この説明は EffeTune (作者: Frieve-A) の公式ドキュメント (MIT License) を mImageViewer 同梱版に合わせて転載・一部修正したものです。

Visualizer

mImageViewer の音響調整を使用中は、再生中の曲名・アルバム名・アーティスト名と代表画像をこの表示へ自動で渡します。曲名が無ければ拡張子を除いたファイル名を使い、ほかの情報が無ければ空欄になります。画像は長辺1024ピクセルまでで、動く画像は最初の一枚を使います。先に文字を渡し、画像の準備ができたら表示します。音楽は同名画像・MP3表紙、動画は一覧と同じ代表画像を使います。一時停止やシークでは情報を残し、PCでの停止・閉じる・再生終了では消します。リモートは最後の曲が終わっても情報を残し、次曲への切替中は空になることがあります。Edit 中の文字は配置を調整するための見本です。自分で選ぶ背景画像も使用できます。

Visualizerは、EffeTuneで処理した音声を自由にカスタマイズできる画面に表示します。波形、スペクトラム、流れるスペクトログラム、ステレオイメージ、音符のスペクトログラムを、代表画像や曲情報と並べて表示できます。表示を変えても音は変わりません。

開き方と表示

EffeTune 画面のヘッダーにある Visualizer ボタンを選びます。設定 > 環境設定... で起動時の表示にも指定できます。mImageViewer には、デスクトップ版 EffeTune の「表示」メニューやミニプレーヤーはありません。

まずは組み込みのプリセットを選んでください。プリセットは16:9、21:9、4:3、1:1、9:16の比率ごとに分かれています。プリセットを選ぶと、現在のレイアウトが置き換わります。グラフには、有効なすべてのエフェクトを通った、出力直前の音声信号が表示されます。

どの比率にも、共通の10種類のプリセットがあります。

このほかの7種類は、それぞれが最も映える比率に用意されています。

表示領域にポインターを重ねると ⛶ が現れます。押すと、指定した縦横比を保ったまま EffeTune の表示領域いっぱいに拡大します。端が切り取られることがあります。再度 ⛶ を押すか、Esc で元に戻ります。

レイアウトを編集する

Editを選ぶと、レイアウトをカスタマイズできます。変更はすぐに反映され、次にEffeTuneを開いたときにも復元されます。編集するだけでは保存済みのプリセットは上書きされません。名前を付けて残したいときは、プリセットダイアログの保存を使います。

編集モードでは、左側に全体のシーン設定、アイテム一覧、画質があります。中央がキャンバスで、右側に選択中のアイテムの設定が表示されます。数値の設定は、スライダーで調整するか、値を直接入力します。

細かく配置するには、キャンバスのツールバーの−と+、またはCtrl+スクロールで、ポインターを中心に拡大します(10~400%)。全体表示は表示枠全体を中央に収めます。表示位置の移動は、マウスホイールまたはトラックパッドで行うか(Shiftを押すと横スクロール)、マウスの中ボタンでドラッグするか、Space+左ドラッグで行います。キャンバスにフォーカスがあるときは、+と−で中央を基準に拡大・縮小し、0で全体表示にします。表示位置の移動や拡大・縮小は元に戻すの履歴に入りません。

アイテムを表示枠の外まで移動したりサイズを広げたりすると、編集時も通常表示でも枠の端で切り取られます。選択用のハンドルは編集エリアで操作できるまま残ります。例えば、Shapeの一部を枠の外に出して配置すると、表示の端にぴったり接するパネルを作れます。

Title、Album、Artistでは、フォント、サイズ、左右と上下の揃え位置、文字間隔、大文字/小文字、太字、斜体、縁取り、影を個別に設定できます。ArtworkとVideoは角を丸くするに対応しています。

固定のラベルや部屋の名前を表示するにはTextを追加します(最大4096文字、複数行に対応)。Titleと同じ文字、縁取り、影の設定を使えます。

Counterを追加すると、音響調整が処理した音声の累積時間を表示します。mImageViewer の曲の再生位置とは一致せず、シーク先の時刻にも移りません。音声処理が止まると進まず、曲の切り替えでも必ず0に戻るわけではありません。クリックして0へ戻す外部入力用の操作は使えません。

mImageViewer の EffeTune は歌詞を表示しません。Lyrics は追加メニューにありません。既存または読み込んだレイアウトにある Lyrics アイテムは編集できますが、再生中の歌詞は渡されません。

Video は追加メニューにありません。既存または読み込んだ Video アイテムは編集できますが、mImageViewer の映像は渡されません。映像がないときはアートワークを表示を有効にすると、渡された代表画像を表示できます。

パネル、枠、区切り線を作るにはShape(長方形、楕円、三角形、横向きの直線)を追加します。塗りつぶしの不透明度、枠線の色、枠線の太さ、枠線の不透明度、角の半径を調整できます。楕円の幅と高さを同じにすると円に、塗りつぶしの不透明度を0%にすると枠だけに、枠線の太さを0にすると枠線なしになります。

グラフを調整して読む

Spectrumは周波数ごとのレベルを示し、ピークの印が徐々に下がります。向きは横(既定)と縦を切り替えます。表示は線または棒を選びます。棒では、バンド数(8~128、既定値48)で棒の本数を、1目盛りのdB(0.5~12 dB、既定値1 dB、0で連続)で1ブロックの大きさを設定します(小さいほど細かい段になります)。量子化(既定でオン)は、測定したレベルを変えずに、棒とピークをブロック単位にそろえます。ポイント数は解析サイズで、増やすと近い周波数を分けやすくなりますが、反応は遅くなります。周波数スケールは対数(HQ)(既定)、対数、線形を選び、最大周波数は上限(1~40 kHz、既定値40 kHz)を設定します。スムージングは最大1オクターブの幅でならして曲線を穏やかにし(既定値0)、dB範囲は表示する最も小さいレベルを設定します(既定値−96 dB。より小さい負の値にすると静かな成分まで見えます)。鍵盤はピアノの目安を加え、鍵盤の長さで鍵盤の長さを設定します(既定値の100%は実際のピアノの鍵盤の半分、200%で実物と同じ)。鍵盤、軸とグリッド、軸のラベルと数値は既定でオフです。

Spectrogramは、縦方向の周波数を時間とともに流して表示します。Spectrumと同じポイント数(既定値4096)、周波数スケール(既定値対数(HQ))、dB範囲、最大周波数、鍵盤、軸の設定を使います。

Stereoは、ステレオイメージをひし形の上の点で示します(両チャンネルに共通する音は縦方向、左右の差は横方向に広がります)。ピークの輪郭も描きます。ピーク、相関、バランス(いずれも既定でオン)は、ピークの輪郭、相関バー(左右が一致すると+1、逆相では−1)、バランスバー(どちらが大きいかをdBで表示)の表示を切り替えます。窓幅(10~1000 ms、既定値100 ms)は表示する直近の音の長さです。短いほど瞬間的な変化に追従し、長いほど表示が安定します。

Level Meterは、各チャンネルのレベル(既定値−96~0 dB、dB範囲は−144~−48 dB)を横または縦に表示します。バーは連続またはセグメント表示(1目盛りのdB)で、ピークホールドの印と、5秒間表示されるOVERLOADの警告があります。軸とグリッド、軸のラベルと数値、レベル値(保持したピーク値。ピークがオフのときは現在のレベル)で、目盛りと数値の表示を切り替えます。3つとも既定でオフですが、OVERLOADは常に表示されます。色は単色、グラデーション、ヒートマップに対応しています。

Oscilloscopeは、表示時間(1~10000 ms、既定値10 ms)にわたる波形の振幅を描きます。短い時間では線で、長い時間では最小値と最大値の間を帯で描きます。トリガーモードは、自動(既定。トリガーがなくても更新を続ける)、通常(信号がトリガーエッジの向きにトリガーレベルを横切るまで直前の波形を保持する)、オフ(連続してスクロールする波形。トリガーの設定は無視される)から選びます。トリガーレベル(−1~1、既定値0)、トリガーエッジ(立ち上がり(既定) / 立ち下がり)、ホールドオフ(0.1~10 ms、既定値0.1 ms。長いほど短い間隔での再トリガーを抑える)で、波形を取り込む位置を決めます。表示レベル(−96~0 dB、既定値0 dB)は下げるほど小さな波形を大きく表示し、垂直オフセット(−1~1、既定値0)は正の値で波形を上へ動かします。

Notesは、検出した音高を1~10秒の表示時間にわたって横または縦の配置で表示します。音高分解能(1/12オクターブまたは高分解能)、音量(既定でオン。各音の相対的な音量をバーの太さで示す)、最低音 / 最高音を設定でき、鍵盤と軸も表示できます。

Guitarは、検出した音高を指板上に示します。ギター、ベース、ウクレレのチューニングをプリセットから選ぶか、開放弦を入力し(最大10弦)、最低フレット、最高フレット、カポを設定します。ポジション表示では、すべてのポジション(該当するフレットすべて)、押さえ方を1つ(音ごとに弾ける位置を1つ。音どうしを別の弦に分け、指の開きが小さく、直前の手の位置に近い位置を選ぶ)、押さえ方1つ+他の候補(ほかの位置を薄く表示)を選びます。ラベルはなし、音名 (♯)、音名 (♭)、ルートからの度数から選びます。ルートを自動 (最低音)にすると検出した最低音に追従し、特定の音を選ぶとスケールガイドを重ねられます。検出しきい値(10~90%、既定値50%)は、音が表示されるのに必要な強さです。余計な音がちらつくときは上げてください。音量で円の大きさを変えるは、大きな音ほど円を大きく描きます(最も小さな音は3分の1の大きさ)。ほかに、減衰時間(0~2秒)、配置(横向きのタブ譜または縦向きのコードダイアグラム)、フレットレス(チョーキング、ビブラート、スライドに合わせて音程を連続的に配置)、実際のフレット間隔、指板の塗りつぶし、ポジションマーク、フレット番号、弦名、左右反転を調整できます。

Chroma Spiralは、検出した音を1オクターブで1周する渦巻きにDotsまたはFillで並べます。最低オクターブ、最高オクターブ、周波数の傾斜、レベル範囲、表示下限を設定できます。

Phase Mapは、Phase Select EQの表示と同じように、周波数成分を縦に、左右の位相(中央が0°、両端が±180°)またはバランスをX軸にとって描きます。明るく大きい点ほど強い成分です。dB範囲(−96~−24 dB、既定値−72 dB)は、最も強い成分から下に表示する範囲です(より小さい負の値にすると静かな成分まで見えます)。基準レベル下限(−120~−24 dB、既定値−40 dB)は基準レベルの下限で、最も強い成分でもこれより小さいと点は小さく薄くなります。残像時間(0.1~2.0秒、既定値0.5秒)は長くするほど軌跡が濃く残ります。軸は既定でオフです。

Analog Meterは、Analog Meterエフェクトと同じ指針の動きと目盛りの設定で、VU(既定)、PPM、RMS、Sample Peak、True Peak、Loudness、Customの各モードの指針メーターを表示します。選んだモードで使う設定だけが表示されます。Customでは検波器、指針応答時間、オーバーシュート、目盛りが加わり、測定方式、指針の速さ、指針の跳ね方、目盛りを選べます。選んだ検波器や目盛りに当てはまらない設定は、その場に残ったまま無効になります。Loudnessでは、Momentary、Short-term、Integrated、LRA、最大True Peakを示すプログラムメーターが、チャンネルごとのメーターの前に並びます。Integrated、LRA、最大True Peakは、Visualizerを閉じたり隠したりしたとき、またはチャンネル、モード、指針を変えたときに測り直しになります。測定の設定に加えて外観の設定もあり、フラットなアンプ風のメーターや丸型のビンテージメーターを作れます。

Rhythm Analyzerは、Rhythm Analyzerエフェクトと同じ解析で、テンポ、1拍ごとの発音タイミング、帯域ごとの細かなタイミングのずれを表示します。ここではMetronome Clickは使えません。最低 BPM(40~192、既定値40)と最高 BPM(50~240、既定値240)はテンポを探す範囲で、どちらかを変えると解析が最初からやり直しになります。スパン(拍)(4、6、8、12、16。既定値8)は、タイミングレーンとエコー行の1行に表示する拍数です。テンポグラム、タイミングレーン、エコー行、ビートレンズは、それぞれのパネルの表示を切り替えます(既定でオンなのはタイミングレーンとビートレンズ)。縦長のアイテムではパネルが縦に積み重なり、横長のアイテムではビートレンズがタイミングレーンの横に並びます。さらにVisualizerでは、中央で光るビートの円と、重ねて表示するBPMの文字を使えます。どちらも4つのグラフパネルをすべてオフにしても表示できます。BPMとビートレンズには、音から約1~2秒遅れて確定した解析が表示されます。BPMの文字にはTitleと同じ文字の設定を使います。

Spectrum、Spectrogram、Stereoの入力ゲイン(−24~+24 dB)は、グラフの表示だけを拡大・縮小し、再生音には影響しません。Spectrum、Level Meter、Chroma Spiralには減衰時間(20 dBあたり0~5秒)があり、Spectrum、Level Meter、Stereoにはピーク、ピークホールド(0~10秒)、ピーク減衰時間(20 dBあたり0.1~10秒、Stereoは1~10秒)があります。

色の種類では、SpectrumとChroma Spiralは固定の音符の色とヒートマップ、Spectrogram、Level Meter、Phase Mapはヒートマップ、NotesとGuitarは音符の色にも対応しています。色の設定があるその他のアイテムは単色とグラデーションだけです。グラデーションでは、Spectrum、Spectrogram、Notes、Guitar、Chroma Spiral、Phase Mapはグラデーションの方向(周波数、強度(弱い信号から強い信号へ色を割り当てる)、放射状)を選べ、その他のアイテムは直線と放射状を選べます。グラデーションの角度 (°)(−180°~+180°、既定値0°)は、放射状以外のグラデーションを回転させます。正の値で時計回りです。周波数を選んだNotes、Guitar、Chroma Spiralでは、全範囲または1オクターブの色の割り当ても選べます。

動きと演出を加える

どのアイテムや背景にも視覚効果を追加でき、順序を入れ替えて見た目を作れます。

演出は一定の強さで動かすほか、Time、音声全体の強さを表すLevel、低域・中域・高域の強さを表すBass・Mid・Trebleに反応させることもできます。Beatは検出した拍の間隔に同期して滑らかに強弱が変わり、Widthは音の左右への広がりに反応します。強さ(0~1)は演出の強さです。Opacityではアイテムの見え方そのもの(1で完全に表示)を表し、Transformでは0で変化なし、1で設定をすべて適用します。Trail Feedbackでは0で大きさの変化・回転・流れが止まり、短い残像だけが残ります。反応の深さは選んだ変調源によって演出が強さからどれだけ動くかを、速さはTimeによる変化の速さを設定します。動きが重くなったら、画質を下げるか自動にしてください。

Color AdjustとColor Map

Color Adjustはアートワークや動画の色を整え、Color Mapは画像の明るさに応じて色を置き換えます。どちらもアイテムと背景に使えます。強さは元の画像(0)と効果をすべて適用した画像(1、既定値)の混合比です。上記の変調設定で、この混合比を動かすこともできます。

Color Adjustの初期設定では、画像は変化しません。

曲情報の背後に落ち着いた背景を作るなら、彩度60%、明るさ−15%から試してください。黒を大きく浮かせずに暗いアートワークを見やすくするなら、ガンマ1.2が出発点になります。

Color Mapは、暗い部分から明るい部分へパレットの色を割り当てます。初期設定は黒から白への連続したパレットです。色の位置を編集するかプリセットを適用し、グラデーションを反転で色順を逆にできます。既存の色の動きの設定も使えます。階調数は滑らかにつなぐ連続、または2~16段階を選びます。2段階では、しきい値(0~100%、既定値50%)で画像を暗部と明部に分け、それぞれに色を割り当てます。上げると暗部側の色になる部分が増えます。2色のポスター風にするなら、濃い青から金色へのパレットで2段階を選び、被写体が見えるようにしきい値を調整してください。柔らかく色を付けるなら、連続を選び、強さを下げます。

プリセット、共有、バックアップ、表示設定

プリセットダイアログでは、名前を付けたレイアウトの保存、読み込み、名前の変更、削除ができます。組み込みプリセットはいつでも使えます。設定 > バックアップ / 復元では、保存したVisualizerプリセットとその背景画像をバックアップできますが、編集中の現在のレイアウトは含まれません。

ツールバーの 共有 を選ぶと、現在のレイアウトのリンクをコピーできます。リンクには背景色は含まれますが、背景画像は含まれません。画像ごと渡したいときは バックアップ / 復元 を使ってください。共有したリンクは EffeTune Web アプリで開きます。mImageViewer の EffeTune へ取り込むには、リンクをコピーしてツールバーの リンクを読み込む を選ぶか、Visualizerの表示中にCtrl+Vを押してください。Effect Pipelineの表示中に貼り付けても、Visualizerが開いて適用されます。読み込んだレイアウトは確認なしで現在のレイアウトを置き換えます。元のレイアウトに戻すには、Edit を開いて 元に戻す を選んでください。

mImageViewer の EffeTune 画面には、デスクトップ版のオーディオ設定はありません。音声グラフは EffeTune に渡された音を表示します。リモート配信中は EffeTune の窓が非表示になり、配信を終えると元の表示状態に戻ります。

設定 > 環境設定... > 表示のVisualizer HDRは、既定では無効です。HDR対応ディスプレイで明るい部分の輝きをより強く表現するには、OSの設定でHDRを有効にし、この項目を有効にします。表示に使う環境もHDR出力に対応している必要があります。HDR出力を利用できない場合はSDRで表示します。この設定はこの端末に記憶され、プリセットや共有リンクには含まれません。

表示のトラブルシューティング

← READMEに戻る