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消しゴムで不要物を自然に消す

スキャン画像に写り込んだ汚れやノイズ線、写真の隅に入り込んだ不要物を、塗って囲むだけで消せます。 塗った部分は AI が周囲の絵柄から自然に補完するので、細かくレタッチする必要はありません。 元の画像ファイルは変更されないので、気軽に試して後から取り消せます。

消しゴムモードを開く

フルスクリーン表示中に画像補正パネルの消しゴムアイコンを押すと消しゴムモードに入り、左上にツールパネルが表示されます (E キーでも開始できます)。 モード中は矢印ナビや回転などの通常のフルスクリーン操作は無効になり、マスク編集専用のキーだけが働くので、誤操作の心配なく作業に集中できます。

フルスクリーン左上に表示された消しゴムツールパネル(赤枠)。共通マスクへ描く「筆 [B]/囲み [L]/多角形 [P]」、後から調整できる「選択 [S]/直線 [I]/縦線 [V]/横線 [H]/矩形 [R]/楕円 [O]」、描画・消去、サイズ、マスクスロット、マスク全削除、キー操作の一覧が並ぶ
消しゴムモードに入った直後(パネル全体を赤枠で表示)。左上のパネルからツールを選びます。パネル下部にはモード中に効くキー操作の一覧も表示されます。

ツールを選んで塗る

消したい範囲の形に合わせてツールを使い分けます。筆・囲み・多角形は共通のマスクへ直接描き、 直線・縦線・横線・矩形・楕円は後から位置や太さを調整できる形として重ねます。

ツールキー使いどころ
B円形ブラシで自由に塗る(汚れ・シミなど不定形の範囲)
囲みLドラッグで囲んだ内側をまとめて塗りつぶす(広い範囲・複雑な輪郭)
多角形P頂点を順にクリックして囲む(直線的な輪郭の範囲)。右クリック / Enter で確定、Esc で取消
直線I始点と終点を結ぶ太い直線(斜めのスキャンノイズ線など)
縦線 / 横線V / H画像の端から端まで一直線に塗りつぶす(綴じ跡・縦横のスキャンノイズ)
矩形 / 楕円R / O整った形の不要物(スタンプ、ロゴ、丸いシミなど)
消したい部分(空に浮かぶ花びらや右下の小さな写り込み)を筆ツールで塗り、赤い半透明オーバーレイでマスク表示されている状態
マスク範囲は赤い半透明オーバーレイで表示されます(画像内の丸囲みは説明用の目印)。塗り漏れがないか確認しながら進めます。

パネル上部の「描画」「消去」ボタン(D / F キー)で、マスクを追加するか塗りすぎた部分を消すかを切り替えられます。 直線・縦線・横線・矩形・楕円で作った図形は、作成後も S キー(選択ツール)でクリックして選び直し、 ハンドルドラッグで位置・端点・線幅・サイズ・回転を調整できます。

プレビューで仕上がりを確かめる

確定する前に、パネル右上の 目のアイコン(プレビュー) を使うのがおすすめです。 このボタンは 押している間だけ、いま塗ったマスクを AI で補完した結果を表示します。 指を離すとマスク編集の表示に戻るので、「本当にきれいに消えるか」をその場で見比べながら、 塗り足しや消しすぎの修正を追い込めます。

パネル右上の目のアイコン(赤枠)にマウスを重ねてツールチップ「押している間: 消しゴム適用後の結果プレビュー(モザイクは除外)」が表示され、画像側では先ほどマスクした部分が消えたプレビューになっている
目のアイコン(赤枠)を押している間は、マスク部分を AI 補完した結果がプレビュー表示されます。指を離すとマスク表示に戻るので、確定前に何度でも見比べられます。

AI 補完を実行して終了する

仕上がりに納得したら、パネル右上の × ボタンで確定します(E または Esc キーでも確定できます)。 AI がマスク部分を周囲の絵柄から自然に補完し、消しゴムモードを終了します(フルスクリーン表示自体は続きます)。 補完後は画像の左下に「消去補完済み」というステータスが表示されます。

💡
マスクを塗っている途中(E / Esc で確定する前)なら、Ctrl+Z で直前のマスク操作を最大 20 手まで取り消せます。 取り消し履歴は消しゴムモードを抜けると消えるので、補完後にやり直したいときは、画像補正パネルの消しゴムアイコン (または E キー)でモードに入り、マスクを修正するか「マスク全削除」で元の画像に戻します。

同じ汚れを複数ページに繰り返し適用する

スキャンした本などで、偶数ページ全体・奇数ページ全体に同じ位置の汚れが出ることがあります。 消しゴムパネルの「マスクスロット」欄で現在のマスクを保存しておけば、他のページで呼び出して貼り付けられます。 さらにフルスクリーン表示中(消しゴムモードに入っていない状態)に F7 / F8 キーを押すと、 保存 1 / 2 のマスクを現在のページへ即座に適用して AI 補完まで実行できるので、ページをめくりながらテンポよく処理できます。

ℹ️
マスクは非破壊です。修復情報は画像ファイルとは別に保存され、いつでも「マスク全削除」で元の画像に戻せます。 補完結果を画像ファイルとして書き出したい場合は、消しゴムモードを閉じてから エクスポート を使います。 ツールの詳細・ショートカット一覧・マスクスロットの使い方は消しゴムモードリファレンスにまとまっています。
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