テキスト注釈(吹き出し・装飾テキスト・注釈図形・スタンプ)

フルスクリーン表示中に Ctrl+T を押すとテキスト注釈モードに入ります。 漫画のような吹き出し・メッセージウィンドウ・装飾テキスト・オノマトペ・スタンプに加え、 スクリーンショットの説明に便利な強調枠・矢印・蛍光マーカー・番号バッジ・カーソルを画像の上に重ねて配置できます。

ℹ️
元の画像ファイルは一切変更しません。 注釈はアプリケーションのデータベースに保存され、表示時に画像へ重ねて描画されます。 注釈はページごとに保存され、いつでも編集・削除できます。ZIP / PDF 内のページにも付けられます。

処理の適用順序(消しゴム / 補正レイヤー / 隠蔽加工 / 画像補正 / AI / テキスト注釈などの重ねがけ順)は 画像補正マニュアルの「処理の適用順序」 にまとめてあります。テキスト注釈は最前面(いちばん上)に重なります。

基本的な使い方

  1. Ctrl+T でテキスト注釈モードを開始(画像補正パネルのヘッダー右側にある吹き出しアイコンからも開始できます)。左側に注釈の一覧と「追加」ボタン、右側に編集パネルが表示されます
  2. 左パネルの追加ボタン(吹き出し追加 / ウィンドウ追加 / テキスト追加 / オノマトペ追加 / 注釈追加 / スタンプ追加)で注釈を配置します
  3. 配置した注釈をクリックで選択し、右パネルで内容を編集。キャンバス上ではドラッグで移動、ハンドルで拡大縮小・回転できます。吹き出し・メッセージウィンドウ・スタンプなどの四隅のハンドルは、反対側の角を固定したまま拡大縮小します。Shift を押している間は縦横比を保ち、Ctrl を押している間は中心を固定します。両方を同時に使うこともでき、ドラッグ中にも切り替えられます
  4. Esc または Ctrl+T でモードを終了します(フルスクリーンは継続)
ℹ️
テキスト注釈モード中は通常のフルスクリーンショートカット(矢印ナビ、回転等)は無効化され、 専用キーのみが有効になります。誤操作を防ぎつつ注釈の編集に集中できます。 ルーペも表示されず、モードを終了すると以前のトグル状態に応じて再び表示できます。

画面構成

注釈の種類

種類追加ボタン内容
吹き出し吹き出し追加セリフを入れる吹き出し。「なし」を含む 18 種類の形・しっぽ付き。下の吹き出しと結合できる
メッセージウィンドウウィンドウ追加ノベル風の文章枠。背景・枠・名前プレート・立ち絵枠などを設定できる
テキストテキスト追加枠のない装飾文字(袋文字・影・発光など)
オノマトペオノマトペ追加効果音文字。装飾フォント(追加パック)が必要
枠・矢印・蛍光マーカー・番号バッジ・カーソル注釈追加強調枠や矢印、文字を見やすく色付けするマーカーと下線、自動採番される番号バッジ、操作位置を示すカーソル
スタンプスタンプ追加絵文字や画像を貼り付ける

枠・矢印・蛍光マーカー・番号バッジ・カーソル

「注釈追加」を押すと、注目箇所を示すためのプリセットが並んだダイアログが開きます。 ソフトの操作説明でボタンを赤い枠で囲む、矢印やカーソルで注目位置を指す、写真の注目箇所を楕円で囲む、 文書を撮った写真の文字を蛍光色でマークする、といった用途に向いています。

前回選んだプリセット・色・線太さは、アプリを終了するまで次回のダイアログにも引き継がれます。 配置した図形はほかの注釈と同じように、ドラッグで移動、四隅のハンドルで拡大縮小、緑のノブで回転できます。

枠(長方形 / 角丸 / 楕円)

選んだ色の枠線だけを持つ図形です。配置後は「本体」タブで線の色・太さ・角の丸みを再調整でき、 「塗り」をオンにして中を塗りつぶすこともできます。

矢印

細い軸と塗りつぶしの三角の先端を持つ、説明図用の矢印です。最初は右向きで配置されるので、 回転ハンドルで指したい方向へ向けます。選択中は専用の編集パネルになり、 全長・線太さ・先端の長さ・先端の幅・塗り色・不透明度をスライダーで調整できます。 四隅のハンドルで拡大縮小すると、先端も釣り合いを保ったまま一緒に伸び縮みします。

蛍光マーカー・蛍光下線

蛍光ペンのように、下の文字を潰さずに色が重なる半透明の帯です。マーカーは文字の一行分ほどの帯、 下線はより細い帯で文字の下を強調します(線太さの選択が下線の高さと角の丸みに反映されます)。 選択中は専用の編集パネルで大きさ・角の丸み・色・濃さ(不透明度)を調整できます。

マーカーは一覧の重なり順のとおりに塗り重ねられます。吹き出しやテキストより上(一覧の下側)に 置けば、その文字ごとマーキングできます。逆に下に置くと、不透明な吹き出しの部分では隠れます。 重ね塗りすると実物の蛍光ペンと同じように色が濃くなります。

番号バッジ

手順の説明に使う丸数字です。追加するたびに、同じ画像にあるバッジの最大番号に続く数字が自動で入ります。 配置後に本文を自由に書き換えられる(数字以外も可)ほか、色・大きさ・文字は吹き出しと同じタブで調整できます。 大きさは本体タブの半径 1 つで調整できます。四隅のハンドルでも常に縦横比を保って拡大縮小します。

カーソル

白矢印 / 黒矢印 / 指差し / I ビーム / クリックリングの 5 種類から選べます。操作する場所や クリック位置を分かりやすく示せます。色と線太さの設定はカーソルには適用されません。 スタンプと同じ仕組みなので、「スタンプ追加」の「注釈」カテゴリからも同じものを選べます。

吹き出し

「吹き出し追加」を押すと形の見本が並んだダイアログが開き、クリックした形で吹き出しが配置されます。 配置後は「本体」「しっぽ」タブで細かく調整できます。

形(本体タブ)

通常 / 角丸 / やわらか / ナレーション / 思考 / 思考(楕円)/ 叫び / ささやき / 意識 / 多角形 / ダイヤ / ハート / 矢印 / 集中線 / 流線 / 線 / 二重線 / なし の 18 種類から選べます。 形ごとに専用のスライダー(半径、角丸、トゲの数・深さ、ローブ、辺の数、向き など)が表示され、見た目を細かく追い込めます。

このほか、塗り(色・不透明度)、輪郭(色・太さ)、内側の余白を設定できます。

自動サイズ

本文の量に合わせて吹き出しが自動で膨らみます。縦書きの長いセリフでも文字に沿った形になるよう調整されています。

しっぽ(しっぽタブ)

しっぽの種別(通常 / 思考(丸))と幅を設定できます。キャンバス上ではしっぽの先端と付け根のハンドルをドラッグして向き・長さを変えられます。 本体を大きくしても先端が中に潜り込まないよう、先端は常に輪郭の外側に保たれます。

すぐ下の吹き出しと結合

「すぐ下の吹き出しと結合」をオンにすると、重なり順ですぐ下にある吹き出しと輪郭をつなげて、ひと続きの吹き出しに見せられます。 結合には、2 つの吹き出しが重なっていること、両方が結合に対応した形(楕円など。線・なし等は不可)であることが必要です。 つながるのは順序がすぐ下(直下)の吹き出しだけです(間に別の注釈を挟むと重なり順が崩れるため、直下のみに限定しています)。

セリフのクイックプリセット

本文欄の近くのバーから、白フチ・黒フチ・フチなし といったよく使うフチをワンクリックで適用できます。

メッセージウィンドウ

ノベルゲーム風の文章枠です。「ウィンドウ追加」からデザインを選んで配置します。

テキスト(文字の設定)

吹き出し・ウィンドウ・テキスト・オノマトペの本文は「セリフ」タブで共通して編集できます。

ℹ️
本文は複数行入力できます。日本語入力(IME)の変換を確定する Enter では改行は入りません。 意図して改行したいときは、変換していない状態で Enter を押してください。

スタンプ

「スタンプ追加」から、同梱の絵文字、またはお好みの画像を貼り付けられます。

ℹ️
大きな画像を取り込むときは少し時間がかかることがあります。読み込み中は画面中央に表示が出て、 完了すると自動で配置されます(その間も操作はブロックされません)。

オノマトペ

効果音などの装飾文字です。専用の装飾フォントは「編集用追加パック」に含まれます。 パックが未導入のときはオノマトペを追加できません(追加ダイアログの案内ボタンからパックを入手してください)。

フォント

吹き出しやメッセージウィンドウの既定フォントは Windows 標準のフォントで、追加導入なしに安定して表示されます。 装飾フォントは追加パックで増やせます。

ℹ️
使用できないフォントへ自動で代替表示することはしません。これは、後からフォントを追加したときに 保存済みの注釈の見た目が変わってしまうのを防ぐためです。追加パックが未導入のときは、パック専用の フォントは選べないようになっています。

プレビュー解像度

編集中の表示だけを軽くするための設定です。左パネル上部で「原寸 / 1/2 / 1/4 / 1/8」を選べます。 解像度の高い画像(4K など)で動作がもたつくときに下げると、ドラッグや文字入力がスムーズになります。

一覧操作・変形・元に戻す

左パネルの一覧またはキャンバスで注釈を選択できます。Ctrl+クリックで選択を追加・解除、 Shift+クリックで追加(一覧では範囲追加)できます。キャンバスの空き領域をドラッグすると、枠内の注釈をまとめて選択します。

操作動作
/ 選択中の注釈を前面 / 背面へ(重なり順の変更)
複製選択中の注釈をコピーして追加
削除選択中の注釈をまとめて削除
キャンバスでドラッグ選択中の注釈をまとめて移動。ほかの注釈の端・中央・等間隔位置へ近づくとガイドを表示して吸着
四隅ハンドル拡大・縮小
回転ノブ回転
しっぽハンドル吹き出しのしっぽの向き・長さを調整

整列・均等配置

2 個以上を選択すると右パネルが整列パネルに切り替わります。左端・左右中央・右端・上端・上下中央・下端を揃えられ、 基準は「選択範囲」と「画像」から選べます。3 個以上では、横方向または縦方向へ均等配置できます。 「中心間隔」は中心を等間隔にし、「端の隙間」は大きさの違いを考慮してオブジェクト間の空きを揃えます。どちらも両端は動かしません。

整列には吹き出しのしっぽや影・発光を含まない本体の枠を使います。サイズと回転は変えず、位置だけを移動します。

Ctrl+Z で元に戻す、Ctrl+Y(または Ctrl+Shift+Z)でやり直しができます。

保存と書き出し

注釈はページごとに自動でデータベースに保存され、次に同じページを開いたときに再描画されます。 元の画像ファイルには一切手を加えません。

注釈のあるページには、サムネイル左上にピンク色の「文」バッジが表示されます (補正済みの青「補」バッジ・消しゴムのオレンジ「消」バッジと横並び)。どのページに注釈を付けたか一目で分かります。

保存・コピー・比較、および Ctrl+Eエクスポートでは、注釈が画像へ焼き込まれて出力されます (画面の表示どおり)。トリミング・見開き・回転もそのまま反映されます。

ショートカット一覧

キー動作
Ctrl+Tテキスト注釈モードの開始 / 終了
? (既定)現在使えるショートカット一覧を表示(本文入力欄などにフォーカスがあるときは入力を優先。ヘルプキーは keymap.ini で変更可)
Esc選択を解除(選択中のとき)。未選択ならモードを終了
Del / Backspace選択中の注釈を削除(本文の編集中を除く)
Ctrl+Z元に戻す
Ctrl+Y / Ctrl+Shift+Zやり直し
Ctrl+クリック複数選択へ追加 / 解除
Shift+クリック複数選択へ追加(一覧では範囲追加)
空き領域を左ドラッグ矩形で囲んだ注釈を選択
ドラッグ選択中の注釈をまとめて移動
Space+左ドラッグ一時パン。注釈の移動中は現在のドラッグを継続
マウスホイール(画像上)画像ズーム
マウスホイール(パネル上)一覧のスクロール(画像ズームにはなりません)
Ctrl+マウスホイール画像ズーム(パネル上でもズームを優先)
中ボタン(ホイール押し込み)+ 上下ドラッグドラッグ開始位置を中心にズーム
右Ctrl(押している間)テキスト注釈を外した元画像プレビュー
ℹ️
  • テキスト注釈モードは、画像分析・画像補正・消しゴム・隠蔽加工・動画再生中は使用できません
  • 見開き表示中に Ctrl+T を押すと左ページの単ページ編集に切り替わり、終了時に元の見開きへ戻ります
  • 注釈はページ(画像)ごとに保存されます。ZIP / PDF 内のページにも付けられます