Oscillator
リスニング環境を確認するためのテストトーン/ノイズジェネレーターです。小さな音量から使い、スピーカーやヘッドホンの出力、左右の配置、音量バランス、ビビり音、うなり、簡単な周波数再生の問題を確認できます。
生成されたトーンやノイズは、入力音を置き換えるのではなく、現在の音声経路にミックスされます。特に音楽を再生中に有効化する場合は、先に Volume を下げてください。
特徴
複数の波形タイプ:
シンプルなトーン確認に使える純粋な正弦波
豊かな倍音を持つ矩形波
より柔らかい倍音を持つ三角波
明るい音色ののこぎり波
インパルス応答やタイミングの確認に使える、一定間隔の1サンプルインパルス
スピーカー/ヘッドホンの広帯域チェックに使えるホワイトノイズ
より滑らかで自然なバランスのピンクノイズ
断続的なトーンやノイズバーストを出せるパルス動作モード
パラメータ
Frequency (Hz) - 生成するトーンの高さを調整します(20 Hzから96 kHz)
低い周波数: 深い低音
中くらいの周波数: 音楽でよく使われる帯域
高い周波数: 安全な音量で慎重に使用してください
正弦波、矩形波、三角波、のこぎり波にのみ適用されます。Impulse、ホワイトノイズ、ピンクノイズでは無効です
実際に出力できる高周波は現在のオーディオサンプルレートに依存します。使用可能なナイキスト周波数を超えるトーンはミュートされます
Volume (dB) - 出力レベルを調整します(-96 dBから0 dB)
小さい音量から始め、少しずつ上げてください
大きい値は音が大きくなり、耳が疲れやすくなる場合があります
Panning (L/R) - ステレオ上の配置を調整します
Center: 左右両チャンネルに同じ量で出力
Left/Right: チャンネルの配線や左右バランスの確認
Waveform Type - 信号の種類を選択します
Sine: クリーンな基準トーン
Square: 奇数倍音が豊富
Triangle: より柔らかい倍音構成
Sawtooth: 幅広い倍音を含む波形
Impulse: 現在のオーディオサンプルレートに基づく1サンプルの最大振幅信号を、Interval ごとに生成します。Frequency は影響しません
White Noise: 1 Hzあたりのエネルギーが均一。Frequency は影響しません
Pink Noise: 1オクターブあたりのエネルギーが均一。Frequency は影響しません
Mode - 信号の生成パターンを設定します
Continuous: 標準的な連続信号生成
Pulsed: タイミングを調整できる断続信号
Impulse では常に Pulsed が使われ、Continuous は無効になります
Interval (ms) - パルスモードでバースト同士の間隔を設定します(100-2000 ms、10 msステップ)
短い間隔: 素早いパルスの連続
長い間隔: 間を空けたパルス
Impulse を含め、Mode が Pulsed の場合に有効です
Width (ms) - パルスモードでのパルスのランプ時間を設定します(2-100 ms、Interval の半分まで、1 msステップ)
各パルスのフェードイン/フェードアウト時間を制御します
生成されるパルスはおよそ Width の2倍の長さになり、一定音量で保持される区間はありません
短い Width: 立ち上がりと立ち下がりが鋭いパルス
長い Width: より滑らかなパルスの変化
Mode が Pulsed の場合にのみ有効です。Impulse は常に1サンプル幅のため無効になります
使用例
スピーカーやヘッドホンの確認
基本的な周波数再生を確認する
低い周波数から高い周波数まで正弦波をゆっくり動かす
音が聞こえにくくなる場所や歪む場所を確認する
ビビり音、うなり、耳につく共鳴を探す
まず低い Volume で使う
一度にひとつの周波数帯を確認する
左右の出力を比較する
Panning を左端、右端に振る
期待したスピーカーやヘッドホン側から鳴っているか確認する
チャンネルと音量バランス
ステレオの定位を確認する
中央に置いた正弦波またはピンクノイズを使う
音が中央に感じられるか確認する
左右の音量差を比べる
同じ Volume のまま左右それぞれに振る
片側が大きく感じる場合は再生環境側を調整する
プラグインチェーンの挙動を確認する
Oscillator をほかのエフェクトの前後に置き、単純な信号がどう変化するかを聴く
部屋や机まわりの共鳴の簡易確認
目立つ低音の膨らみやビビりを探す
安全な音量で低い正弦波を使う
リスニング位置の周辺で、強く鳴る場所や抜ける場所を確認する
振動しやすい物を確認する
低域から低中域をゆっくり動かす
強くビビるものがあればすぐに Volume を下げる
ノイズバランスの確認
広い帯域の安定した基準としてピンクノイズを使う
左右差や音色の偏りが大きくないか聴く
快適な音量に保ち、大きな音量で長時間鳴らさない
より明るい広帯域信号が必要な場合だけホワイトノイズを使う
パルス信号の確認
短いバーストを識別しやすくするためにパルスモードを使う
Interval を長くすると各バーストを個別に聴き取りやすくなります
Width を短くすると開始と停止が鋭くなります
音量を変えて挙動を比較します
インパルス応答とタイミングの確認
Impulse を選ぶと、Interval で設定した間隔ごとに1サンプルの過渡信号を生成できます
Interval を長くすると、反射音やエフェクトの残響を分離して確認しやすくなります
システムやプラグインチェーンのインパルス応答を調べる場合は、出力を録音して解析します
インパルスはピークが鋭く広い周波数成分を含むため、低い Volume から始めてください
注意: Oscillator はテスト信号ジェネレーターです。低い Volume から始めて徐々に上げ、機器の損傷や聴覚疲労につながる大音量や高周波トーンは避けてください。