIP を開き、フルスクリーンで画像を表示
  4. 補正パネルの「AI アップスケール」を ON、モデルを選択

例: 16bitセンセーション公式配布ファイルの LZH → 中身の PI / MAG → 4x AI アップスケールで 2560×1600 相当の画質で鑑賞できます。

ルーペ機能の使い方は?

フルスクリーン表示中にカーソル周辺を拡大表示する機能です。

消しゴムモード・画像分析モード中でも併用できます。倍率や表示サイズは環境設定で調整できます。

透過画像の背景色を変えたい

透過 PNG / WebP / GIF をフルスクリーンで開いているとき、B キーで背景を循環できます。 黒 → 白 → 市松 → 黒 の順に切り替わります。AI アップスケール表示中は黒 ↔ 白の 2 段です。

この設定は一時的なもので、画像を開き直すと黒背景に戻ります。透過のない画像では切り替わりません。

ダークモードに切り替えたい

「環境設定 → 全体設定 → テーマ」で以下から選べます:

「システム」選択中は、起動後に Windows 側でライト/ダークを切り替えると mImageViewer も自動的に追従します。

編集結果を別ファイルに保存するには?

フルスクリーン表示中に Ctrl+E、または画像補正パネル(画面左端にマウスを寄せると表示)の ヘッダー右側にあるエクスポートアイコンで、現在の表示結果を別ファイルへ保存できます。 画像補正、AI アップスケール、ポストフィルタ、消しゴム、補正レイヤー、隠蔽加工、テキスト注釈が反映されます。

詳しい操作、ファイル名の規則、メタデータ保持については エクスポートを参照してください。

表示について

ウィンドウの端をドラッグしてサイズを変えると、一瞬中身が伸び縮みして見えます

不具合ではなく、表示のしくみ上の仕様です。mImageViewer は、サムネイル一覧やフルスクリーン表示を アプリ側で画面全体をまとめて描画し、1 枚の画像として Windows に渡しています。 ウィンドウサイズをドラッグしている最中は、アプリが新しいサイズで描き直すよりわずかに早く、 Windows が直前の画像を新しいウィンドウの大きさへ引き伸ばして表示します。このため、リサイズ中だけ 一瞬、画像やツールバーが縦横に伸び縮みして見えることがあります。サイズ変更を終えると正しい表示に戻ります。

この描画方式は、数千〜数万ファイルの大きなフォルダでも軽快にスクロールできるようにするためのものです。 一覧全体をいちどに描くのではなく、画面に見えている範囲だけをそのつど描く「仮想スクロール」方式を採用しているため、 ファイル数が増えても表示が重くなりません。その代わり、画面全体を 1 枚の画像として扱う構造になっているので、 リサイズ中の引き伸ばしは仕組み上どうしても発生します。

ℹ️
表示が乱れるのはドラッグでサイズを変えている間だけで、画像ファイルそのものには影響しません。サイズ変更後は通常どおり表示されます。

対応予定の機能

マウスジェスチャーには対応していますか?

現時点では未対応です。要望に応じて検討します。

ブラウザからの画像ドロップに対応していますか?

現時点では未対応です。要望に応じて検討します。

データ・保存場所

アプリのデータ保存場所を別ドライブに移したい

--data-dir オプションを使った手動移動で対応できます。手順は 設定リファレンスの「別ドライブへのデータ移動」を参照してください。

変換済みアーカイブキャッシュを削除したい

「設定 → 変換済みアーカイブキャッシュ管理…」から以下の操作ができます:

環境設定 → パフォーマンス → キャッシュで MB 単位の容量上限を有効にすると、変換完了後に古いキャッシュから自動削除できます。既定は無制限です。

サムネイルキャッシュ(WebP)の管理は別メニュー(「キャッシュ管理…」)から行います。

ℹ️
その他の問題はトラブルシューティングもご参照ください。