この説明は EffeTune (作者: Frieve-A) の公式ドキュメント (MIT License) を mImageViewer 同梱版に合わせて転載・一部修正したものです。

Adaptive Prediction

カテゴリの説明とプラグイン一覧

Adaptive Prediction(適応予測)は、過去の音声から入力波形を予測する方法を学習します。予測しやすい成分を減らす、予測音そのものを聴く、予測音を自己帰還させて独自に変化する共鳴音を作る、といった用途に使います。左右のチャンネルは別々に学習します。

Residual は原音から予測音を引いた音です。学習が進むと繰り返す音が残差の中で小さくなり、変化や予測しにくい細部が目立つようになります。Autonomy を 0 より大きくすると、予測音は自分が生成した音の影響も受けます。1 では生成経路への外部入力が切り離されますが、Freeze しない限り学習は外部入力を使って続きます。

聴き方とシステムプリセット

エフェクト見出しの エフェクトプリセット から出発点を選びます。プリセットを切り替えても、動作中のエフェクトがすでに学習した内容は保たれます。

プリセットGapAutonomyOriginal / Residual / Prediction主な用途
Surprise(初期設定)1 ms00 / 1 / 0予測しやすい音を減らし、変化する細部を聴きます。
Prediction5 ms00 / 0 / 1原音を学習済みの予測音に置き換えます。聞こえる音量の入力を数秒間流して学習させます。
Resonator10 ms0.980.6 / 0 / 0.6原音に、音楽の影響を受けながら変化する共鳴音を混ぜます。
Hold10 ms10 / 0 / 1学習を止め、すでに学習したモデルで自律発音させます。

最初は持続音や繰り返しのある音楽を Surprise で再生し、Prediction に切り替えて比較します。自律発音を試すときは、まず Prediction で学習させてから Hold プリセット、または Hold チェックボックスを使います。Hold が固定するのは予測の規則です。音高、音色、音量はその後も変化したり減衰したりするため、音符の保持や録音のループ再生とは異なります。未学習の状態や Reset 直後の状態では、無音から自律発音を始めることはできません。

パラメータ

外部入力が −60 dBFS 未満のときは、学習と Weight Decay が止まり、無音によって学習内容が消えることを防ぎます。この判定には生成音を使いません。学習済み係数と動作中の音は一時的なもので、プリセットには保存されません。エフェクトを作り直した場合は再学習が必要です。有効な間は、学習した音を保つために無音中も処理を続けます。使わないときはバイパスしてください。

思ったとおりの音にならないとき