この説明は EffeTune (作者: Frieve-A) の公式ドキュメント (MIT License) を mImageViewer 同梱版に合わせて転載・一部修正したものです。

SFZ Note Player

カテゴリの説明とプラグイン一覧

SFZ Note Player は入力音からノートを検出し、選択した SFZ 音源でその音を鳴らします。手持ちのピアノ SFZ で曲の音をなぞったり、別の楽器の音を原音に重ねたりできます。複数の音を同時に推定するため、特に音の密集した曲では取りこぼしや誤検出があります。

音程の変更やサンプルレートの変換では、折り返しノイズを自動的に抑えます。

Retrigger Drop で、同じ音の検出が続いている間に再発音する条件を調整できます。検出と Note Hold の保持期間が終わってから同じ音を再び検出すると、新しい音として発音します。

音質調整ガイド

Select SFZ Folder… を押し、SFZ ファイル、サンプル、インクルードファイルを含む音源フォルダを選びます。複数の SFZ ファイルが見つかった場合は音源を選んで Select を押します。登録した音源は SFZ で選べます。音源の名前と保存場所は EffeTune の設定フォルダ(%APPDATA%\Frieve\EffeTunePlugin)の sfz-references.json に記録します。サンプルは元のフォルダから読み取り、コピーしません。Remove は登録だけを削除し、元のファイルは削除しません。元の音源フォルダを保管してください。

まず Dry を 0%、Wet を 100% にして音源だけを聴き、Dry を上げて原音を重ねます。Octave を -1 にすると原音に低い音を、+1 にすると高い音を重ねられます。Threshold を上げると、より確実に検出された音だけを拾いやすくなります。Lowest Note と Highest Note で聴きたい音域に絞れます。音源が常に弱すぎる、または強すぎる場合は Velocity 1 Level と Velocity 127 Level を調整し、最後に Output Gain で音量を揃えます。

低い旋律を追うには Lowest だけを、高い旋律を追うには Highest だけを有効にします。

持続音が意図せず何度も鳴る場合は、Retrigger Drop を既定値の 40 dB から上げてください。96 dB にすると、音量変化による再発音を強く抑えられます。同じ音を繰り返し弾く演奏を拾いたい場合は下げます。

ノートを長めに保ち、検出の短い途切れをつなぐには Note Hold を上げます。100 ms にすると、さらに 100 ms 維持してからノートオフします。

Note Spectrogram に音が表示されていても、Threshold や Lowest Note / Highest Note の条件を満たさなければ発音しません。低い音や高い音が鳴らないときは音域の設定を確認し、Threshold を下げて試してください。また、Octave を適用した後の音にSFZ音源が対応しているか確認してください。

パラメータ

Timing が 0 ms のとき、原音は音符検出の計算と補正待ちに合わせ、約 80 ms 遅らせます。解析の周期や音源のアタックにより、発音のタイミングには小さな差が残ることがあります。手前に有効な Note Spectrogram があり、音域、入力バス、チャンネル選択が同じで、間の音が変更されていなければ解析を共有して処理負荷を減らせます。

読み込みは一般的な SFZ の選択条件、ピッチ、音量、パン、ループ、音量包絡に対応しています。リリース時の減衰は最低 0.2 秒で、SFZ に指定された長い値は維持します。サンプルが先に終わる場合は、そこで音も止まります。コントローラーの範囲条件は初期値で判定し、SFZ の set_ccN による指定があれば優先します。たとえば初期状態でペダルを離しているピアノでは、そのときのサンプルを使い、ペダルを踏んだときの層を重ねません。音源に既定のキースイッチ奏法が指定されていれば、その奏法を使います。ノートオフ、コントローラーのイベント、演奏中のキースイッチ切り替えなど、未対応の演奏条件が必要な層は省略します。不正な領域は除外し、有効な領域の読み込みは続けます。その他の未対応の音づくり設定は無視します。

容量上限の既定値は 256 MiB です。設定 → 一般 の SFZ の容量上限 で、最大 1024 MiB(1 GiB) まで引き上げられます。上限は音源のファイルと、再生用に展開したサンプルの両方に、次回の選択・取り込み・読み込みから適用されます。上限を上げると使用するメモリが増えます。音源全体が上限を超える場合は、演奏できる音域をカバーする代表サンプルで読み込みを試みます。ベロシティによる音量変化は維持し、ベロシティ層やラウンドロビンによる音色の変化は簡略化します。それでも収まらない場合は、小さな音源を選ぶか上限を上げてください。サンプルを使う他のエフェクトとも処理用メモリを共有します。

プリセットや共有パイプラインに含まれるのは音源への参照だけで、音源ファイルは含まれません。音源をほかのPCでも使うときは、そのPCで音源フォルダを選び直してください。SFZ 音源ファイルはユーザーデータのバックアップにも含まれないため、元の SFZ フォルダを保管してください。