FAQ(よくある質問)

mImageViewer でよくいただく質問と回答をまとめています。使い始める前の疑問は「使い始める前に」をご覧ください。

使い始める前に

mImageViewer はどんなソフトですか?どんな人に向いていますか?

Windows 用の無料の画像ビューアです。フォルダを開くと、中の画像・動画・音声・ZIP・PDF がサムネイルで一覧され、クリックでフルスクリーン表示に切り替わります。ZIP や PDF はディスクに展開せずにそのままページをめくれます。

次のような方に向いています。

一方で、次のような方には向いていません。

無料ですか?広告はありますか?画像が外部に送られることはありませんか?

無料です。MIT ライセンスのオープンソースで、ソースコードを GitHub で公開しています。広告・アクセス解析・利用状況の送信は含まず、アカウント登録も不要です。

AI アップスケールなどの AI 処理はすべて PC の中で行い、画像を外部のサーバーへ送りません。外部と通信するのは、新しいバージョンの確認(設定でオフにできます)、追加コンポーネント(AI の高速化、編集用のフォント・モデルなど)を自分で選んでダウンロードするとき、リモート閲覧を自分で有効にしたとき、コピーしたページの画像を選んで保存する画面を自分で開いたとき、の 4 つだけです。クリップボードの取り込み監視はチェックを ON にしたときだけ動き、ページの画像は選択ダイアログを開いたときに取得します。ブラウザの Cookie やログイン情報は使いません。リモート閲覧の通信は Tailscale によって暗号化されます。つながり方によっては Tailscale の中継サーバーを通りますが、中継側は画像の内容を読めません。画像が開発者のサーバーへ送られることはありません。詳しくは クリップボード取り込み と プライバシーポリシー をご覧ください。

Windows 10 で使えますか?

公式の動作環境は Windows 11(64bit)です。Windows 10 は開発側で動作を確認していないため、動作は保証できません。Windows 10 で使えたというご報告もいただいていますが、Windows 10 だけで起きる不具合には対応できないことがあります。32bit 版の Windows では動きません。

AI 生成画像のプロンプトを表示・検索できますか?

できます。Stable Diffusion(AUTOMATIC1111 / Forge など)・ComfyUI・NovelAI などが PNG に埋め込んだプロンプトや生成パラメータを、フルスクリーン表示の右パネルに表示します。JPEG の EXIF に保存された形式にも対応しています。

Ctrl+F で開いているフォルダをプロンプトのキーワードで絞り込め、Ctrl+G ではお気に入りに登録した場所全体から探せます(事前に索引の作成が必要です)。ネガティブプロンプトは検索対象に含めません。使い方の流れは AI 生成画像を整理・検索する にまとめています。

スマホやタブレットから、自宅 PC の画像・漫画・動画を見られますか?

見られます。自宅 PC で mImageViewer を起動したままにしておくと、外出先のスマートフォン・タブレットのブラウザから、画像・漫画(ZIP / PDF)・動画を開けます。ファイルを端末へコピーする必要はありません。

接続には Tailscale(自分の端末どうしをつなぐソフト。個人で数台をつなぐ範囲なら、通常は無料のプランで使えます)と PIN を使うので、NAS やルーターのポート開放は不要です。この機能は既定でオフで、自分で有効にするまで待ち受けません。リモートからはファイルの削除・移動などはできません。手順は 外出先のスマホから自宅 PC の画像・漫画を見る をご覧ください。

何万枚も入ったフォルダでも軽く動きますか?

一覧は画面に見えている行だけを描き、サムネイルも見えている分から先に作ります。フォルダの中のファイル一覧を読む時間は件数に応じて増えますが、時間のかかるサムネイル作りは画面に並ぶ分から順に進むので、全部がそろうのを待たずに見始められます。読み込みに時間のかかった画像などのサムネイルは PC に保存するので、同じフォルダを開き直したときは画像を読み直さずに表示します。

ただし、初めて開くフォルダでは、サムネイルを作るぶんの時間がかかります。1 枚が大きいカメラの写真や、HDD・ネットワーク上のフォルダでは特に時間がかかります。しくみと計測した表示時間は 大量の画像を高速に一覧できるしくみ にまとめています。

ViX / Honeyview / MassiGra などの代わりに使えますか?

多くの場合、代わりとして使えます。フォルダをサムネイルで見渡して目当ての画像を開く使い方や、フルスクリーンでの画像送り・拡大・回転・スライドショーといった基本操作に対応し、Susie プラグイン(32bit の .spi)で PI / MAG などの画像も表示できます。

ただし、操作や設計の違いもあります。たとえば 7z / LZH などの書庫は最初に開くときに一度 ZIP へまとめ直してから表示し、画像の補正は元のファイルを書き換えない方式です。乗り換え元ごとの違いは移行ガイドにまとめています。

アーカイブ・フォーマットについて

RAR / 7z / LZH アーカイブに対応していますか?

対応しています。書庫の種類によって、そのまま直接ブラウズするものと、一度 ZIP に変換してから閲覧するものに分かれます。

変換方式では、対象のファイルをクリックすると ZIP に変換して閲覧します(元ファイルはそのまま残ります)。変換は初回のみで、以降は ZIP と同じ高速な閲覧体験になります。

RAR / 7z / LZH を ZIP 変換せず直接開けますか?

RAR / CBR は、条件を満たせば ZIP へ変換せずそのまま直接閲覧します。 対象は、ソリッド圧縮でなく・中に別のアーカイブを含まず・パスワードが掛かっていない RAR / CBR です。 この場合は変換キャッシュを作らず、ZIP と同じ感覚でそのまま開けます。

次のいずれかに当てはまる RAR / CBR は、安定した閲覧のために一度 ZIP へ変換します。

.7z / .cb7・.lzh / .lha は、現在はいずれも ZIP へ変換してから閲覧します。 変換後の ZIP を既存の ZIP 閲覧と同じ仕組みで扱うことで、ページ順・履歴・サムネイル・フルスクリーン表示を安定させています。

RAR アーカイブには対応していますか?

対応しています。.rar / .cbr は、ソリッド圧縮でなく・入れ子アーカイブを含まず・パスワードなしの場合はそのまま直接閲覧し、それ以外はクリック時に ZIP へ変換してから閲覧します。 パスワード付き RAR では入力ダイアログが表示されます(この場合は変換対象です)。パスワード自体は保存しませんが、変換後の ZIP キャッシュはパスワードなしで保存されるため、キャッシュが残っている間は次回以降そのまま開けます。 分割 RAR は先頭パート(例: .part01.rar)から開き、後続パートはグリッドに重複表示しません。

RAR 展開には RARLAB 社の UnRAR ソースコードを使用します。UnRAR は RAR アーカイブを扱う用途では 利用できますが、RAR 互換アーカイバの開発や RAR 圧縮アルゴリズムの再作成には使用できません。 mImageViewer では展開・一覧専用として利用し、RAR ファイルの作成機能は提供しません。

EPUB に対応していますか?

DRM のない EPUB は固定レイアウトの PDF に変換して閲覧できます。未変換の本を開くと、 環境設定の「EPUB の処理」に応じて確認画面を表示するか、自動変換します。既定は確認してから変換です。変換済みの本は「無視する」以外なら次回から再変換せず開けます。

確認画面の「次回から表示しない」を選んで変換または PDF の保存を始めると、次から EPUB を確認せず変換します。RAR / 7z / LZH の開き方は変わりません。「無視する」を選ぶと EPUB は一覧・フォルダ移動に表示されず、変換済みの本も開きません。

元の EPUB は変更しません。文字サイズ・フォント・余白の変更、テキスト選択・コピー、 朗読音声・動画は変換した PDF に含まれません。同名の PDF が同じフォルダにある場合は、 既定では EPUB を一覧から隠します。環境設定の「同名ファイル」で切り替えられます。

確認画面の「PDF ファイルとして保存して開く」、または一覧の右クリック「変換 > PDF ファイルに変換」を選ぶと、同じフォルダに PDF を保存できます。同名 PDF は上書きしません。レーティングや補正などは PDF に引き継がれます。しおりとコレクションは元の EPUB に残ります。

変換には Microsoft Edge WebView2 Runtime が必要です。Windows 11 には標準で含まれています。通常の変換結果はアプリのデータフォルダに保存され、「設定 → EPUB 変換キャッシュ管理」でその場で削除できます。表示中など使用中の本は削除できず、理由が表示されます。

ゲーム独自のアーカイブ(xp3、arc、tlg、g00 等)には対応していますか?

ゲーム固有のアーカイブ形式・独自画像形式には対応していません。

専用ツールの GARBro が数百のゲームエンジンに対応しており、独自画像形式 (TLG / G00 等)の PNG 変換まで自動で行ってくれます。GARBro で抽出・変換した 画像フォルダや ZIP は、そのまま mImageViewer で高速に閲覧できます。

古い PC の画像形式(MAG、PI 等)には対応していますか?

Susie 画像プラグインを使って対応しています。対応させたい画像形式の Susie 画像プラグイン(.spi ファイル)を、環境設定の「ファイル処理 → Susie プラグイン → 📁 フォルダを開く」から開いたフォルダに置くと、mImageViewer から認識されます。

代表的なプラグインで閲覧可能になる形式:

AI アップスケール機能と組み合わせることで、640×400 クラスのレトロ CG を 2560×1600 の現代モニター解像度で鑑賞できます。

ℹ️
プラグインを追加・削除・更新した後は「環境設定 → ファイル処理 → Susie プラグイン → ⟳ プラグインを再読み込み」で反映できます(アプリ再起動は不要)。

Susie プラグインは 32bit / 64bit どちらに対応していますか?

古いレトロ画像プラグインが存在する 32bit 版(.spi)のみに対応しています。 mImageViewer 本体は 64bit ですが、mimageviewer-susie32.exe という 32bit の ワーカープロセスを別途起動してプラグインをロードするしくみです。

ワーカープロセスは最大 3 つまで並列動作し、不正な画像でプラグインがクラッシュしても メインプロセスには影響しません。クラッシュしたワーカーは自動的に再起動されます。 同じプラグインが何度も落ちて再起動を打ち切った場合は画面に通知が出るので、 環境設定 → Susie プラグインの「⟳ プラグインを再読み込み」で復帰できます。

64bit 版(.sph)には対応していません。モダンフォーマットは mImageViewer 本体が ネイティブ対応しているため、64bit Susie プラグインの追加価値が低いためです。

Susie プラグインの個別設定を変更したい場合は?

mImageViewer からはプラグイン個別の設定ダイアログ(ConfigurationDlg)を開けません。 設定が必要な場合は、Susie 本体(Susie.exe)を別途インストールし、そちらでプラグインを 登録・設定してください。多くのプラグインは設定を INI ファイル(.spi と同じ階層) またはレジストリに保存するため、同じ .spi ファイルを mImageViewer のプラグイン フォルダに置けば、設定値はそのまま反映されます。

機能について

AI アップスケールでレトロ CG を鑑賞したい

おすすめの手順:

  1. Susie プラグイン(ifpi.spi / ifmag.spi など)を「プラグインフォルダ」に配置
  2. 公式配布の LZH アーカイブをクリックして ZIP に変換
  3. 変換後の ZIP を開き、フルスクリーンで画像を表示
  4. 補正パネルの「AI アップスケール」を ON、モデルを選択

パネル上部のラジオが「標準」のままなら、選んだモデルはその場所の標準になるので、 その ZIP の全ページにまとめて効きます。1 枚だけ試したいときは「このページ」に切り替えてから選びます。

例: 16bitセンセーション公式配布ファイルの LZH → 中身の PI / MAG → 4x AI アップスケールで 2560×1600 相当の画質で鑑賞できます。

ルーペ機能の使い方は?

フルスクリーン表示中にカーソル周辺を拡大表示する機能です。

消しゴムモード中は併用できます。画像分析・補正レイヤー・360 度パノラマ・動画・テキスト注釈モード中は表示されず、テキスト注釈モードを終了すると以前のトグル状態に応じて再び表示されます。倍率や表示サイズは環境設定で調整できます。

Shift の押しっぱなしは「操作カスタマイズ」で別のキーに変更したり、無効にしたりできます(押しっぱなし表示をやめたい)。

単ページ・見開き・比較表示・360 度パノラマで Alt を押しているあいだ、画面の隅に全体の縮小画像と、いま見えている範囲を示す枠が表示されます。

置く隅は上部の四隅ボタンで選べます。全体が見えているときも表示され、画面が画像より広い場合は、枠を全体に保ったまま画像が内側へ小さく表示されます。詳しくはフルスクリーン表示 → 拡大位置ナビゲータをご覧ください。

Alt の押しっぱなしは「操作カスタマイズ」で別のキーに変更したり、無効にしたりできます(押しっぱなし表示をやめたい)。

Alt / Shift / 右Ctrl の押しっぱなし表示をやめたい

フルスクリーン表示中には、キーを押しているあいだだけ何かを表示する操作が 3 つあります。いずれも「設定」→「操作カスタマイズ…」から別のキーへ変更、または無効にできます。

既定のキー押しているあいだの動作
Alt拡大位置ナビゲータを表示します
Shiftルーペを表示します
右Ctrl補正・AI 処理・注釈などを外した元画像を表示します

「コマンド一覧」タブで、説明が「押している間だけ〜を表示する」となっている操作を探して「編集」を押します。別のキーを割り当てるか、割り当て解除を選ぶとその操作は働かなくなります。ほかのキー割り当てには影響しません。

これらは Ctrl / Shift / Alt / 右Ctrl / 右Shift / 右Alt から選べます。右側限定のキーを選ぶと、左側を押したときには反応しません。

透過画像の背景色を変えたい

透過 PNG / WebP / GIF をフルスクリーンで開いているとき、Shift+B キーで背景を循環できます。 黒 → 白 → 市松 → 黒 の順に切り替わります。AI アップスケール表示中は黒 ↔ 白の 2 段です。

この設定は一時的なもので、画像を開き直すと黒背景に戻ります。透過のない画像では切り替わりません。

ダークモードに切り替えたい

「環境設定 → 全体設定 → テーマ」で以下から選べます:

「システム」選択中は、起動後に Windows 側でライト/ダークを切り替えると mImageViewer も自動的に追従します。

編集結果を別ファイルに保存するには?

フルスクリーン表示中に Ctrl+E、または画像補正パネル(画面左端にマウスを寄せると表示)の ヘッダー右側にあるエクスポートアイコンで、現在の表示結果を別ファイルへ保存できます。 画像補正、AI アップスケール、ポストフィルタ、消しゴム、補正レイヤー、隠蔽加工、テキスト注釈が反映されます。

詳しい操作、ファイル名の規則、メタデータ保持については エクスポートを参照してください。

表示について

縮小表示で網点やトーンがちらついて見えます

細かい網点や規則的なトーンを縮小すると、元の画像にはない縞模様や、 表示倍率が変わるときのちらつきが見えることがあります。

mImageViewer は画像を表示サイズに合わせて縮小し直します。さらに細部を柔らかくしたい場合は、 「縮小時のなめらかさ」を調整できます。

フルスクリーン表示の左パネル → 画像補正 → 「フィルタ」タブ → 「縮小時のなめらかさ」を開きます。

ℹ️
全画像・全ウィンドウ共通の設定です。ページごとの設定や保存スロットには含まれません。 拡大表示や原寸表示のときは働きません(縮小しているときだけ効きます)。 詳細は画像補正の「縮小時のなめらかさ」をご覧ください。

ウィンドウの端をドラッグしてサイズを変えると、一瞬中身が伸び縮みして見えます

不具合ではなく、表示のしくみ上の仕様です。mImageViewer は、サムネイル一覧やフルスクリーン表示を アプリ側で画面全体をまとめて描画し、1 枚の画像として Windows に渡しています。 ウィンドウサイズをドラッグしている最中は、アプリが新しいサイズで描き直すよりわずかに早く、 Windows が直前の画像を新しいウィンドウの大きさへ引き伸ばして表示します。このため、リサイズ中だけ 一瞬、画像やツールバーが縦横に伸び縮みして見えることがあります。サイズ変更を終えると正しい表示に戻ります。

この描画方式は、数千〜数万ファイルの大きなフォルダでも軽快にスクロールできるようにするためのものです。 一覧全体をいちどに描くのではなく、画面に見えている範囲だけをそのつど描く「仮想スクロール」方式を採用しているため、 ファイル数が増えても表示が重くなりません。その代わり、画面全体を 1 枚の画像として扱う構造になっているので、 リサイズ中の引き伸ばしは仕組み上どうしても発生します。

ℹ️
表示が乱れるのはドラッグでサイズを変えている間だけで、画像ファイルそのものには影響しません。サイズ変更後は通常どおり表示されます。

対応予定の機能

マウスジェスチャーには対応していますか?

対応しています。設定メニューの「操作カスタマイズ…」で、右ドラッグを未使用 / リングショートカット / マウスジェスチャから選べます。マウスジェスチャは上下左右の軌跡を登録済みパターンと照合して実行します。

ブラウザからの画像ドロップに対応していますか?

現時点では未対応です。要望に応じて検討します。

データ・保存場所

アプリのデータ保存場所を別ドライブに移したい

--data-dir オプションを使った手動移動で対応できます。手順は 設定リファレンスの「別ドライブへのデータ移動」を参照してください。

変換済みアーカイブキャッシュを削除したい

「設定 → 変換済みアーカイブ管理」から以下の操作ができます。EPUB の変換結果は「設定 → EPUB 変換キャッシュ管理」で別に管理します。

環境設定 → パフォーマンス → キャッシュで MB 単位の容量上限を有効にすると、変換完了後に古いキャッシュから自動削除できます。既定は無制限です。

サムネイルキャッシュ(WebP)の管理は別メニュー(「キャッシュ管理…」)から行います。

ℹ️
その他の問題はトラブルシューティングもご参照ください。