この説明は EffeTune (作者: Frieve-A) の公式ドキュメント (MIT License) を mImageViewer 同梱版に合わせて転載・一部修正したものです。

IR Reverb

カテゴリの説明とプラグイン一覧

取り込んだインパルス応答(IR)と信号を畳み込み、実測した部屋やホール、プレートなどの減衰と空間特性を再現します。合成リバーブではなく、特定の収録環境の響きを再現性高く使いたい場合に適しています。

音質調整ガイド

パラメーター

Decayグラフの読み方

横軸は時間、縦軸は0~-90 dBのレベルです。実線のEDC(エネルギー減衰曲線)は残響エネルギーの減り方を示し、傾きが急なほどテールが短くなります。薄い波形は過渡成分の目安です。マーカーは検出したonset、現在のcut位置、wetのpre-delay、trim位置を示します。RT60は60 dB減衰する推定時間で、算出に適した範囲がないIRでは「利用不可」と表示されます。Decayが100%以外の場合は、変形後の実線と元の点線を比較できます。グラフにマウスを重ねるか、タッチしてなぞると、その位置の値を読み取れます。

ルーティング、ライブラリ、共有

Mono IRは選択チャンネルに適用でき、IndependentではIRチャンネルを独立して保ちます。4チャンネルTrue Stereo IRはLL/LR/RL/RRのクロス経路を使います。Autoでは、ステレオ選択時の4チャンネルIRをすべてこの順序として解釈するため、Quadなど別構成の4チャンネルIRではIndependentまたはDiagonal Matrixを明示的に選んでください。それ以外のマルチチャンネルIRは経路数を制限したDiagonal Matrixとして扱い、サラウンド全組み合わせのクロスフィードは作りません。2ファイルのTrue Stereoは、名前末尾がL/RまたはLeft/Rightで対応するファイルを同時に選びます。

取り込んだIRファイルはインパルス応答ライブラリに保存され、元のファイル名で検索、読み込み、削除ができます。複数をまとめて削除するには、チェックボックスで選択するか、Ctrl+Aで現在表示されている項目をすべて選択してから、選択項目を削除を選びます。WAVデータを格納した拡張子.irsのファイルは、名前を変更せずそのまま取り込めます。mImageViewer では、取り込んだIRも %APPDATA% 内の EffeTune 用の保存領域に置かれます。mImageViewer のデータフォルダーを変更しても移りません。設定の保存先もご覧ください。必要なIRは別途保管してください。

共有URLとプリセットはIRを識別する情報だけを含み、音声データ自体は含みません。IRを利用できない場合はwet音が出ないため、同じIRを再度取り込むか選び直してください。別のIRに置き換えることもできます。原音はDryとDry Levelの設定に従います。

無料で入手できるIRは、York大学のOpenAIR、EchoThiefのダウンロードページ、Freesound内の個別IRなどから探せます。ただし「無料」は無条件利用を意味しません。OpenAIRはコンテンツごとにライセンスが異なり、FreesoundにもCC0、CC BY、CC BY-NCがあります。ダウンロード元で対象ファイルの条件を確認し、作者・出典・ライセンスをファイルと一緒に保存してください。必要なクレジットを表示し、商用利用や再配布が許可されているかも確認してください。EffeTuneはライセンス情報を保存または検証しません。