動画再生

mImageViewer はフルスクリーン表示中に動画ファイルをインライン再生でき、 画像と同じグリッド一覧から動画も一緒に扱えます。本ページでは動画関連の機能 (再生操作・タイル モード・ブックマーク・音量自動調整・VST3 プラグイン処理・AI 動画アップスケール)をまとめて説明します。

動画の再生

MP4 / MKV / MOV / AVI / WMV / MPG / MPEG などのコンテナと、 H.264 / HEVC / AV1 / VP9 などの主要コーデックに対応した動画を、フルスクリーンでインライン再生できます (FFmpeg LGPL DLL バックエンド)。GPU ハードウェアデコード (D3D11VA) と GPU 直接描画に対応しており、 4K 60fps 動画もカクつかず再生できます。アナモルフィック収録の動画は表示アスペクト比 (SAR) を自動補正して表示します。

動画を開くと、グリッドからの起動でもフルスクリーン中の動画送りでも自動再生します。 resume 位置はファイルごとに自動保存され、次回は保存済み位置から再開します。

基本操作

操作動作
Space / Enter / 画面クリック再生 / 一時停止をトグル
画面中央をタップHUD を表示 / 非表示
画面左をタップ中シークで戻る(既定 5 秒)
画面右をタップ中シークで進む(既定 5 秒)
Shift+Enter外部プレイヤー(関連付けされたアプリ)で開く
/ 中シーク(既定 5 秒、前 / 次)
Shift+ / 小シーク(既定 1 秒)
Ctrl+ / 大シーク(既定 30 秒)
Ctrl+Shift+ / 前 / 次の 1 フレームへ移動して一時停止
/ 前 / 次のメディア ファイル(画像・動画・ZIP 内画像・PDF ページなど)へ移動
通常のマウスホイール既定は前 / 次のファイルへ移動。操作カスタマイズで音量調整へ変更できます
V360 度動画では 360 度表示、通常動画では拡大・縮小表示を ON / OFF
T動画の拡大方法を順に切り替え
Fパフォーマンス オーバーレイ表示の ON/OFF(フレームレート・デコード時間など)

小・中・大シークの秒数は、環境設定の「相対シークの秒数」でそれぞれ 1~600 秒に変更できます。 同じ段階を使うキー、リング、マウスジェスチャ、ゲームパッド、操作カスタマイズで割り当てた戻る / 進むボタン・ホイールクリックに共通で、動画の左右タップは中シークです。 標準的な戻る / 進むボタンは押した直後に 1 回、押し続けると Windows のキーリピート設定に合わせて繰り返し、離すと止まります。 キーボード入力へ変換するマウス用ソフトでは、そのソフトが送る入力回数に従います。タイル表示中の左右キーは、従来どおりタイルカーソルを移動します。

通常ホイールの設定は、環境設定の「動画」または操作カスタマイズの「マウスボタン」にある「動画・音声の通常ホイール」で変更します。どちらも同じ設定です。 修飾キーを押さずに通常の表示面で回した場合が対象です。端パネルやシークストリップでの操作、360 度表示や拡大表示でのズームなどは、それぞれの表示機能が優先します。

初めて動画をタッチ操作すると、中央・左・右のタップ領域と操作の案内が表示されます。 案内が表示された後に画面のどこかをタップすると案内を閉じて HUD を表示します。 ボタンが小さく感じる場合は、メニューの「スケーリング」から表示倍率を変更できます。

動画の先頭 / 末尾でそれ以上シークできない場合は、「動画先頭です」「動画末尾です」と画面に表示されます。 上部情報バーを「自動表示」にしている場合は、再生中にマウス操作が設定秒数(既定 1.0 秒) ないとバーとマウスカーソルを自動的に隠して画面に集中できるようにします。

上部バー

画面上部にはタイトルバーが表示されます。 左側にファイル名と解像度・フレームレート・コーデック・現在位置が並び、 右側に × 閉じる / ウィンドウ内表示・全画面表示の切り替え / 左右パネルの呼び出し方の切り替え / ▦ タイル モード / パフォーマンス オーバーレイ トグル / VST3 パネル (有効時のみ) の各ボタンが配置されます。

下部 HUD

画面下部には 2 段構造の HUD が表示されます。 上段には シーク バー(フル幅、ヒット領域広め、ホバーするとその位置のサムネイル プレビューが表示されます)。 下段には左から 最初から再生 / ▶ 再生・一時停止 / ループ / 連続再生 / ↑ 前の項目 / ↓ 次の項目(前/次のメディア ファイルへ移動。 / キーと同じ) / 前のマーカー / 次のマーカー(チャプター・ブックマーク・ピンへジャンプ。 対象が無い場合はグレーアウト表示) / キャプチャ パレット(前フレーム / クリップボードへコピー / ファイルへ保存 / 次フレーム) / 時刻 / 再生速度 / 🔇 ミュート / 出力ノーマライズ / 音量スライダー (-∞dB〜+18dB) が並びます。

シークバーの下には動画の長さに応じた目盛りが表示され、全体の中でどのあたりを再生しているかが分かります。

シークバー直上には、場面のサムネイルまたは音声波形の帯(シークストリップ)を表示できます。 表示の種類は次の 4 通りで、非表示を含めて 5 つの状態があります。

全体表示は、どのあたりに明るい場面や暗い場面があるか、どこで音が続いているかを、 再生を止めずに一目で見渡したいときに向いています。

下部 HUD の鍵アイコンの左にあるフィルム形ボタンを押すと、上の 4 つと非表示、 そして帯の高さ(最大 / 大 / 中 / 小 / 最小)を選ぶメニューが開きます。OFF ではボタンが非アクティブになり、 サムネイルではフィルム、音声波形ではフィルムに音符を重ねた表示になります。 Shift+S キーは、非表示 → 場面 (周辺) → 場面 (全体) → 波形 (周辺) → 波形 (全体) → 非表示の順に切り替えます。シークバーから上へドラッグして 開くこともでき、その場合は前回選んだ種類が戻ります。

帯を低くするほど画像は小さくなりますが、全体表示で一度に並ぶ枚数は増えます。高さは 設定メニュー →「環境設定…」→ 動画の「シークストリップの高さ」からも変更できます。 5 段階それぞれを 36〜320 px 相当で設定でき、既定は最小 36 / 小 48 / 中 72 / 大 104 / 最大 144 です。 100% 表示時の値で Windows の表示倍率に従い、静止画のサムネイル列とは別に保存されます。

環境設定の「再生画面のバー」では、マウスオーバーの場面プレビューを常に表示する / 場面サムネイルのストリップ表示中だけ隠す / 常に隠す、から選べます。隠している間は新しいプレビュー画像も要求しません。音声波形のストリップは場面サムネイルとして数えないため、従来どおりプレビューを使えます。

同じ場所で、場面サムネイルまたは音声波形のストリップ表示中に通常のシーク行を隠すこともできます。隠すと24ptのシーク行だけが消えてストリップが下へ移動し、固定表示中は映像に使える領域もそのぶん広がります。再生 / 音量 / 時刻表示などの40ptのコントロール行は常に残ります。ストリップ上のクリック / ドラッグによる移動も残り、ストリップを閉じるとシーク行が戻ります。

同じ設定ページの「シークストリップをキーで切り替えるときに通す表示」で、 Shift+S が通る表示を選べます。よく使う表示だけを残せば切り替えが短くなります。 ここで外した表示も、フィルム形ボタンのメニューからはいつでも選べます。

設定メニューの「操作カスタマイズ…」では、この順送りに加えて、表示 / 非表示(表示時は前回の種類を復元)、 非表示、サムネイル、音声波形をそれぞれ直接指定する操作にもキーを割り当てられます。 追加の 4 操作には既定キーがないため、必要なものだけ動画フルスクリーン欄で割り当ててください。

周辺表示では、ストリップにマウスポインタを重ねてホイールを上へ回すと範囲が 1 段狭く、下へ回すと 1 段広くなります。現在値はストリップ右上に表示され、変更はその場で保存されるため、 環境設定と次回起動時の値も一致します。全体表示は動画の長さと帯の幅で範囲が決まるため、 範囲の表示はなく、ホイールでも変わりません。どちらの表示でも、ストリップ上のホイールで 背後の項目へ移動することはありません。

ストリップ右上の鍵アイコンを押すと、ストリップを固定表示できます。固定すると ストリップと下部シークバーが出たままになり、動画を切り替えても最初から表示されます。 固定中はストリップの領域を確保し、映像をその上の領域に収めるため、ストリップが映像へ重なりません。 ストリップを閉じている状態で固定すると、直前に選んでいたサムネイルまたは音声波形で開きます。

固定を解除してもストリップはそのまま残ります。ストリップ自体を閉じたい場合は、 フィルム形のボタンで「なし」にするか、ストリップを下へドラッグします。このとき固定も 一緒に解除されます。動画によっては素材の都合でストリップを表示できないことがありますが、 その場合も固定は解除されず、次の動画で再び表示されます。

サムネイルの画像間隔は 0.1 / 0.2 / 0.5 / 1 / 2 / 5 / 10 / 15 / 30 / 60 秒と 2 / 5 / 10 / 15 / 30 分で、 既定は 15 秒です。波形で一度に見渡す時間は 5 / 10 / 15 / 30 秒、1 / 2 / 5 / 10 / 15 / 30 / 60 / 120 / 180 分で、既定は 3 分です。 最初の 1 幅を先に表示し、その後のスクロール範囲は 表示を消さずに裏で準備します。表示を切り替えても中央の時刻は変わりません。 音声のない動画や波形を表示できない場合は、空の帯に理由が表示されます。場面サムネイルと音声波形の帯は、どちらも画像・動画の余白色にかかわらず従来の暗い下地と配色で表示します。 周辺表示では、再生中はストリップも再生位置に合わせて流れます。中央の線は固定され、サムネイルと音声波形の どちらでもストリップを左右へドラッグすると内容が連続して流れます。ドラッグ中は自動追従から外れ、 指やボタンを離すとその位置へ移動して再生を始め、自動追従へ戻ります。 全体表示では帯の内容は動かず、赤い線だけが再生位置を示します。帯の中で移動したい位置を クリックするか、そこまでドラッグして離すと、その時刻へ移動して再生を始めます。 ストリップをクリックして 直接移動してもストリップは開いたままです。下へドラッグしてシークバーへ戻す、Esc、 フィルム形ボタンまたは Shift+S で「なし」まで切り替えると閉じます。 サムネイルと音声波形のどちらでも、ストリップ上へポインタを重ねたりドラッグしたりすると、その 位置の 1 枚プレビューがストリップの上に表示されます。シークバーから出すプレビューも同じ場所を 使うため、ストリップへ重なりません。右上の鍵アイコン上ではプレビューを出しません。 S のタイルモードとは同時に開きません。

動画に長さの情報がない場合も再生はできますが、再生位置を全体の長さへ対応付けられないため、 シークバーとシークストリップは使えません。その場合は動画を開いたときに 1 回だけ画面でお知らせし、 フィルム形ボタンはグレー表示になります。

動画に記録された場面の切り替わり情報が極端に少なく、ストリップの画像や移動間隔が何分も 離れてしまう場合は、再生と通常のシークバーをそのまま使えますが、シークストリップは表示しません。 最初に試したときだけ理由を画面でお知らせし、フィルム形ボタンはグレー表示になります。 ショートカットやシークバーからの上ドラッグでも開きません。

設定メニュー →「環境設定…」→ 動画の「再生画面のバー」で、 上部情報バー下部シークバーシークストリップを 固定表示できます。既定はすべて OFF です。ストリップ固定を ON にするとストリップが開いた状態になり、 下部シークバーも固定されます。下部シークバー固定を OFF にするとストリップ固定も OFF になります。 固定中は表示部分の領域を確保して映像を残りの領域へフィットし、固定を解除するとマウスやタッチによる 自動表示へ戻ります。上部・下部のバー端とストリップ右上の鍵アイコンからも固定 / 解除できます。

プレビューの表示を早くしたい場合は、設定メニュー →「環境設定…」→ 動画の 「シーク時のズレ許容 (秒)」を大きくします。0.0 は位置の正確さを優先します。 大きめの値で構いません。迷ったら大きめにしてください。

同じ設定ページの「シークストリップの画像間隔」を大きくすると、ストリップ 1 画面で より長い時間を見渡せるため、大まかな位置を探しやすくなります。

「音声波形で見渡す範囲」を大きくすると、会話や音楽がある場所を長い範囲から探せます。 30 分より広い範囲では、まだ解析していない場所を暗く、中央の線なしで表示し、現在位置に近い ところから順に埋めていきます。無音の場所には中央の線が引かれるので、音が無いのか、まだ 解析していないのかは線の有無で見分けられます。範囲を変えている間も、変更前の波形を表示し続けます。

10 分以上の範囲を表示している間は、動画全体の解析を少しずつ進めて、その結果を保存します。 解析が進むのは音声波形を表示している間だけで、閉じると止まります。次に同じ動画を開いたときは、 保存済みの範囲を読み直さずに表示します。この結果は動画のサムネイルと同じキャッシュに入り、 キャッシュ管理からまとめて削除できます。

Ctrl+S またはキャプチャ パレットの保存ボタンで、現在位置の動画フレームを キャプチャ保存フォルダへ保存できます。クリップボードにコピーするには、キャプチャ パレットのコピー ボタンを使います。保存形式と保存先は設定メニュー →「環境設定…」→ キャプチャ保存で変更できます。

製本メニュー、ツールバー、または追加ショートカットで、現在位置の動画フレームを追加先の本へ追加できます。 参照したい場面だけを本棚に集めて、あとから画像ページとして読み返したり、隠蔽加工や注釈を重ねたりできます。 詳細は製本・本棚を参照してください。

自動表示では、再生中に数秒間操作がないと操作部が滑らかにフェードアウトし、 マウスを動かすかキーを押すと再表示されます(一時停止中・操作部にマウスを重ねている間は表示を維持します)。

ウィンドウ内表示でウィンドウを狭くしたときは、収まらないボタンが右側から順に省略されます (まずキャプチャ パレット、続いてマーカー、前/次項目の順)。省略されたボタンは Ctrl+S(フレーム保存)/ Ctrl+Shift+/ (フレーム送り)/ J/K(マーカー)/ /(前/次の項目)の キーボード ショートカットで同じ操作ができます。

ウィンドウ内表示と全画面表示

動画は 2 つの表示モードで再生できます。

上部ホバーバーの × ボタンの左にあるウィンドウ切り替えボタンで、いつでも 2 つのモードを 切り替えられます。再生中に切り替えても音声は途切れず、再生位置もそのまま引き継がれます。 選んだモードは記憶され、次に動画や画像をフルスクリーン表示したときも同じモードになります。

この表示モードは静止画にも共通で適用されます。ウィンドウ内表示のときは、動画から ホイールで静止画へ送っても静止画が同じウィンドウの中に表示され、表示の大きさが 急に変わりません。

通常動画の拡大・縮小表示

通常の動画を表示中に V を押すと、再生を続けたまま拡大・縮小表示へ切り替わります。 切り替え直後は動画全体が収まる 100% 表示で、上部バーに現在の倍率が表示されます。

100% 未満でもドラッグやポインタ基準の拡大 / 縮小で、動画全体を画面内に残したまま 余白の中を移動できます。周囲は設定した動画背景色になります。

拡大・縮小表示中は左右端まで動画の移動に使えるよう、左右パネルと呼び出し部分を一時的に隠します。 パネルの開閉・固定設定は保持され、V で終了すると元の表示へ戻ります。シークストリップや ダイアログ上の操作は従来どおり各UIを優先します。再生・一時停止、上下バー、シーク、音量、画像補正は 拡大・縮小表示中もそのまま使えます。別の項目へ移動するか、動画表示を閉じるか、音声だけの表示へ 切り替えると拡大・縮小表示を終了し、次の動画へ倍率を持ち越しません。

360 度動画

球面メタデータを持つ正距円筒動画、または横:縦が 2:1 の候補動画では、上部バーの 360 ボタンか V で 360 度表示を ON / OFF にできます。ON 中も 360 ボタンは残り、 隣のボタンで投影方式の切り替えと視点リセットができます。× は従来どおり動画を閉じます。

再生、一時停止、シーク、音量、画像補正はそのまま使えます。タイル一覧は同時に使えません。 動画の拡大方法は投影中だけ一時停止し、選んだ設定値は変更されません。音声モードへ切り替えた 間は 360 度の入力だけを休止し、映像へ戻ると同じ視点を再開します。前後のファイルへ移動しても 視点は保持され、360 度ではない項目では一時的に通常表示へ戻ります。明示的に OFF にするか 動画表示を閉じると視点を破棄します。

音量・ミュート・倍速再生

音量調整は Shift+ / で dB 目盛りの 1/4 幅ずつ上下、または下部 HUD の音量スライダーで行います。 音量は -∞dB〜+18dB で調整でき、0dB を超えるブースト部分はスライダー上で黄色表示されます。 safety limiter が音量を大きく(おおむね 1dB 以上)抑え込んだときは、音量表示の右側に赤いインジケータが短く出ます。 M でミュートを切り替えられます。ミュート状態は動画切替と次回起動へ引き継がれます。

倍速再生(ピッチ維持)

下部 HUD のミュートとボリュームの間にある速度ボタンから 0.5x〜3.0x の 11 段階 (0.5x / 0.75x / 1.0x / 1.25x / 1.5x / 1.75x / 2.0x / 2.25x / 2.5x / 2.75x / 3.0x)を選択できます。 音声は高品質なタイムストレッチでピッチを維持するため、セリフが自然なまま聞き取りやすく、 長尺の確認や流し見に便利です。 速度ボタンをダブルクリックすると 1.0x(等倍)に戻せます。 動画を切り替えてもアプリ再起動後も速度が維持されます。 VST3 プラグインには等倍のサンプルが渡されるので、LUFS 測定値などは速度に依存せず正しい値になります。

音量自動調整(ラウドネス ノーマライズ)

下部 HUD のミュートと音量スライダーの間にある「Norm」ボタンで、動画ごとに音量を -14 LUFS 相当(YouTube / Spotify と同等)に揃えられます。 動画によって音量がバラバラだった場合に、フォルダ内の連続再生で音量がそろうのが利点です。

保存済みの測定値件数の確認と全件クリアは、環境設定 → 動画・音声 → 動画 から行えます。 クリアしても現在再生中に適用済みの音量はその場では変更されず、次回以降に必要な動画が再スキャンされます。

音量スライダーはノーマライズ後の音量を 0dB として、その上に乗ります。

ループ・チャプター・ブックマーク・ピン留め

ループモード

L キーまたは下部 HUD のループボタンでループモードを切り替えられます (ループなし → 全体ループ → チャプターループ → ブックマークループ → ループなし)。 チャプターやブックマークが無い動画では当該段階を自動でスキップします。

動画を切り替えてもループモードは維持され、新しい動画にチャプター / ブックマークが無いときは全体ループとして動作します。 ループボタンの上には現在のモード(CH / ブックマークアイコン)が表示されます。

連続再生

下部 HUD のループボタンの隣にある連続再生ボタンで、フォルダ内の動画を順番に再生できます。 ボタンは「オフ → 連続再生 → 連続再生 + ループ」の順に切り替わります。

ブックマーク

B キーで現在位置にブックマーク(🔖)を追加できます。J / K で前 / 次のチャプター・ブックマーク・ピンへジャンプし、ジャンプ先のタイトルが画面右上にトーストで一瞬表示されます。

左ジャンプパネル

「通常ホバー」では画面左端にカーソルを近づけ、「クリック表示」では左端に現れる呼び出しバーをクリックすると、ピン留め(📌)+ ブックマーク(🔖)+ チャプター(📑)の各位置に サムネイル付きでジャンプできるパネルが表示されます。各行クリックで seek、ブックマークの ✏ で名称編集、× で個別削除できます。 名称を付けたブックマークはチャプターと同じように左パネルとジャンプ時のトーストに表示されます。 パネル上部の 🔖 ボタンで現在位置にブックマーク追加、📌 ボタン(P キーと同じ)で現在のフレームを 動画グリッドサムネにピン留めします。ピン留めの解除はパネル内のピン行右側の × ボタンで行います。

左ジャンプパネルが表示されている間、シークバーの直上に「現在再生中のチャプター/ブックマーク」を CH または BM ラベル付きで 1 件表示します。判定は「再生位置の手前にある一番新しいマーカー」で、種別(チャプター・ブックマーク)の区別なく 最も直近のものを選びます。ピンは表示対象外です。マーカーが 1 件もないか、現在位置の前にマーカーが無い場合は表示されません。

左画像補正パネル

左パネル上部の「画像補正」タブへ切り替えると、再生したまま映像の見た目を調整できます。 「色調」では明るさ、コントラスト、ガンマ、彩度、色温度、黒点・白点、中間点を調整します。 「フィルタ」では動画の拡大方法と、環境設定 → 表示 → LUTで 登録したCreative 3D LUTや組み込みプリセット、適用量を変更できます。

「アニメ塗り拡大」を初めて選ぶと、動画を止めずにパソコンの性能を測り、映像の大きさと フレームレートに合う品質(Anime4K S / M / L / VL / UL)を選びます。測定中は現在の表示を 維持し、再生位置も変わりません。結果は同じグラフィック環境で再利用されます。

「品質の余裕」は、ほかのアプリと併用しやすい「速度優先」、通常向けの「標準」、 再生に専念するときの「画質優先」から選べます。モデル名へ固定することもできます。 選ばれた品質と予測時間は設定のすぐ下に表示されます。動作環境が変わったと感じたときは 「もう一度測定」を押してください。操作カスタマイズから再測定専用のキーも割り当てられます。

元の動画が大きすぎる場合や、最も軽い品質でも安定再生の余裕を確保できない場合は、 再生を止めずに「標準」で表示し、その理由を同じ場所に表示します。

「縮小時のなめらかさ」は動画専用です。網点や細かい模様がちらつくときに上げてください。 この値は静止画の同名設定には影響しません。T キーでも 5 方式を順に切り替えられ、 一時停止中も現在のフレームへすぐ反映されます。切り替えが反映されると、選んだ拡大方法が 画面右上に表示されます。表示サイズの上限で選んだ方法を適用できない場合は、 「OS に任せる」で表示されることも同じ案内に表示します。

非常に大きな表示サイズで選んだ方法を適用できない場合は、この設定の下に理由が表示され、 その動画は「OS に任せる」と同じ表示になります。

動画の画像補正は再生表示だけに適用され、元の動画ファイルを書き換えません。設定は動画全体で共通です。 LUTは通常表示できる映像へルックを加えるCreative LUT用で、カメラのLog映像などを表示色へ変換する入力LUTとしては使用しないでください。

動画補正の保存スロット

画像補正パネルの下部には、画像用とは別に 10 個の動画補正スロットがあります。 「保存」の番号ボタンで現在の明るさ・色調・フィルタを保存し、「読込」の番号ボタンで呼び出せます。 空のスロットは読み込めません。Ctrl+19 / Ctrl+0 でも読み込めます。 保存内容と現在の動画補正は動画全体で共通で、別の動画へ移動しても同じ設定を利用できます。音声モード中は読み込みキーが動作しません。

ブックマークの一括登録

動画のコメント等にチャプターリスト(時刻 + タイトル)が書かれている動画では、左ジャンプパネル上部の一括登録ボタンから貼り付けて まとめてブックマーク化できます。クリックで中央に貼り付け用ダイアログが開きます。

同じダイアログから現在のブックマーク一覧をクリップボードへエクスポートもできます (「一覧をクリップボードにコピー」ボタン)。隣の「秒単位にする」チェックボックスを ON にすると整数秒に切り捨てて出力するので、 動画コメント欄のように小数秒を timestamp として認識しないサービスへ貼り付ける場合に便利です。OFF にするとミリ秒精度 (mIV へ貼り戻すと元の位置に正確に復元)で出力します。チェックボックスは記憶されず、ダイアログを開き直すたびに ON が既定になります。

誤って登録してしまったときは、同じダイアログ内の「この動画のブックマークをすべて削除」ボタンから一括削除できます (ボタンを押すと確認メッセージが出てから実行されます)。 ダイアログ右上の × ボタンでいつでも全体を閉じることができます。

代表サムネへのピン留め

P キー、HUD のピンボタン、または右クリックメニューの「現在のフレームを動画サムネに設定」で、現在表示中のフレームを動画のグリッドサムネイルにピン留めします。 フォルダ一覧で動画の中身が一目で分かるようになります。既にピン留めがある場合は現在位置で上書きされます。 この保存済みフレームは、親フォルダの代表サムネイルに動画を指定するときにも使われます (代表サムネイルを手動で指定する を参照)。

サイドカー画像

動画と同名の画像ファイル(例: movie.mp4 の隣の movie.jpg)が並んでいる場合、 その画像を動画サムネに使うサイドカー機能を搭載しています。 環境設定 → 動画・音声 → 動画 → グリッドサムネイルで動作を切り替えられます。 フルスクリーン再生中に P キーでピン留めしたフレームは、この設定に関わらず常に最優先で使われます。

タイル モード

動画フルスクリーン中に S キー(または上部ホバーバーの ▦ ボタン)でタイル モードに切り替わります。 動画全体を一定間隔のサムネイルで一覧表示し、長い動画の中身を一目で把握できます。 多数の動画を並べて中身を一気に確認したい用途にも向いています。

キーボード操作

タイル表示中は現在位置より後の最初のサムネイルに、時刻ラベル込みの強調カーソル(黄色の枠と暗色の時刻ラベル)が付きます。

操作動作
/ 強調カーソルを前 / 次のサムネイルへ移動
Ctrl+ / 強調カーソルを 1 行分移動。Shift はタイル中の左右移動では無視
Space / Enter強調カーソルの位置から再生
Ctrl+ホイール列数(4 / 6 / 10 / 16 / 20 / 26 / 30)切替(両端で停止)
S 再押下 / Esc / × ボタンタイル モードを解除(再生位置は変更されません)

上部バー右側の細かいグリッドアイコン / 大きいグリッドアイコンのボタンでも列数切替ができます(タイルを小さく / 大きく)。 抽出済みサムネイルは動画ファイルごとに永続キャッシュされ、再表示は即座です。 キャッシュは 設定リファレンス → サムネイルキャッシュ管理 から動画別に確認・削除できます。

メタ情報パネル

「通常ホバー」では画面右端にカーソルを近づけ、「クリック表示」では右端に現れる呼び出しバーをクリックするとメタ情報パネルが表示されます。 タイトル / 作成者 / 解像度 / フレームレート / コーデック / デコード方式 / フレーム表示 / デインターレース等の動画メタ情報が確認できます。

上部バーの ボタン、I または Tab で、左右パネルの呼び出し方を「通常ホバー」と「クリック表示」の間で切り替えられます。 クリック表示で開いた左右パネルは現在のファイルを表示している間だけ維持され、別のファイルへ移動するかフルスクリーンを閉じると閉じます。

レーティング

動画もフルスクリーン再生中に F1F5 でその動画への★1〜★5、F6 で解除、 Shift+F1F6 で現在のコンテナ(フォルダ / ZIP / PDF)のコンテナ★を操作できます。 レーティングはツールバーの★フィルタで他のファイルと同じく絞り込みに使えます。 (レーティングの考え方は グリッド表示 ページ参照)

VST3 プラグイン処理

動画再生中の音声を VST3 プラグインのチェーンに通してから再生できます。 LUFS 測定 + EQ + コンプ等の組み合わせを動画再生しながらリアルタイムに分析できます。 既定は OFF で、利用しない場合は動作・表示とも何も変わりません。

有効化とプラグインのスキャン

環境設定 → 動画・音声 → VST3 プラグインで「VST3 プラグイン処理を有効にする」を ON にし、「プラグインをスキャン / 再スキャン」を実行すると、 %COMMONPROGRAMFILES%\VST3\ などのフォルダを再帰的に走査し、見つかった VST3 プラグインを候補一覧に表示します。 スキャン中は進捗(確認済み / 総数)が表示されます。

プラグインチェーン

音声を通すプラグインの並び(最大 10 個)。上から順に処理されます。 候補一覧のプラグインをクリックするとチェーンの末尾に追加されます。各行の ↑ / ↓ で並べ替え、× で削除できます。 チェーン後段には保険用の safety limiter(0dBFS)を内蔵し、ユーザーが limiter を挿していない場合でも過大出力による音割れを抑えます。

動画再生中の操作

VST3 プラグイン処理が有効なときは、上部ホバーバーに「VST」ボタンが表示されます。 クリックすると VST3 プレイバックパネルが開き、チェーン全体の表示 / 個別 GUI の表示 / 各プラグインのバイパスを操作できます。 プラグインの GUI はフルスクリーン再生中は動画の手前に表示され、他アプリへ切り替えると背面に戻ります。 チェーン構成は 10 個のスロットに保存・呼び出しできます。

ℹ️
各プラグインは本体とは別のプロセスで動作するため、プラグインがクラッシュしても mImageViewer 本体や他のプラグインには影響しません。プラグインの内部状態(EQ カーブなど)は アプリ終了時や設定変更時に保存され、次回も引き継がれます。
遅延が 2 秒を超えるプラグインは音ズレ防止のため自動的に OFF(バイパス)にされ、 環境設定ページに警告が表示されます。プラグイン側で遅延を減らしてから手動で再 ON してください。

VST3 機能は Steinberg VST3 SDK(MIT ライセンス)を利用しています。 プラグインの追加・削除・並べ替えは、環境設定 → 動画・音声 → VST3 プラグイン で行います。

AI 動画アップスケール(オフライン処理)

動画ファイルを AI モデルでアップスケールしてディスクに保存できます。 長尺動画でもセグメント単位で進捗を保存しながら処理するため、途中で停止 → 再開しても最初からやり直す必要はありません。 処理中もアプリの通常操作は継続でき、複数ジョブをキューに積んで一晩かけて処理する使い方を想定しています。

登録方法

  1. グリッドで動画ファイルを選択(または右クリック)します
  2. 右クリックメニュー → 「動画」「この動画をアップスケール登録…」 を選びます
  3. 「AI動画アップスケール登録」ダイアログが開きます。下記の項目を確認・選択します
    • 倍率:2x / 4x
    • 品質:1 最高品質 / 2 高品質 / 3 標準 / 4 小さめ / 5 最小(数字が小さいほど画質を優先、ファイルが大きくなります)
    • 上書き:出力ファイルが既に存在する場合に上書きするかどうか
  4. 「キューに登録」を押すとタスクキューに追加され、順次処理が始まります

登録時には出力解像度・推定ファイルサイズ・フレーム数が表示されます。 出力解像度が 8K UHD 上限を超える場合は登録できません(メッセージで通知されます)。

出力ファイル

アップスケール結果は元動画と同じフォルダに、ファイル名の末尾に .miv.mkv を付けて書き出されます。 (例: movie.mp4movie.miv.mkv) 音声は最終出力時に元動画からコピーされます。 各動画に対応する設定情報は .miv.json サイドカーとして保存され、後から削除・再生成の参照に使われます。

タスクキューの管理

登録後は右クリックメニュー → 「動画」→ 「アップスケールタスク表示」 でタスクキュー ウィンドウを開けます。 各タスクの進捗(処理済みセグメント数 / 総セグメント数)と状態(待機中 / 実行中 / 完了 / 失敗)を確認できます。

アプリ再起動後もタスクは保存されているので続きから処理が再開されます。 既に別の mImageViewer インスタンスがキューを使用中の場合、新規登録はできません(ファイルロックで競合を防ぐため)。

アップスケール結果の削除

右クリックメニュー → 「動画」→ 「この動画のアップスケールを削除」 で、 元動画に対応する .miv.mkv.miv.json をまとめて削除できます。

ℹ️
この節の AI 動画アップスケールはオフライン処理(保存)専用です。 再生時の「アニメ塗り拡大」とは別の機能なので、AI モデルで新しい動画ファイルを作るには、 事前に処理 → 結果ファイルを再生する流れになります。 低ビットレート・ノイズが多い動画では効果が限定的です。

レジューム再生

3 秒以上再生し、かつ末尾 5 秒以内に到達していない動画について、再生位置を自動的に記憶します。 次回その動画を開くと、その位置から自動再生で再開できます。

環境設定 → ライブラリ → 履歴と復元で、動画を「一覧から開く」ときと Ctrl+/ で移動するときのそれぞれについて、続きから再生するか最初から再生するかを選べます。 例えば「動画 × 一覧から開く」を「最初から」にすると、サムネイル一覧からダブルクリック / Enter で開いた動画は、保存済みの再生位置があっても先頭から再生します。

記憶している件数の確認と、全件クリアは 環境設定 → ライブラリ → 履歴と復元 から行えます。

関連する環境設定

動画関連の各設定項目は 設定リファレンス → 動画・音声 → 動画 および 設定リファレンス → 動画・音声 → VST3 プラグイン にまとめてあります。主な項目: