音楽ビデオの作成
音声に画像・スペクトラム・鍵盤・文字・歌詞などを重ねて、MP4 の音楽ビデオを作れます。 別ウィンドウのエディタで、曲を聴きながら配置や動きを調整します。
エディタを開く
一覧のチェック選択を解除してから、音声ファイルを右クリックし、「音楽ビデオを作成」を選びます。 チェック選択が残っていると、この項目は表示されません。 音声ファイルの再生中は、音楽ビューの右クリックメニューからも開けます。動画の音声モードは対象外です。 選んだ音声がエディタに読み込まれます。 この起動操作にショートカットキーはありません。
画面の構成
| 場所 | できること |
|---|---|
| 上部のツールバー | プロジェクトや素材を開く・保存する、動画を書き出す、再生・一時停止、時刻の指定、元に戻す・やり直す操作を行います。 |
| 左の「レイヤー」一覧 | 映像に重ねる要素を追加・選択・削除し、重なり順を変えます。一覧の上が奥、下が手前です。 |
| 中央のプレビュー | 現在の時刻の映像を表示します。「選択レイヤーの枠」で、選んだ要素の位置を見つけられます。この枠は書き出す映像には入りません。 |
| 右の「レイヤー」タブ | 選択中のレイヤーの位置・大きさ・不透明度などを調整します。表示される項目はレイヤーの種類によって変わります。 |
| 右の「モジュレータ」タブ | 音に反応する動きを設定します。 |
| 右の「プロジェクト」タブ | 「出力」で fps を選び、「表示ゲイン」で鍵盤の点灯の強さを調整し、プロジェクト・音声・画像の保存場所を参照できます。表示ゲインを変えても音量は変わりません。 |
| 下部の「タイムライン」 | 音声波形とキーフレーム、歌詞の時刻を表示します。波形や行の時刻部分をクリック・ドラッグすると、その位置へ移動します。 |
| 最下部のステータスバー | プロジェクト名、未保存の印、処理の進捗や結果を表示します。「詳細」から最近使ったプロジェクトや未解決の素材を開けます。 |
基本の作り方
- 音声を変更する場合は、上部の「音声を開く」で選びます。
- 「背景画像を開く」で背景を選び、左の「+ レイヤーを追加」で重ねる要素を追加します。
- 左の一覧でレイヤーを選び、右の「レイヤー」タブで見た目を調整します。 重なり順は「一覧の上へ(奥)」・「一覧の下へ(手前)」で変更します。 削除は「選択中のレイヤーを削除…」を押し、確認画面で決定します。
- 上部の「再生」・「一時停止」と「時刻 (秒)」、下部の波形を使って、曲の各部分の映像を確かめます。
- 編集を続けられるようプロジェクトを保存し、「MP4 を書き出す」から動画を保存します。
追加できる要素は、画像、円形スペクトラム、直線スペクトラム、mIV と同じ横長スペクトラム、 mIV スペクトラム + 鍵盤、ピッチ鍵盤、進捗バー、時間表示、テキスト、歌詞、単色です。 テキスト・時間表示・歌詞には、縁取り、追加縁取り、ドロップシャドウ、エコー、背景ボックス、字間・行間の調整を使えます。
円形スペクトラムの「内側の円」は、枠の短辺の半分を基準にした割合を % で指定します。 バーは枠の端まで伸びます。枠を大きくすると内側の円も大きくなります。
レイヤーが画面をはみ出すと、その部分だけが見えなくなります。 円の大きさや画像の枠への合わせ方は、レイヤーの枠全体を基準にします。
画像の「枠への合わせ方」は、「切り抜いて埋める」・「全体を収める」・「引き伸ばす」から選べます。 「+ レイヤーを追加」から加えた画像は、縦横比を保って中央に置き、全体を収めます。背景画像は枠を埋めるように表示します。
重なり順の変更・削除・追加のボタンは一覧の上にあり、レイヤー名の一覧だけをスクロールできます。
動きを付ける
キーフレームで時刻ごとの値を決める
動かしたい時刻へ移動し、レイヤーのプロパティにある「◆ 現在にキー」でキーフレームを追加します。 別の時刻でもキーフレームを追加して値を設定すると、位置・大きさ・不透明度などを時間に合わせて変えられます。 タイムラインの ◆ を選ぶと時刻を数値で修正でき、ドラッグでも移動できます。 値をなめらかにつなぐ項目では「線形」「イーズイン」などの補間方法を選べます。 不要なキーフレームは「キーを削除」、時間による変化をやめる場合は「定数に戻す」を使います。
モジュレータで音に反応させる
- 右の「モジュレータ」タブで「+ キックに合わせる動きを追加」を押します。
- 「反応するもの」と「範囲指定」で、反応させたい音を設定します。音の範囲は Hz または音名で指定できます。
- 動かすレイヤーを選び、「レイヤー」タブの「変調の割り当て」を開いて「+ 割り当てを追加」を押します。
- 使うモジュレータと、変える項目を選びます。「不透明度」「全体の拡大縮小」「回転」などから選び、「量」で変化の大きさを調整します。
「全体の拡大縮小」は枠の中心を基準に、文字や装飾を含めたレイヤーの大きさを変えます。文字や一部の装飾は、描画の上限に達するとそれ以上大きくなりません。 枠の幅・高さを直接編集したときは、文字の大きさは変わりません。 「円形スペクトラムの内側の円」の量は % で指定します。
歌詞と LRC
「歌詞」レイヤーでは、歌詞を 1 行ずつ入力・貼り付けできます。 曲を再生しながら「次の行へ」を押すと、まだ時刻のない行に現在の時刻を付けられます。 空行は歌詞を消す区間として使います。「行ごとの時刻を修正」や、タイムラインの ◆ から時刻を直せます。
「LRC を読み込む…」で時刻付き歌詞を取り込み、「LRC に書き出す…」で保存できます。 読み込みは UTF-8 と Shift_JIS に対応し、書き出しは UTF-8 です。 時刻を設定していない行は LRC に出力されません。歌詞の編集内容はプロジェクトにも保存します。
プロジェクトの設定・保存と再開
右の「プロジェクト」タブ →「出力」で、フレームレートを 24 / 30 / 60 fpsから選べます。既定は 60 fps です。解像度は1920 × 1080で、エディタ上では変更できません。 fps はプレビューと書き出しの両方に使い、プロジェクトに保存されます。「元に戻す」「やり直す」も使えます。 保存済みプロジェクトの fps が選択肢以外の場合は「このプロジェクトの値」と表示し、選び直すまで元の値を保持します。
「プロジェクトを保存」で編集内容を .mivmv.json ファイルに保存します。
別名で残す場合は「名前を付けて保存」、再開する場合は「プロジェクトを開く」を使います。
最下部の「詳細」→「最近使ったプロジェクト」からも開けます。
一覧の「一覧から外す」は履歴から外す操作で、プロジェクトファイル自体は削除しません。
プロジェクトには音声や画像の保存場所を記録します。素材そのものをまとめて埋め込む形式ではないため、 別の PC へ持ち運ぶときは素材も一緒に用意してください。
未保存の変更がある状態で「新規」、別のプロジェクトを開く操作、ウィンドウを閉じる操作をすると、 「未保存の編集の確認」が表示されます。 「保存」で残す、「破棄」で変更を捨てる、「キャンセル」で現在の編集へ戻ることを選べます。 自動保存や異常終了後の編集内容の復元はありません。途中でもプロジェクトを保存してください。
MP4 の書き出し
出力の解像度は1920 × 1080です(エディタ上では変更できません)。fps は書き出す前に 「プロジェクト」タブ →「出力」で 24 / 30 / 60 fps から選びます(既定 60 fps)。 「MP4 を書き出す」を押すと、プロジェクトの出力サイズ・フレームレートの確認表示と書き出し設定が表示されます。
- エンコーダを選びます。既定は「エンコーダ: 自動」です。使用する PC に応じて、NVIDIA NVENC、Intel QSV、AMD AMF なども選べます。
- 「映像ビットレート (bps)」を設定します。既定値は 12000000 bps(12 Mbps)です。
- 「保存先を選ぶ」で MP4 の保存先を決めます。既存のファイルを選ぶと上書きの確認が表示されます。残したいファイルがある場合は別の名前を付けてください。
- 進捗画面で処理の段階とフレーム数を見られます。中断する場合は「中止」を押し、中止が終わるまで待ちます。
エンコーダと映像ビットレートの設定は次回の起動用には保存しません。fps はプロジェクトに保存されます。 映像を静止画として保存する場合は、上部の「連番 PNG を書き出す」も使えます。
キー操作
エディタのショートカットは固定で、カスタマイズできません。mImageViewer 本体のキー設定は引き継ぎません。
| キー | 操作 |
|---|---|
| Ctrl+Z | 元に戻す |
| Ctrl+Y | やり直す |
| Ctrl+Shift+Z | やり直す |
文字の入力中は、その入力欄の編集や日本語変換を優先します。レイヤーや時刻付けの変更を戻す場合は、上部の「元に戻す」も使えます。 再生や保存は、画面上のボタンから操作してください。
素材が見つからないとき
素材を移動・削除した後にプロジェクトを開くと、未解決の素材が表示されます。 最下部の「詳細」→「未解決の素材」から、画像・音声・フォントの問題を参照できます。 画像は「画像を差し替える」で選び直し、音声は「音声を開く」で選び直してください。
文字の描画に必要な作業量が上限を超えると、その文字レイヤーを描画せず、同じ詳細画面に理由を表示します。 文字のサイズ・文字数・装飾を減らしてください。この問題があるフレームでは書き出しも停止します。
通信とデータの保存
音楽ビデオエディタはネットワーク通信を行いません。 プロジェクト・MP4・LRC・連番 PNG は利用者が選んだ保存先へ書き出します。 最近使ったプロジェクトの一覧と動作記録・エラーログは mImageViewer のデータフォルダに保存し、編集用の一時データは Windows の一時フォルダに置きます。 保存場所の詳細はプライバシーポリシーをご覧ください。