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ViX からの移行ガイド

ViX を使ってきた方が mImageViewer に乗り換えるために

mImageViewer は、32bit ビューワー ViX の「フォルダを俯瞰して目当ての 1 枚を探す」使い勝手を、 64bit・GPU・高 DPI のいまの環境に合わせて作り直したビューアです。一覧中心の操作感はそのまま引き継いでいますが、 画像の加工まわりは方針が大きく変わっています。 このページでは、そのまま引き継げること・形が変わること・対応していないことを先にまとめました。

まだ ViX をお使いの方へ

ViX は 2003 年 11 月の更新を最後に開発が止まっており、その後 JPCERT/CC と IPA が運営する 脆弱性情報ポータル JVN から、脆弱性の公表と使用中止の検討を促す案内が出ています。

JVN#56764650「ViX における DLL 読み込みに関する脆弱性」(2018 年 3 月 13 日公開)

対象は ViX バージョン 2.21.148.0。DLL を読み込む際の検索パスに問題があり、 画像ファイルと同じディレクトリに置かれた特定の DLL を読み込んでしまう、というものです (CVSS v3 基本値 7.8)。開発者との連絡が取れない状態が続いたため修正版は提供されておらず、 JVN は「使用中止を検討してください」と案内しています。

出典: JVN#56764650

とはいえ、更新が止まったあとも長く使われ続けてきたのは、ViX の一覧表示がそれだけ良くできていたからだと思います。 mImageViewer は、その使い勝手を今の環境で使えるようにすることを目指して作りました。

そのまま引き継げること

ViX で日常的にやっていた操作は、ほぼそのまま mImageViewer でもできます。

やっていたことmImageViewer では
フォルダをサムネイルで一覧生成したサムネイルはキャッシュされるので、2 回目以降は待ち時間なく開きます。数十万枚のフォルダでもスクロールできます。
左のツリーでフォルダを移動フォルダツリーに加えて、Ctrl+ / で深さ優先にフォルダを渡り歩けます。BS で親フォルダへ。
名前・サイズ・日時を一覧で確認詳細一覧表示で確認できます。列幅と列順を調整でき、★評価・タグ・本のページ数の列も出せます。
全画面表示・スライドショースライドショーは間隔を指定でき、末尾でループ / 次フォルダ / 停止を選べます。
Susie プラグイン(.spi)本体は 64bit ですが、32bit の .spi をそのまま利用できます(後述)。
画像の回転回転は非破壊で、元ファイルは書き換えず表示の向きだけを覚えます。
コピー・移動・削除右クリックメニュー、エクスプローラーとのドラッグ&ドロップ、コピー先を 2 つ登録しておく A / B クイックフォルダが使えます。
書庫の中を見るZIP / CBZ と、条件を満たす RAR / CBR はそのまま開きます。7z・LZH・ソリッド RAR などは一度 ZIP に変換してから開きます。外部の DLL を用意する必要はありません(ViX では LZH の展開に UNLHA32.DLL の導入が必要でした)。

形が変わること ―― 加工は「非破壊」になりました

ViX には、リサイズ・トリミング・減色・色調補正・回転・連結といった画像の加工機能がありました。 mImageViewer にも補正や加工はありますが、元のファイルを書き換えません。 補正・消しゴム・注釈・隠蔽加工・切り取りはすべて「表示に重ねる情報」として保存され、 必要になったときだけ Ctrl+E で別ファイルとして書き出します。

加工して保存するまでの流れ

書き出し名は既定で元の名前に _edited を付けたものになります。 同名のファイルが既にある場合は上書きせず、番号を挟んだ別名で保存します。

mImageViewer にない機能と、代わりの手段

ViX で次の機能を使っていた場合は、別の手段が必要です。

機能mImageViewer代わりにどうするか
ファイル名の一括変更
(連番リネームなど)
ありません エクスプローラーで複数選択してからの名前変更、または専用のリネームツールをお使いください。1 件ずつなら mImageViewer の一覧で右クリック →「名前の変更...」から行えます(下の注意もお読みください)。
複数ファイルをまとめて
リサイズ・形式変換
ありません 1 枚ずつなら、エクスポートで形式変換と縮小ができます(JPEG / PNG / WebP、長辺を指定 px 以下に縮小)。 多数のファイルをまとめて処理したい場合は、専用の変換ツールをお使いください。
画像の印刷 ありません 書き出した画像を、他のソフトから印刷してください。
Windows 10 以前での利用 対応していません Windows 11(64bit)と DirectX 12 対応 GPU が必要です。

⚠ 一括リネームを使う場合は、順番にご注意ください

mImageViewer は、★評価・タグ・回転・補正・注釈・ブックマーク・読書履歴などを ファイルの場所(パス)と結びつけて覚えています。 そのため、mImageViewer の外(エクスプローラーやリネームツール)でファイル名やフォルダ名を変えると、 それらの情報との結びつきが切れてしまいます

この引き継ぎが働くのは mImageViewer から名前を変えたときだけです。外部ツールでの変更は検知できません。

Susie プラグインの引き継ぎ

ViX で使っていた .spi をそのまま持ってこられます。PI / MAG / PIC など、 PC-98 / X68000 時代の画像を表示するのに使えます。

読み込んだレトロ画像は、そのまま AI アップスケールと組み合わせて拡大表示できます。低解像度の古い画像を大画面で見るときに役立ちます。

おすすめの初期設定

ViX に近い画面で使い始めるための設定です。最初に一度だけ設定しておけば以降ずっと有効です。

ViX にはなかった機能

📄

PDF をページ単位で

PDF をページごとにサムネイル一覧・閲覧できます。パスワード付きにも対応し、画像や書庫と同じ一覧に並びます。

🎬

動画も同じ一覧で

動画をサムネイルで一覧し、そのまま再生できます。長い動画は等間隔のサムネイルに展開して中身を把握できます。

🔼

AI アップスケール

低解像度の画像を高精細に拡大して閲覧できます。処理はすべてお使いの PC 内で実行されます。

🧹

AI 消しゴム

スキャンの汚れ・傷・綴じ跡を塗って指定すると、AI が周囲から自然に補完します。元ファイルは書き換えません。

📷

RAW・HEIC・AVIF

HEIC・AVIF・JPEG XL・各社 RAW を、追加のプラグインなしで表示できます。スマートフォンやデジタルカメラの写真をそのまま見られます。

🏷️

タグ・★評価・全文検索

タグや★で整理し、ファイル名・EXIF・AI 生成プロンプトを対象に横断検索できます。

📖

見開き読書・製本

右→左の見開きで漫画を読めます。好きなページを集めて 1 冊の本にまとめることもできます。

🖥️

高 DPI・GPU 表示

4K などの高解像度ディスプレイでも、拡大縮小がきれいで滑らかです。

mImageViewer を使ってみる

無料でダウンロードできます。インストール不要の単体 exe 版・ポータブル版もあります。

ダウンロード

操作やショートカットの詳細は オンラインマニュアル を参照してください。

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